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最初の章のほうだけがタイトルの内容で、後半は別の話題になるという新書の典型本だった。
けれど「俺は聞いてない」っていうのは、どういう心理で発せられるものなのかがわかってよかった。
このタイトルのような人への接しかたに苦しんでいる人は一読するのがオススメ。(ただ最初の2章まででいいとおもう。)
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榎本さんの著書を最近けっこう読みますが、うーーん、これはちょっと、内容として薄かったかなあ。
タイトルにあるように「俺は聞いてない!」というように発言するひとの心理がどのようなものか、そしてそれへの対応の仕方や、日本のコミュニケーションの特徴まで、いろいろ書いてはいるけど、同じことを繰り返しているような印象が強かった。
そもそも、実際には事前に伝わっていたのに「俺は聞いてない!」という風に発言するような人間に、会ったことないんですよね。なので、全体的に眉つば読まざるを得なかった。
ただ、めっちゃ共感したのが、この本で取り上げられているような人間は、聞かされた内容が問題なのではなく、「聞かされる」という事実自体が大きいという部分。これはその通りやなあと思いました。
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日本的組織の問題点や日本組織とは何なのか詳しく書かれており一読する価値がある。日本的組織をどう使えばうまくいくのかがよくわかる。
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これは酷い。
一般の組織人なら既に実感として理解している程度の解説、実証データは同じものを繰返し再掲。挙句に結論は、『〜良さを残しつつ〜も大切にする、新たな行動スタイルの確立を模索していく時機がきたのではないだろうか。』。こんな情緒的な問題提起型の結論なら小学生でも書けますね。
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言っていることはわかりますが、なんだか欧米バンザイに見えなくもないかなという内容ではありました。実際書かれている内容に該当することは多々ありますけど、なんだか悪い側面だけ取り上げている感じ。
欧米形式のコミュニケーションは物事をはっきりいえる分よいこともありますが、集団の力に頼れない部分もある。日本式の経営では物事の決め方が遅いというのは事実ですし、そこは否定しませんが、硬軟おりまぜて、いいとこどりで仕事を進めるのが正しいかな。と、思ってます。すべてがすべてうなずけるという内容ではなかったですね。
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上司の生態とはわかりにくいものである。
とにかく知らされたい、生き物なんだ。
報告がないと疎外感があるのだ。
孤独な生き物かもしれない。
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自分の未熟さや弱さを素直に認めることができず、そこから目を逸らそうとするとき、劣等感は劣等コンプレックスを形成する。偉そうに振る舞う上司は、劣等コンプレックスに動機づけられている。
自己愛パーソナリティというのは、自己愛が平均的な人より過剰な人のもつパーソナリティをさす。情緒不安定なので、自信があるのか、それとも自信がないのか。二面性がある。
暗黙の了解、以心伝心、察し合い、遠回しな言い方が多用されるのも、日本が高コンテクストのコミュニケーションが流通する文化だから。
欧米人がはっきり言葉に出さないと通じ合えないのをみて煩わしく思うのも、日本のような高コンテクスト文化でははっきり言わなくても汲み取ってもらえるから。
聞きたい情報は認知回路に取り込まれるが、聞きたくない情報はともすると認知回路からおぼれ落ちる。
甘えというのは、個と個が分離しているという冷たい現実を拒絶する心理といえる。相手と自分との間に一体感を感じることと言っても良い。
すねる、ひがむ、ひねくれる、うらむといった心理は、甘えたい気持ちが受け入れられないときに生じる
PM理論
P機能、パフォーマンス機能のこと。
M機能、メンテナンス機能。気持ちに配慮しながら集団をまとめていく。
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日本はコンテクストを重視した社会。
僕の感想です。
高コンテクスト社会の日本には良いところもあるが、悪いところもある(というか、悪いところが気になる)。
だからといって、ロジカルシンキングやディベートの手法で、問題の解決を図ろうとしても、効果は薄いかも(集団が受け入れがたいから)。僕はそう感じました。
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つまんなかった、というか読んでてつまんない。あんまりプラスになる事が無くて、中身も使い回したコピペ文章ばかり。3ページくらいにまとめられそう。
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コミュニケーション不全から来る軋轢について記述した一冊。
とかく、権威を振りかざしたがる旧来の上司の対応に苦慮してる人にはお勧め。
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政治家の、俺は聞いてない!は絶対に認めないの意味。
見下され不安というのは、人からバカにされているのではないか、といった不安。
ほうれんそうがないと疎外感を感じて、不安になる。
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コミュニケーションの明快なスキル→自分が明快さを嫌う→曖昧なまま
上司のメンツ→知らされていないことを嫌う。
職務中心ではなく職場中心→制度より人間関係
存在感をアピールしたい上司の心理,鋭い質問は難しいので「聞いていない」
パワー動機→人が思い通りにいかないとフラストレーション,イライラ
国会議員「俺は聞いていない」→事前に相談していないので,絶対に認めない。
1本の法律をつくるのに,100人以上に根回し
何を決めるのにも,事前に自分に相談→自分がキーマンという万能感
メンツへの配慮
アドラー→劣等感を人間の成長の原動力
コンプレックスに駆られる→自分が見えない。衝動的な行動。冷静に考えればみっともない行動も平気
部下の体調より自分の立場が気になる上司→知らなかったことを気にする愚
①課題志向型リーダーシップ②情緒志向型リーダーシップ
自己愛性パーソナリティ障害
「察して動け」
日本→高コンテクスト(文脈)文化
自分の記憶も疑ってみる→対策を立てるべき。
メンツを重んじる日本社会→子供のころから恥を知る教育
飯島勲秘書官→突如秘書を辞職
欧米→コミュニケーション→論理的,説得力 日本=関係保つ手段
政治家→政策より感情
ウチとソト→日本は場の意識が非常に強い→ムラ社会
メンツを潰さないために知恵を尽くす日本人
上司は傷つきやすい→有能でありたい。嫉妬深い。存在感を示したい。→時に不合理な動き
ロジカルシンキング,ディベートを重視してこなかった→場に応じて適切に用いるよう心がけるべき
オリンパス事件→新社長が院政に気付き,愕然とする。→場の意識が組織を蝕んでいる。
政治家,官僚,財界のピラミッド→頂点がない
日本的リーダーは無知,無能のふりをする→調整役,どこか抜けていると部下の出番。
勉強,スポーツ→自分のため。 ×親,監督のため
ネット社会→空気読み社会を助長
P理論,M理論 パフォーマンスとメンテナンス
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表題の人って、寂しがり屋なのね…。って部下や、周りの人が優しくなれたら世界は穏やかに回るのだろうか…。しかし、それ位の心の余裕が無いと付き合っていけない?
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なぜ怒り出すのか?
→日本においてのコミュニケーションは良好な関係を保つための手段であるがゆえに、あいまいになるからこそ俺は聞いていない土壌が生み出される
ロジカルシンキングを駆使すると場から排除される危険があるので、適切に用いる必要がある
私たちは相互協調的自己を生きており、どうしても仕事上の本来の目的よりも関係性を気にしてしまうという習性があることを意識しておくことが課題志向へのシフトの第一歩
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日本人独特の「場」を大切にするという人間関係の在り方(=中枢にいる本当の意味の権力者はいない。日本人のトップというのは権力者ではなくて配下の気持ちをまとめる調整者。心理学者の河合隼雄氏は「中空構造」といっている)によって文化が成り立っているために、日本では欧米と違って個人に明確な業務の境界がひかれていない(職場によって助け助けられながら仕事をまわす)、能力な突出した人にもダメな人にも一定範囲で点数をつける人事評価、根回しという文化、コンプラ通報者などいちど職場仲間を非難するような行動をするとメンバーからのけ者にされてコンプラ通報者のほうこそが苦難に陥る構造、物事の正当性よりは名誉を守るほうが大切なことなど、何に私たちが規定されているのかがとてもよくわかる本。面白かった。また再読したい。