紙の本
私の好みではありませんでした
2016/09/06 22:29
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
う〜ん、なんか足りないと言う感じです。どこが駄目というはっきりした欠点のようなものではないのですが、物足りないという感じが読んでいる時から読み終えて数日経った今でも変わりません。
作品がどうのこうのというのではなくて、自分の好みではなかったというなのでしょうか。
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朝井まかての時代小説
2023/12/28 09:49
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
逆恨みは恐いですね。一方的に恨んで仕返しをしようと虎視眈々と狙ってくる。そういう時はどうしたら良いのか。味方を多く持つことなのかな。
主人公のちゃらは、良い師匠に恵まれた。仲間に恵まれた。その恩恵を当たり前として受けるばかりでなく、それに報いるために懸命の努力をする。だから彼を見捨てないものが増えていくのかも。そして、一番近い存在だからこそ、大切なものが分からない時がある。失いそうになったり、失ってから気付くと悲しいものだ。間に合うのか。
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おいしい夏の風
2021/04/29 15:27
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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名だけをみると何か面白い事がと思ったり、逆にちょっと読むのを躊躇したりするのではないだろうか。作者お得意の江戸時代職人もの時代小説。職人一徹の親方、その娘、石組の達人に物知りの庭師、そして主人公のちゃら。娘と主人公の友人知人。単なる拾われた主人公と親方の娘の恋の物語ではなく。みんなが大きな事件に巻き込まれていく。最後は悲しい結末と思いきやハッピーな結末が。江戸の職人の生活や地名、季節、そして作庭や植物の描写に毎回ながら感服する。今回の千駄木、団子坂、深川佐賀町等風景が読んでて思い浮かぶ。10年ほど前の作品ながら疫病が流行った時、居酒屋で酔った町人が「御公儀ってのはご政道が生業じゃないか・・・」先が見えていたのだろうか。
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ラストは嬉し泣き!!よかった!!
2016/02/18 10:03
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投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸における庭の重要性がさりげなく、そして力強く書かれている。庭って適当に作っているんじゃなかったのね。当たり前のことなのかもしれないけれど、考えたこともなかったのでとても新鮮な気持ちだ。今後、庭をみる機会があれば、ちゃらや辰蔵親方を思い出そう。そして玄林も。玄林はいいヤツだっただけにとても惜しい。でも自分の正義であっても、それで人を傷つけてはやっぱだめだよね。伊織も立派になったし、五郎丸は心底さわやか。お百合の気持ちを汲んで身を引くなんて相当にできた男。そしてなんといってもラストの感動!終幕は嬉し泣き♪
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庭師の「ちゃら」は元浮浪児。
江戸の職人の心意気と起こった事件での活躍。
痛快時代小説がはじまった。。。
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作者の第二弾か!
今回は庭師、孤児ちゃらが庭師一家「植辰」で成長していく過程で、娘お百合との係わり、そして師匠の京時代の逆恨みからとんでもない事件に
構成も凝ってあり、時代背景も
最後、短いけどハッピィエンド?
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江戸時代の庭師という職業が興味深く、概ね面白かったです。終章に差し掛かって、悪役を追い詰める段が唐突な気がしたのと、最後のオチが作り過ぎというか狙いすぎというか、若干あざといかな~?と。庭造りを『空仕事』というのが気持ち良いですね。
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全一巻。
今年の直木賞を受賞した人。
庭師の話。
ただ、専門的な話はあるものの、
先日惜しくも、本当に惜しくも亡くなられた
山本兼一的職業小説ではなく、
どちらかというと庭師が舞台の市井ものって感じ。
軽快なテンポと個性的な登場人物たちが魅力的で
世界を好きになるタイプの物語。
最後まで一気に読まされたけど、
少し話を盛り込みすぎた印象。
一つ二つ要素を抜いたらスッキリ分かりやすくなるのに。
主人公の庭師としての葛藤とか、
「何か知らんけど、何となくすごい才能が隠されてそう」
って曖昧な感じとか、
クライマックスに収束しなかったのが残念。
結果、庭師の物語なのか、人情ものなのか、
少しどっちつかずになってしまった気がする。
シリーズにするか、もう少し長く書いてほしかった。
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よかった!さらっと読めてしまうけれど、江戸の職人気質がささる。妙青尼の優しくも凛とした言動も心が洗われた。
人ってのはすごいもんだ。一度小さな失敗をしておくと軀が覚えちまう。・・・新セtが過ぎるとその機会を奪っちまう。もしかしたら俺が拵えようとしてた庭は、そういうことなんすか(P83)
→トレーニングの時には注意しないと!
あの人たちをいずれ世間に帰すのが私の務めです。ですが、この世は強い人間ばかりではないのですよ。何の希望も持てず辛苦に立ち向かえず、捨て鉢になってしまう人間の方がむしろ多いでしょう。そんな人々をお助けするのが仏の道であるはずなのに、何をして差し上げればよいのかが見いだせずにおります。(P212)
→ついつい相手も自分と同じ強さ・弱さがあるという前提で会話してしまうけど、相手の弱さにも配慮できる人間性って素晴らしいね。。
死ぬのもええもんやと思いますわ。皆、死ぬために生きる。いつか死ねるから、生きてられる。この世におるのも少しやと思うたら、こんなにつらかったことも懐かしいもんになる(P221)
→まだこの境地はわからないけど、そう思いながら死にたいねぇ。
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「実さえ花さえ」がとても良かったので
記憶していた作家
嫌味の無いキャラクター
次々浮かぶ庭の景色
かわるがわる頭に入るストーリー
好きです
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面白かった。
好みの内容でどんどん読み進めた。
ちゃらのキャラもいいし、登場人物がまた良かった。
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江戸の植木職人の話………
かと思いきや、
途中からからはミステリー。
お話し作りすぎ感あり。
出だしが面白いだけに、、、
職人話を突き詰めたのが
読みたかったな。
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普段は「きれい」とか「気持ちいい」としか思わない日本庭園の魅力だけど、その奥深さを「エンターテインメント」として表現した本と言えるかも。。。
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空仕事・・・庭師の世界を舞台にした江戸時代の物語。
私も、庭師としてのちゃらの成長物語としての方が好みかなぁ。いろんな人との出会いや「庭」の奥深さをほんのりと感じながら・・・。
澄み切った空のようなちゃらのあり方が心地いい。
ミステリーとしても悪くはないんだけど、白楊のことはともあれ、あの人をそこまでさせた理由が消化不良で、ちょっと残念。
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終盤は、読むのがつらくなる展開で、読む手が止まりがちになった。最後のページが無かったら、精神的なダメージを当分引きずるところだった。