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今回のどんでん返しは中山さんにしては控えめな感じ。その代わり、何とも言えない読後感があります。やっぱり中山さん、凄い。
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ミステリーというよりショパンの解説本。曲を知っていればより楽しめるのかも。岬先生はまさに神業の持ち主であることが明らかに。
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いろんなものが詰まりすぎて上手く言葉に出来ません。
本の内容についてあれこれ言う必要もないかもしれません。
いつまでもショパンが鳴り響く世界であるように。
ショパンのノクターンを鎮魂歌に。
おやすみなさい。
あぁ、これだけは書いておこう。
日本人の天才ピアニストが登場します。
間違いなく彼の方です。
本人演奏の動画とあわせてお聞きください。
世界が何倍にも広がります。
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岬先生シリーズ第3弾。ショパンコンクールでの殺人事件、そしてテロ・・・
やっぱりこれは、音楽青春モノだね、なかなか良いです。
ミステリー部分が雑でも、これならアリ。
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6月-7。4.0点。
岬先生シリーズ。ポーランドのショパンコンクールに出場。
テロが相次ぎ、コンクール会場でも殺人が。
謎のテロリストが、コンクール関係者。。。
面白かった。ミステリ要素は、あっけない気がするが。
情感のこもった音楽描写は秀逸。感情移入できた。
最後の岬の演奏は、涙が出てしまった。
次作も期待。
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岬先生が主役級で嬉しかった。
演奏描写に思わず目頭が熱くなる。
シリーズの中で一番好きかも。って、前2作忘れてるけど!
謎解きよりも、音楽を味わった。
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今回はポーランドを舞台に、ショパン・コンクールやらテロやらで、
話が大きくなってきている。
岬センセイは、コンクール参加者として、そしてまた謎解きで活躍。
でも、なんだか話が大きくなりすぎて、現実感が乏しいというか、
納まらないというか・・・・
頁のほとんどが、演奏の描写につかわれていて、それはそれで
すごいんだけど、さすがに飽きてきて、最後の方は飛ばし読み状態。
ヤンの苦悩も、くどくてうんざり。
そのわりには謎の部分は、すごくあっさりと書かれているような・・・
両方を組み合わせるのには、今回の設定は些かやり過ぎだったのでは?
などと思いつつ、なんとか読み切った。
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岬洋介シリーズ第3!初の海外シリーズで舞台はポーランドのショパンコンクール。
岬先生の話はほんと大好きです。岬先生の言葉を聞くと現実から逃げてはだめだ!という印象を受けます。ただ辛辣に言葉を放つわけではなく、導いてくれる言葉を紡ぎ出してくれるので何度も読み返したくなります。
今回はミステリーより音楽描写の方が多かった気がします。
私はショパンも大好きなのでたまりません!ショパンの曲の中でバラ3がぶちたまらん(^^*)
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岬さん、ショパンコンクールに出るほどの人だったんだー。
ショパンは好きだし、弾く機会も聞く機会も多かったので、なじみ深いせいか、シリーズ3作品の中では一番しっくりきました。
推理要素は少なく、一人のピアニストの成長物語という気分で読みました。このシリーズは、まだ続くんですかね。岬さんの体が心配ですね。
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前々作、前作は「音楽を題材にしたミステリー小説」であり、演奏部分の描写もあまり多くないのでミステリー小説として確立している印象があったが、今作は「音楽小説にミステリーを少し加えた小説」という印象。
音楽に興味があり、なおかつミステリーも楽しみたいという方は楽しめると思うが、音楽に知見がない私にとっては、演奏シーンの描写が多すぎると感じ、正直かなり読むことが苦痛だった。そして肝心のミステリー部分はどんでん返しと呼べることものではなく、前々作、前作と比べかなりミステリー部分の質が落ちたと言わざるを得ない。
そもそもこのシリーズはある程度音楽に知見がある層を対象としていることも予想されるのでこのような感想はお門違いかとは思うが、前々作、前作は音楽に知見が無くても純粋にミステリー小説として楽しむことができた。そして演奏シーンの描写にも惹き込まれた。今作であまり演奏シーンに惹き込まれなかったのは恐らく演奏シーンが多すぎてややうんざりしてしまったからだと読後に振り返って思う。次回作はもう少しミステリーの比率を大きくしてほしいと思う。中山氏お得意のどんでん返しを期待しています。
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岬シリーズの続編。前作、前前作とも面白かったので期待していたのだが。
音というものを文章でここまで表現したことは、純粋にすごいと思ったが、音楽シーンが多すぎて、ミステリ部分が霞んでしまっている。著者はクラシック大好きということだが、少しやりすぎか。次作に期待。
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岬洋介シリーズが大好きなので、待望の3作目。今回もミステリ要素はおまけ程度でがっつり音楽シーンを味わいました。特に今回は岬が先生ではなく、一人の演奏者として戦っているシーンが多かったので、圧巻の演奏シーンにこちらまで揺さぶられました。戦争シーンが唐突に挟まったので何事かと思ったけども、まさかの展開で胸が熱くなりました。いつか岬の音楽が世界を救うんじゃないかとさえ思わせる。
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岬先生、カッコ良すぎでしょう!
これまでの二作は、ピアノ教師・岬先生でしたが、今回はとうとうピアニスト・岬洋介。
作者の丁寧な書き込みから、読み手もどっぷりと音楽の世界へハマることができます。今回の主人公・ヤンと共に、感情を揺さぶられまくりでした。
やっぱり、ミステリーというより音楽小説です。
ファイナルでの一幕は、「おいおい、上手く出来すぎだろー」と思わなくもないけれど、あれだけの演奏をした岬洋介に何も無しとはいかないし、前々作のキャラ再登場ともあわせて読者サービスだと割りきって読みました。
岬シリーズでは、これがダントツ1番です。
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シリーズ3弾。
舞台が海外ということもあり、これまで様々な事件を解決してきた岬は事件捜査の前面には出てきていない。どちらかというと今作ではピアニストとしての岬のすごさがクローズアップして描かれている。
いつもラストに驚かされる中山作品。今作もこの人が…と思いつつ、途中の伏線がラストにこういうことかと納得。そして、音楽の持つ力を感じる作品だと思った。
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映画化された「さよならドビュッシー」を観たときにシリーズ最新作の本作が刊行されていることを知り、文庫化なんて待ってられず、即本屋に駆け込んで買ってしまいました。
しかし本作はスケールがデカいというか… 音楽界ではほぼ無名だった岬洋介がポーランドのショパンコンクールに推薦されるは、コンクールと並行してテロリストとの闘いが進行するはで、前作まであった身近な世界観が一気に遠い存在に感じられ、これまでの2作とは大きく雰囲気が変わった印象があります。
読中はコンクールとテロという、一見交わることのなさそうなイベントがどのように交差するか。犯人は一体誰?そこに岬洋介がどのように関わってくる?この辺りが”気になるポイント”として、終止頭をよぎりながらページをめくっていました。
結局、劇中発生する事件はかなり終盤で急転直下で展開するため、あっさりとした印象を受けてしまいました。が、本作の主人公というべきポーランド人ピアニスト、ヤン・ステファンスのアイデンティティへの葛藤や、彼を含むコンクールに参加した何人かの演奏描写など、ミステリパートよりピアノ(音楽)バトルや一人のピアニストの成長物語の方に興味を惹かれました。
それもあって、パキスタンでの人質救出エピソードなどに「それは大げさすぎやろ」と思いつつ、総合的には非常に満足な読了感。もう少し岬洋介が音楽的にも推理的にも活躍する描写が欲しかったという気もしますが、もう一人の主人公として活躍するヤン・ステファンスの成長ぶりが目覚ましくて、(本作における)岬の薄い存在感を補って余りあるそれがありました。
最近ドラマ化された人気小説シリーズに比べると、キャラの印象などは薄味かもしれませんが、個人的にはそれらシリーズよりもお気に入り。スケールアップしすぎて次の展開が難しそうですが、末永く続いてほしいと祈っております…