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トム・ブラウン・ジュニアの『ヴィジョン』の続編として書かれた本です。
普遍の道を求めて南北アメリカ大陸を股にかけ、未来の人類に古来の道を伝えるために生涯を捧げたリパンアパッチ族の末裔グランドファーザー。彼が人生をかけて残した、終末的(マッドマックス的な)未来への警告。
我々はこの危機的時代をこれからどう生き残っていけば良いのか?
続きものなので、まず『ヴィジョン』を読んでからでなければ、内容は理解し難いかもしれません。
自然が大好きな人。
物だけじゃない、心の世界を感じ、信じる人。
腐り切った人間社会に絶望している人。
生きていく目的もなく、何をすればよいかも分からずただ呆然と生きている人。
この世界はおかしい。
変えたいけれど、自分はあまりに無力すぎると感じる人。
なぜ人類はここにいるのか?地球上での本来の人類の役割とは何なのか?人類として生まれた意味は?
…そんな思いのある人は、迷わず読んで欲しいと思います。
環境汚染が末期状態の今現在、勇気を奮い立たせて立ち上がらせるパワーを持ったこの本を、
出来るだけ多くの人が読んで、理解出来たなら…
この本の内容には、世の中を変えていくだけの普遍的な力があると思います。
ぜひ『ヴィジョン』から読んでみてください。