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一語一句の書き方指導は皆無で、フリーのライターはどんなものか、どうアピールしていったらよいか、という処世術的なことが盛りだくさんな内容。経験に基づいているので、説得力あります。
しかし、フリーライターという職種を、正面きって、「いい仕事」と言う人は初めて見た。儲からなさそうなイメージあるが、いろんな面から見てみると、総合的には満足度が高くなる場合(人?)もあるのか、と目から鱗でした。
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・ウェブは新聞や雑誌、本と比べて独特の読まれ方をする。それは、ページを順にめくるのではなく、時系列とはそわない、縦横無尽な読まれ方をするから。だからこそ、正しく伝わることを意識した書き方が求められる。
・4W1H(いつ、どこで、だれが、何を、どのように)を入れた文書。これは本文だけでなく、タイトルにも同じことが言える。その基礎を取り入れた上で、より目を引く表現は何かを考えることが重要。
・ウェブは基本的に、いつまでもネット上で情報が残る。だからこそ、曖昧な、不足ある情報を流さない。また、不特定多数に見られる情報なので、普段使わない感情的な言葉はネットでも使用しない。ネットは行間が狭いので、1行40文字×3行以上のかたまりは極力避ける。不用意な敬語は返って伝わりにくくするので気をつける。
・チェックポイントを明確にすることで、誰でも伝わりやすい文章が書ける。その標準化を図ることを行なっていきたい(表現ルールの統一など)。
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ウェブで伝わる文章を書くための入門書。ブログやSNSで情報発信しやすい今日。発した文章が伝わらなければ意味がない。なるべく一文を短く。数行ごとに改行。情報の羅列は箇条書き。情報の要約はリンク元。情報の詳細はリンク先。いつ?どこで?を明確にする。校正で言葉使いを統一させる...などなど。ネットで文章を扱うなら、まず読んでおきたいところ。
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「伝える」と「伝わる」が違うよ。というのにぐさっときた。
私は、「伝えた!完!」ってなりがちだけど、
伝わるには、そもそも読む人の目にとまらないといけない。
読み手が何を求めているかを知り、読み手に興味を持ってもらうことが大事。
(メリットやデメリットを伝えることは、興味にもつながるらしい!)
ウェブは紙と違って、ページを捲るとか順番がない。
リンクから直接飛んできたりもする。
だから、ページトップの冒頭で、概要を書いて相手の目に止まることが大事。
背景をつらつら書きたくなるけど、最初にユーザーにやってほしいことなどの結論を伝える。背景はあと!
最初、HP作る人とかにだけ関係ある話かなって思っていたけど、
実践編でお知らせとか告知とかで気をつけることが書いてあって、めちゃくちゃ普段から使うじゃーん。ってなった。
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著者はYahoo!知恵袋の企画・設計を担当されていた方です。
紙とウェブでは文章を書くにあたって気をつける点が違うことを、例を使って説明してあります。
ウェブは誰が読むかわからない媒体です。しかし、大勢が読むからいって漠然とした文章では伝わりません。
読む人のイメージを絞ることがとても大切だと学びました。
文章を書いていると、つい言いたいことを中心に書いてしまいます。読者の立場になって、読者が読みやすい書き方を練習する必要があると感じました。
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良書:一般的な文章の作成以上に気合いが必要なウェブな文章のつくり方の伝授書です。
いちばん大切なことは、単純明快なことです。そして、「読者の立場になって考える」という点です。
気になったことは以下のとおりです。
・読み手である相手側の立場を想像し、相手がぜひ目をとめたくなるような工夫や配慮を施す必要がある。
・ウェブ文章と一般の文章との違いは、文字だけではない
ウェブは画像、動画、図表、グラフをふんだんに使える。
紙の本のように、ページをめくることはできない。
・一読してわかる伝わる文章を書くこと
・ボタンの意味がよくわからないと、押すのをためらってしまう。
・伝わるとは
① 目にとまること
② 選んでもらうこと
③ 読んでもらうこと
・難しい漢字や、見慣れない表現や表記を使わないこと
・ウェブ文章の見出しは2種
① 文章そのもののタイトルにあたる部分の見出し
② ウェブの特性であるリンクに関する見出し
・要約の方法は
① 読者に伝えるべき、基本的な事実の部分
② 読者の興味・関心をかき立てる部分
・ウェブにのせるのは、4W1Hの2W
大切なのは、いつ(When)、どこで(Where)
なぜか対象外のは、なぜ(Why)
・ウェブ文章のポイントは4つ
① 主節は前に、従節は後に
② 意思・要件を明示する
(これからすること、これからしてほしいこと)
③ キーワードを意識して書く
④ 過剰の敬語はつかわない(冗長→簡潔に)
・文章表現術
① 短文 1行40文字で、3行内にまとめる
② 行間を広く、見やすく
・列挙するときは、箇条書きを
・本文は簡潔に、リンクを張り、詳細はリンク先に記載する
・わかりやすく画像を使う
・専門用語はつかわない
・変化を明示する 前回 〇 今回 〇
・ウェブ文章のつくり方
① 見出しを書く
② 本文を書く
・校正
① 文字揺れをなくす 御社、貴社
② 約物、句読点を統一
③ 記号の全角半角の使い分け 数字や英字は半角のほうが見やすい
結論
・相手の知りたいことを推測する、必要とする情報を発信する
・少しでも相手が理解しやすく、納得しやすい言葉や文章を書く
目次
まえがき
第1章 ウェブでの文章
第2章 ウェブでの<読まれる><伝わる>文章
第3章 ウェブでの文章表現術 htmlの基礎的な理解を兼ねて
第4章 ウェブで<伝わる>文章のための実践講座
第5章 さらに<伝わる>文章を書くための基礎知識
第6章 <伝わる>ためのコミュニケーション
参考文献
ISBN:9784062881876
出版社:講談社
判型:新書
ページ数:174ページ
定価:740円(本体)
発行年���日:2012年12月