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「青い鳥」ではないけれど
「幸せ」は ほら すぐそばにあるのだよ
を いつもながらの やわらかなタッチで
描いてくれる 森浩美さん
こうあればいいなぁ という
私たちの 日常の風景 が ここにあります
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著者の(小説としての)代表作となった感がある家族シリーズの6冊目。今回も8編の読みきり短編を収録。
すっかり定番となったこのシリーズだが、抜群の安定感。さまざまなタイプの主人公を登場させ、泣かせどころを意識した作りとなっている。初めて読んだら次から次へとウルウルきてしまうかもしれない。
登場するどの家族をとっても、何かが足りなく幸せといえない状況だが、逆にそれがどことなく身近な例を思い出せる。そして、必ず救いのある結末へと持っていくあたり、よけい感動を呼び起こさせる秘密があるのかもしれない。
個人的に一番グッと来たのは、姉と弟が母の味を思い起こす「コロッケ泣いた」かな。
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なかなか良い本田と思いました。
どの作品も現実的で、考えさせられる物ばかりでした。
ただちょっと残念なのは、もう少し先がまで書いて頂きたかったです。
先が気になります。
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おなじみの、家族や友人など親近者との人間関係を描いた短編集。
たぶん極端さは違えど、どこにでもあるような話だろうけど、『コロッケ~』が一番心に残ったお話でした。事情はどうであれ一方的に暴言を吐き続ける姑、吐き続けられる家族の姿に、何とも言えない、ささくれ立つ思いがしました。
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親子の、兄弟の心のつながり。素直になれない事もあるんだよね。いつの日か、分かり合える時が来ると良いな。そんな思いに読んでいて涙が出てきちゃいました。人前で読むのは要注意の本です。
最後の短編はちょっと毛色が違うけど、爽やかな気持ちです。高校時代を懐かしむ気持ちがシンクロしちゃいます。
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今回の家族シリーズはイマイチだった。あとがきによると以前に出ていた家族が出ているとの事だったけど、かなり前に読んでいるので思い出せなかった。思い出すにはどの話も短すぎて印象が薄いということかも。
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筆者があとがきでも書いている通り、家族の物語の中で最後は希望が見える場面で終わるのが読んでいて安心できた。
20、30ページほどの短編なため、もう少し読みたい気持ちにもなった。歳をとるにあたって素直になることが難しくなるのかな‥
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ページをめくって最初に目にする短文
「家族は往きそして来る 家族は増えそして減る どこにいようと数や形が変わろうと 家族は家族なのです」
この一文だけでも素敵です。
今回も家族に纏わる短編が8編収められていますが 「コロッケ泣いた」にはホロっとさせられ 「夏になる」ではノスタルジーを感じ幸せな気持ちになれました。
最後に光を残す事がテーマとおっしゃる著者 本当に読後感は満ち足りた気持ちになれます。