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面白かった!
王妃はこの事件があってよかったと思う。
あのままっだったら、ただのやなやつ。
みんなやなとこもあるけど、いいとこもある。
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結局みんな、いい子でした。ってのがありきたりと思うか、やさしい視線だと思うかは分かれるところだと思う。
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エスカレーター式のお嬢様学校に通う「ノリスケ」範子は2Bでは地味グループに属しているが、明るい親友のチヨジやおだやかなスーさん、憎めない末っ子キャラのリンダさんと和気あいあい楽しい毎日。母子家庭の範子と父子家庭のチヨジは互いの親を再婚させようと「ロッテ作戦」を実行中!しかし、ある事件からクラスのトップ滝沢さんが、それまで所属していた「姫グループ」から外され、一人ぼっちに。成り行きで範子たちのグループに来ることになったから、平和な生活が一変することになる。
いわゆる女子校ヒエラルキー、スクールカーストの話ではあるが、どの女子も憎めず、どこか可愛らしい。家族の関係性も含めて好もしい描き方で、最後まで楽しめた。リアルとファンタジー、このくらいのさじ加減がいいのだと思う。
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女子高のスクールカーストを描いた小説。
簡単に所属変えしたりクラスのトップグループの女子が下位グループに仲間をいれてもらうよう頼んだり、流石にそんなこと現実にはないだろうと思うとこもありましたが、女子のドロドロな関係と地味で目立たない4人組がグループ対立によってそれぞれ成長する姿がよかったです。
女子の黒い部分ばかりじゃなくグループも趣味も性格も違う相手でも話してみると意外と友達になれるかもしれない。というメッセージ性もあり最後はハッピーエンドでおしまいになるところも現実的すぎずノンフィクションとして楽しめました。
地味グループでもとくに目立たない主人公がところどころプッチンする場面が面白いです。ラストのブチ切れかたもこれまでの鬱憤をすべて吐き出すようで爽快。
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クラスの中心人物の王妃が失脚
クラスの秩序が崩壊
サァこの先どうなる?
わくわくしながら読み進められました
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女子たちのグループ揉めの話ねー、今更全然興味ない…というマイナスからのスタートだったのですが、最後まで飽きずに読めました
もうこういう時代が過ぎたことに何度でもほっとしてしまいます
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お嬢様学校の中等部2年B組には5つのグループが存在する。
トップの姫グループ、ギャルグループ、ゴスグループ、マリアグループ、最下層の地味グループ。
地味グループに属する範子は姫グループの中心人物を密かに王妃と呼んで憧れていた。王妃はクラス内の女子をいじめ、ある日姫グループから追い出され孤立。
孤独な彼女の姿を見ていたたまれなくなり、地味グループが迎え入れてしまったが…さぁ大変。プライドが高くわがままな王妃に振り回され、メンバーが他のグループに移籍する騒ぎも。このままでは平穏な生活が送れない、彼女を元のグループへ帰還させようと作戦会議を始める。。。
「桐島、部活やめるってよ」と同じスクールカーストの話なのに、こちらはとてもコミカルで、悪戦苦闘する彼女たちは至って真剣で面白い。歴史オタクの範子が、フランス史になぞらえて(王妃はマリー・アントワネット扱い)クラス内の出来事を見つめているのも。
結局範子以外の3人のメンバーが一度地味グループから離れたり、1番大人しい範子が最後にクラスのボスと闘ったりとドラマが多く、最後はうまくまとまってとても読後感がよかった。1日で読破。
範子母が後半で、チヨジに救いの手を差し伸べたのがとてもよかった。思春期で複雑な環境や心境を抱え込む子供を、大人はきちんと見守っているよという描写がちゃんとあったのがよかったな。
柚木さん、これからチェックしてみようっと♪
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ガラシャ様がまたでてきたあたり、繋がってるんだって思ってやられたかんがあった。
女子中学生、クラスの中で、王妃的存在の滝沢さん
主人公たちが頑張って元の位置に戻そうとする展開にすごく引き込まれたし、起承転結の転にそーくるかぁぁとおもってしまった。
ホッシーと母親の関係がいつばれるのかとおもったが、あっさりだったのにもビックリだった。
結の部分が本当に日常的な感じも物事にのめり込めた
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中2お嬢様女子校のクラスヒエラルキー。このジャンルの小説好きです。最近読んだ「オワ婚」や「桐島部活やめるってよ」もその中に入るかなぁ。ドロドロしてるかと思いきや、意外と爽やかで清々しい小説でした。シングルマザーのヒロインのママの恋も良かったです。
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ミッション系お嬢様学校に通う範子には、いつもツルんでいる仲間が3人いる。地味な彼女たちはクラス内では下位のグループで、その対極とも言える華やかな最上位集団は「姫グループ」と呼ばれ一目置かれている。そしてそのリーダーは、範子が密かに「王妃」と呼ぶ、誰もが目を奪われる美少女。
ところがある日突然王妃は「姫グループ」から追放され、なんと範子たちのグループに転がり込んでしまう。
城を追い出され市井の民衆に混じってもなお傲慢な態度を崩そうとしない王妃を元の場所へ帰還させるべく、範子たちは立ち上がる。
自意識が芽生えたての女子中学生たちは残酷だ。でもそんな中で良心を見失うまいとする範子たち「地味グループ」。登場人物が大人も子供もみんな魅力的で、読後感の爽やかなことといったら!
映画化されてもよさそうな面白さだった。
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女子校の中学生クラスで巻き起こるカースト騒動。
トップの女子が転落したことから‥?
やや戯画化されていますが、いきいきと描かれていて、好感が持てます。
どことなく可愛くて、一生懸命な女の子達です。
聖鏡女学園中等部2年B組28人は、姫グループ、ゴス軍団、チームマリアといった5グループに分かれている。前原範子は一番地味なグループに属していた。
広報担当のチヨジ、落ち着いているスーさんに、上がり症の範子と、目をつけられやすいリンダさんは守られている格好。
範子がひそかに「王妃」と呼んでいた滝沢美姫が、とあることからつるし上げにあって失墜。
マリー・アントワネットの首飾り事件ならぬ腕時計事件、と歴史オタクの範子は思う。
姫グループの2番手の恵理菜から、滝沢をグループから出すのでそちらに入れてくれと打診され、一度は断るが、孤立する様子を見かねて入れることに。
まぢかに見る滝沢はとても綺麗な女の子だった。だが空気が読めない滝沢にお手上げとなり、姫グループに戻すのが一番!と計画を練ることにする。
王妃の人気を回復する作戦に出た範子らだが、つぎつぎに意外な事態が‥?
範子の母は独身で雑誌の編集長。
チヨジの父とくっつけようと娘達はロッテ作戦(「二人のロッテ」の)を展開していたのに、クラス担任のホッシーと母は恋仲になっていた?!
女子校には貴重な若い男でけっこうハンサムな先生は大人気だったので、範子は誰にもそのことを話せない。
王妃のことに熱を入れた範子は、親友チヨジとの関係が危うくなってしまうが‥
それぞれの弱点もあらわになるけど、よく知らなかった子が意外にいいやつだったり。
大人しくて真面目な範子も矢面に立つ苦しみを初めて知るが、そこから‥?
王妃が立ち直り、少しずつ皆が成長して、後味がいいのがよかった!
派手に区分けされたグループは、現実にはちょっと違うだろうなと思いつつも、いろいろな感情が飛び交う様にはわかるところも。
私が中学生だった頃には、仲良しでグループは分かれていても、はっきりしたカーストはなかったし、小学生の頃はワガママだった子ももう直っていたけど~持ち上がりで家庭環境も露骨にわかったりすると案外いるのかも?
大人になっても、華やかな人は目立つし、気の合わない人もいることはいるし、似たようなことはないでもない‥
学校で上下があったらやりにくいだろうな~徒競走で順位をつけないような教育をしていたのは無駄だったんじゃないの?などと、思わせられました。
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ワセ女のときもそうだったけれど、カテゴリーレベルで典型化をして(今回は女子のグループと、それぞれを構成する人の性格)、極端なキャラだてをしつつ、物語的な構造をしっかり統御するやり方。典型化というデフォルメでわかりやすいモデルを立てつつ、そこから意外な展開を、無理なく引き出し、あまり違和感を感じさせない。あちらをとればこちらがたたずみたいな、王妃とチヨジの間にたつ主人公の関係性の逆転も見事だし、王妃の帰還で、旧状に復しつつ、それでいてらせん階段を上るように、関係がステップアップしているというエンディングも、美的に美しい。ただそうした美的な美しさが、物語に人工的な性格を感じさせてしまうのは、仕方ないのだろう。今のような構造的美しさを残しつつ、より自然でリアルな方向に若干シフトできれば、無敵になっていくだろう。現在もっとも注目している作家さんである。
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あったあった!こういう女子中学生のグループの確執…
自然と確立されているクラス内のヒエラルキー、、なんだかどうもスッキリしないような気がしてラストが心配になったけど、結果落ち着いて安心。
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学校での人間関係は、大人が「いじめ」なんて言葉で
ひとくくりにするほど単純じゃない。
殺人事件が起こるミステリーよりもハラハラして読んだ。
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クラスで一番地味で最下層グループに属する前原範子はスー、チヨジ、リンダの3人の仲間と平和な学校生活を送っていた。
しかし、腕時計事件をきっかけに、クラスのトップを君臨していた王妃こと滝沢美姫が失墜してからクラス内のヒエラルキーが崩壊する。
王妃が地味グループにきてから、範子たちの関係がギクシャクしてくる。
多感な女子中学生たちが、自分の世界を守るために悩み、クラス内ヒエラルキーや他のグループと微妙な距離感を取りながら、自分なりの戦術を模索していく姿がヒリヒリして痛々しい。それでも現実を認め、自分の世界を守るために勇気を出して立ち向かっていく姿は内面の成長ぶりを感じさせる。
時折ハラハラさせるが、予想外のラストに安心して読める。