紙の本
一気に読みました
2013/02/03 09:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yattokameaji - この投稿者のレビュー一覧を見る
疲れても前向きに進む女性、子を思う母の優しさと葛藤、著者のやさしさがにじみ出ている本です。
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みさきは人気女優だが、その人気にも翳りが出はじめてきた。
繊細でわがままな彼女を映画出演を機にイメージチェンをはかろうと心を砕くのは敏腕マネージャーの藍子。
そのロケ先でたまたま見かけた心惹かれる少女の母は、かつて藍子が中学生の頃、資質があると声をかけた愛だった。
強い魅力を持つ彼女にもう一度女優への道が開けようとしている。
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~夢は見るものではなく、自分が夢に見られる対象になるもの~復活に賭ける女優・みさきの言葉。芸能界と云う特殊な世界で生きる為たくさんのものを犠牲にしてきた。立ち止まる勇気を持たないとどこまでも堕ちていく。みさきを支えるマネージャー・藍子が良かった。
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女優のわがままに振り回されるマネージャー藍子の葛藤。かって魅かれてスカウトした愛への再びの希望。それらに絡む現場の人々の思い。そういったものがミックスされて、案外きれいな物語で終わっている。
ただ、ティンホイッスルの音ってかん高いので子供が上手く吹けなかったらかなり耳障りだと思うが、そのへんはどうなんだろう。
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落ち目の女優とそのマネージャー、ロケ地の街で出逢った母子の話。
設定は面白いのに
流れが全体的にちと粗くて勿体ない。
【図書館・初読・4/4読了】
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女優さんとマネージャーが主人公ということで作者の顔もチラチラしましたが、普通に読めます。内容的には少し抑えられたトーンが物足りなかったかな。
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タレントのマネジャーをしている大崎藍子、女優の河野みさき、かつて女優をしていた片山愛の3人の物語。偶然に再会を果たした3人の人生はおもわぬ方向へ動き出します。誰でも一度は自分の人生がこれで良いのかと感じたことがあるはず。3人が進む道に迷いながら、最後は自分なりの結論を出す姿に共感し、元気をもらえる一冊です。
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シングルマザーの女優と女性マネージャー、そこに元女優のこれまたシングルマザーが登場。誰が主役で、何が伝えたいのかいまいちわからないまま読了。題名になっているホイッスルもあまり活きてない。
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やはり女優をやっていたからかな。
撮影現場の見えない空気感がよく表現されていた。
登場人物のキャラクターの描かれ方も素晴しかった。
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芸能界の裏表についてや、浮き沈みの激しい芸能界のお話は耳にします。芸人でいうならば、一発芸でブレイクしてもすぐに売れなくなったりとか、ドラマに出ていた役者がいつの間にか、テレビにでなくなったりとか。
この作品は、芸能界の厳しさを描きながらも再起をかける役者志願の女性とその女性を見出したマネージャーの物語でした。
芸能マネージャーの大崎藍子は、わがままな美人女優河野みさきの担当で、目の回るような忙しさの日々をおくっていました。地方のロケ地に行ったとき、ティンホイッスルという独特の笛を吹く真菜という少女とその母・愛に出会います。愛にタレントとしての原石のようなものを見出した藍子は、愛を過去をしらべますが、元タレントだったという衝撃的な事実を掴みます。
引退して一市民として生活していても、なお色あせない輝き・・・。プロのスカウトの目を持つ藍子には人目でわかったのでしょう。芸能人になりたいと願う少女は星の数ほどいますが、成功できるのは、ほんの一握りの人たちです。
努力と天分、そして運。
この3つが揃ってはじめて芸能界で成功できるのでしょう。芸能界を舞台にした物語としては、刑事事件もなく、スターの成功・失敗においてのストーリーでうまくまとまっていました。
作品中「芸能界に入ったら、私の人生変わりますか?」という言葉がありました。中2のときにスカウトされた愛の言葉ですが、芸能界に憧れる少女たちの気持ちそのもののだと思いました。夢をいつまで観ていても叶えられないと悟ったら、ほとんどの人がリターンします。真菜の母愛もその一人でしたが、藍子によって、再び夢が開いていくのでした・・・。
言葉をうまくしゃべれない真菜の吹く笛の音が
随所随所で言葉以上の働きをして、作品を引き締めていました。
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ぼくたちはみんな欠陥品。完成した人格者などいやしない。欠けたピースがわかっていても埋められない人がほとんど。
……だけど生きていかなくちゃ。それでも生きていると結構いいことあるかも,……ってお話。
もっと時間をかけて作りこめば,傑作になったと思います。でも今のままでも十分に”伝わり”ます。
ホントは☆4つだけど,すきなので満点星。
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読みやすくてサラっと読了♪でも正月に読む本としては、やや重めかな(--;)芸能界に関わる女性の心の変化が淡々と語られている。自分で道を選んでも、運命に翻弄されても不安や不満は出てくるから、終わった事は整理して、次に進まねば!Σd(・∀・´)
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舞台は芸能界。女優のマネジャーをしている主人公は、「売れる!」と見込んだ人材を育て輝かせるまでが充実していて、売れてしまうと興味を失ってしまうという女性。売れるまで熱心に支えるのにうれたら手を離してしまう自分は、他人の人生を変えてしまってきたのでは?考えるようになって…。
女優でもある作者が書いているので、映画制作の現場やスタッフの雰囲気もきっと本物に近いのかな?と想像。
それにしてもどの人物にも癖があって、物語なのに100%善人キャラが殆ど出てこない。それが自然なのかもしれないが。