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「オンステージ化」の様々な現象から社会を見る本かと思ったら、どちらかというと、浦安の本。ディズニーが出来る前から、出来てから、震災後まで、浦安を中心に、様々な「オンステージ化」を語る。
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え!ミッキーが祭袢纏を着てる。キティちゃんがご当地とコラボしたキャラになるのと違ってミッキーってそういうことするんだっけ?去年「ディズニー夏祭り」のポスターを見た時に感じたちょっとした違和感の理由が本書によってちょっと理解出来たような気がしました。日常ではないキラキラしたディズニー的なものを欲する心と地元に根差した青春アミーゴ的なものを欲する心は違うもの、「ブランド」と「ベタ」とは全く相反するもの、と思っていたのですが、「失われた20年」にそれがそれぞれに影響を及ぼしあっていることを東京じゃない東京、「浦安」を手がかりに語られています。よさこいソーラン節、B-1グランプリ、ゆるキャラ、アニメの聖地巡礼など今のキラキラはなんかベタベタ。リアルの対抗としてファンタジーがあるのではなく、リアルがファンタジーを求め、ファンタジーがリアルを取り込んで生き残るのが現在なのかもしれません。バイトという低賃金労働の現実に魔法をかけるとキャストというTDLの参加メンバーになれるという「パフォーマティブ労働」はますます拡がっていくと感じました。タイミングもばっちりで「可愛すぎる海女」をネタにした朝の連ドラ「あまちゃん」の大人気!本書の副題の「オンステージ化する日本」はオンステージ化する労働とオンステージ化する消費が日常をオンステージ化していく、ということだと思いました。
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浦安を中心に「オンステージ化する日本」について論ずる本。
自分は「オンステージ化」の状態を一言では言い表せないのです。「まちおこし」だけでもなく、「目立ちたがり」でもなく自分には言い表せないですし、「オンステージ化」がしっくり来るといえば来ます。
自分はステージ上に上がるのは好きではないですが、「ステージ上」の人々を応援したくなる人間です。
他にもいろいろ考えたことがあったのですが、今覚えてないし、そんなに重要でもないかなあと。
(以上、ブログ全文です。)
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4518611.html
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新聞の読書欄に紹介されていたのと、著者がラジオ番組に出演していたことで興味を持って読んでみた。
パフォーマティブ労働に関しての話が、興味深かったでしょうかね。
本来忌み嫌われる様な「清掃」が、ディズニー的な手法によって美化され、それはディズニーだけに限られなくなってきている。もっと言えば、清掃以外の部分にも同様の広がりを見せているというような。
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視線を纏う、的な物言いで以前から指摘されてきたことをオンステージ化とパラフレーズして現状認識を軸にまとめてみた、といった体裁で特に印象に残ったところはない。人とは常に意味を手放せないまま彼岸と此岸を耐えず彷徨い行き来するものなんだな、と言った印象。
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大学の期末レポート用に。
なんだか話にまとまりがなくて分かりにくい本でしたが、オンステージ化とか日常と非日常の融解とかいったことについてぼんやりわかったような。
今なんとなく考えている自分の複数の研究テーマとあっちこっちで繋がっていて読んで正解だった。日本における踊りの文化について。