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ある肖像画を見ている男性に誰の絵を見ているのかと問うと、私に兄弟姉妹はいないが、この男性の父親は私の父親の息子だとその男性は答えた。さて、この男性が見ているのは誰の絵か。
こんな問いで始まる本書には、論理学をベースとした、普段あまり使われていない脳の一部を刺激するパズルが満載だ。出題されるパズルの中心は、とある島に住む騎士(本当のことしか言わない)、悪漢(嘘しか言わない)、平民(本当のことも嘘も言う)をめぐる問いなのだが、本書を読み進めるうちに、読者はいつしかこの島民となってパズルに巻き込まれ、考えるとは何か、ということを考えさせられるハメに陥る。
人が論理を体現すると、それは矛盾に陥ったり、笑い話になる。その本質を含意しながら、著者が論理学をこよなく楽しんでいることが伝わる快作。
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あー、時間かかった―。
かなりの数の問題について、いちおうはちゃんと考えて回答を見ていたから、一日2ページしか進まない日もあったりして。
でも、であるがゆえに、読了の満足感はひとしお。そして論理学の初歩の初歩の知識、もしくは論理のちょっとしたセンスについては、身についたんじゃないかとの自負も持つことができる。
個人的には「ひっかけ」の問題の分量をもっと多くしてほしかったなー、と。
ところどころ息抜きにああいう問題を入れてもらえると、より楽しめたかも。
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P22まで読んだ。20150718
答えを見てスッキリできるのとできないのとがある。
意外となぞなぞに近いものもあったりする。
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1章と13章が読みやすくおもしろい。
「騎士と悪漢の島」とかの話は、論理学としては緻密だけど、おもしろいかというとそうでもないかな。。