紙の本
型から入ればよい
2019/04/30 06:51
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投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
終始、具体的に学問の方法論を解いていて、とても分かりやすいです。学ぶことは、マネから。とりあえず、この本に書いてあることを、実行してみようと思いました。学問のハードルを下げてくれる本です。
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≪目次≫
第1章 知的モチベーションの技法
第2章 知的体育の技法
第3章 知的生活の技法
第4章 情報収集の方法
第5章 読書の技法
第6章 議論の技法
第7章 問いかけの技法
第8章 レポートの技法
第9章 論文執筆の技法
≪内容≫
大学生を基準に、知的生活(学問か)をしていくための基本を分かりやすく記した本。読みやすく、わかりやすいが、実践にはかなりのタフさと粘りが必要。私も学生時代に出会いたかった本だが、学生時代ではこの内容の理解ができなかっただろうな…と思う。今となって、「そうだよな」と思う。
何冊か具体例を記すために本が紹介されているので、それを読むだけでも結構知的な人間になれるかも…
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学ぶ方法について書かれた本。共感できる箇所も多く、面白かった。
❶学問とは(第1章 知的モチベーションの技法)
学問とは、「答えの確定していない新たな問いを発すること」。自分で問いを立て、分析していく力はすぐに陳腐化することもない。この学問を身につけるために、学生生活を過ごすべきである。
❷”攻撃すべきはあの者たちの神”(第6章 議論の技法)
議論の目的はわかり合うことではなく、なにがわからないかはっきりさせること。そのために話し合うのだが、議論を行う際には、相手の背後にある大前提や思想を問題に挙げるべきである。
その考え方を基礎づくる”神”について語り合うことで、無意識に除外されていた事柄や、思い込みを明らかにしてくれる。
議論の際に神を意識するのももちろんだが、自分の神も洗練する必要があると感じた。
❸見えない学問力が「問い」を生む(第7章 問いかけの技法)
優れた問いを生むためには、考えることに加え、様々な観点から物事を捉えられるように、人と異なる経験を積む必要がある。海外経験もそうだが、普段から違う観点で見られるように意識して生活することも大切だと感じた。
学問の意義はわかっているようで、それが役に立つかどうかには疑問が残る。それでも勉強し続けることに並行して、生活に活かせるようなアウトプットも考えねばならないと感じた。
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タイトルを見て、抽象的な学問の技法についての本かと思っていたが、読んでみると程よく大学での学問の具体例が織り込まれていた。
内容は正統派の学問。ショートカットや効率化ではなく、自分の知性を長期に渡って育てる技法を教えてくれる。
おわりに書かれていた、家庭環境による学問技術の不平等については、教育問題では最優先にして手を打たないといけないと思う。
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基本的には大学生に向けられた内容だが、とても具体的に学問のやり方が書かれているので、どの年代の人にも役立つと思う。
読書をしよう、そしてアウトプットをしよう、とやる気にさせてくれる一冊だった。
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読書の習慣ができてない自分にとっては、とても良い一冊。おおいに読書意欲が高まった。大学時代に読みたかった一冊。
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学問は目的ではなく型から入ると挫折しにくい
多くの情報のシャワーを浴びる
本を読んで終わるのではなく、振り返りをまとめる習慣を
私淑できる思想家をもつ
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学問の技法、今更知っても何だけど、若いうちに読んでいれば良かったな。そして背筋力を鍛えておけば積読人生にならずに済んだ。
読書もスポーツだ。
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学問は答えの確定していない新たな問いを発すること。
バカ知性が出てくる。知性の働きにとって無駄なことはない。自分を追い込むこと。
刺激的な場所にいる人たちは、ある意味で勉強しなくても頭がよくなる。情報が多い都会の方が地方のまったりしたところよりも情報が多いから良い。
書くことによってはじめて、自分の考え方がはぐくまれていく。だから人は文章を書き続けなければならない。
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学問の方法なんてない、自由なんだ……って言われても困るよ、っていう人のための本。こんな自由もある、あんな自由もあるよと、おせっかいなまでに教えてくれる。速読もいいし、遅読もあり。一からわかる「議論」のやり方。学問のためには体も鍛えないと、ということまで教えてくれる。
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大学ではあまり勉強しなかったとの後悔が残っていますが、これからでも勉強を始めても遅くないと、気づかせて激励してくれた本です。
大学生はもちろんのこと、これから何か身に付けたいと思う人に、読んでほしいです。
また、著者は、「刺激的な場にいる人たちは、ある意味で勉強しなくても頭がよくなる。」と述べています。その通りで、学問を探求したい人たちと、場をともにすることが必要だとも感じました。
読書についても述べています。「快価値、主観的文化価値、客観的文化価値」の3つの価値を見極めながら、本を選択するための判断力を磨いていくことが必要で、普段の会話の中で、お互いの本を勧める習慣があると良いと言う事です。
「学びというものを自分のものにしたい。」という人生を送りたい方に、ぜひおすすめの一冊です。
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本書はこれから学問を始めようとする人たちに向けて書かれた本です。学問のための姿勢と作法がわかりやすく書かれています。
「勉強」と「学問」を厳密に区別することから本書は始まります。現在の入試制度の下では,高校生は大学生に上がると同時にそれまでの「勉強」から「学問」へと移行しなければなりません。
両者は全く違うもので,だからこそ入試を終えて大学に入学するまでの期間にぜひ高校生には読んで欲しいと思います。そうすれば,きっと大学での学びの姿勢に良い影響を与えるでしょう。
また,社会人の方でも,思考のフレームワークを身に着けるという意味で大変参考になる本だと思います。
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親から学び方を学べなかったすべての方にお薦めします。帯には「学問は、裏切らない。いつからでも、やりなおせる!」と。
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改めて岩波文庫などに目を向けるきっかけになった。先哲から現代の偉人、周囲の人々との「対質」を楽しんでいきたい。著者の語りは学部生向けだが、自分の中で学ぶことについての技法が確立していない社会人以上や高校生でも役に立つ内容。「学問は、裏切らない。いつからでも、やりなおせる!」(帯の言葉)
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「ごもっとも!」っていう事から、「それはどうなんだろう…」という事まで幅広く網羅されていた印象。
自分の学生時代を振り返って「この部分が不足してた」って考えさせられた事から、「この部分は無意識にやってたぞ♪」という様に振り返ることが出来た。
なんやかんやで、読み終えるのに時間がかかったな~(*_*;