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広告という限られたスペースで、いかに心に届く文章ができるか。読むだけでクスッとしたりじんわりしたり。言葉は人に届く、そのことがまっすぐ伝わった。
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農業団体に勤めていた頃、
北海道米の米袋デザインコンペで
佐藤卓さんとおっしゃるデザイナーさんと
ご一緒させていただいたことがありました。
明治のおいしい牛乳や、クールミントガム、
今だとEテレの「デザインあ」や「にほんごであそぼ」などを手がけられる、
その業界に詳しくない私でも知っていたような、
ビッグネームが持ってこられた米袋の、
よくよく考えられ、研ぎ澄まされたデザインを
息を飲むように眺めたことが、わたしが広告に
興味を持ち出したきっかけです。
退職後も「ゆめぴりか」や「ななつぼし」のTVCMを見るたびに、当時の上司の「はっはっは」という笑い声とマクロでマーケットを捉える考え方を思い起こされ、ボスに恵まれたことに感謝しています。
その後、カフェ勤務となり、
平岸にあった喫茶「開化」さんで出会ったのが、
コピーライターをされていたマスターこと伊東計画先生。
ご本人はひた隠しにするけれど、
無印良品などのコピーライティングを
ご担当されていらしたそうで、
わたしは伊東先生に言葉のありとあらゆることを
相談してきたように思います。
そんな流れで、たまにインプット的に欲するのが
このタイプの本。
広告って、言葉に背景があるから好物です。
この本は、キャッチコピーより
ボディコピーに注力して編集されてます。
同シリーズの他のものより、ちょっとした小説を読む感じ。
重松清さんテイスト。
その商品の購買意欲を訴求させるよう、
言葉のプロフェッショナルが架空のストーリーを
創り上げていくといった点が、小説との違いだけど、
商業臭がほとんどないのが、
コピーライターたる所以でしょう。
新しいワクワクを持って、
伊東先生に聞いてもらう相談ごとの時間が、
わたしには物語。
「物語のある広告コピー/PIE international」
さっぽろブックコーディネート 尾崎実帆子さんの本棚より
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2015/7/27読了。
本当にストーリー仕立ての広告のみがピックアップされている。
こころを打つものも沢山あったけど、ぱっと見読まれる広告ではないんだろうな。
これはインパクトを狙ったものではなく、奥行きをもって、引き込む広告群。
広告も奥が深いな。
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いい仕事ができるようになりたい
広告とは、いかによりそえるか、または、ユーモア
読んでもらえて、残って、初めて機能する
こんなに面白い読み物たちだとは思ってもみなかったなぁ
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お手本のようなボディーコピーがたくさんあった。キャッチコピーのヒントにもなった。今の時代、どれだけボディーコピーが読まれるか、疑問もあるが、きっと書く以上は読んでくれる人が1人でもいることを意識して描かないとダメなんだろうな。
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キャッチコピーに惹かれることはある。
ボディコピーに感動することはある。
そんなコピーに対してコピーライターが解説を加えている贅沢な本。
いかに論理的か、そしていかに感情に訴えているか、そんなことを学べる良書。
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テーマはとても好きでした。
しかし、実際に人の目に触れられるよう作られた広告自体が白黒で、ものによっては文字が小さくて読めなかったりします。コピーの魅せ方もコピーの一部と考える私だったので、少々残念でした。
コピーの内容だけ知りたいのであれば書いた人の感想もあっていいかもしれません。広告自体に興味を持っているのであれば、清書されているこの書籍よりもカラーで図鑑のような書籍を探すことをオススメします。
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広告に掲載される短い物語。広報するものを背景にしたり,対象にしたり,工夫した表現で読み手を引きつける。お話は意味を与える。無意味なものより意味のある者を人は求めるのかな。
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広告なのに小説を読んでるよう。何かを表現するのに言葉を使うのは基本なんだなあと。。。自分もこんな風に表現したいと思った。
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最近の広告はあまり好きになれなかったのですが、この本を読んでなぜ嫌いかがはっきりわかりました。ただ流れていくキャッチコピーならあまり深く考えることもなかったのでしょうが、集めて、活字で読むと、胡散臭さが増します。底が浅くてその場限りで自己顕示欲と自己陶酔の塊。それは嫌うよねと思いました。なかには殺意さえ覚える大嘘のコピーもありました。
でも、世間の皆さんは好きですよね。若い人は言葉に関する知識とか感覚をもっと勉強してほしいと思いました。
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広告は総合的で、色やサイズ感はもちろん見るロケーションによって印象が変わる。なのでちょっともったいない気も。制作者の想いが読めるのはよかった。
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お金がかけられた“言葉”って、なんだか不思議。販売促進という会社都合を起点に、背中をさするような寄り添いを結べる、コピーライターさんに憧憬。
・読んだ人が「これ、自分のことだ」と思うコピーが、いいコピーなんだと思います。コピーが、不意に、自分の心のやわらかな部分に入ってくるときがある。(p43原田朋さん)トモキ
・でも、ちょっと無口で「ひとこと少ない」くらいのほうが、人と同じように、好きになってもらえるのではないかと、つねづね思っておりました。(p49三井明子さん)
・
キスしよう、と思った。
いや、正確に言うと、キスしなきゃ、だ。
一緒に食事するのもこれで3回目
…
(p78 赤石正人さん、東京証券取引所新聞)