紙の本
スーツの話が一番好きです
2017/05/19 10:32
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投稿者:マツゲン - この投稿者のレビュー一覧を見る
人気ドラマ『相棒』シーズン9のノベライズ下巻です。
右京さんの趣味嗜好にスポットをあてた回はとても好きで、今巻に収録されている『右京のスーツ』もお気に入りです。
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内容紹介
差出人不明の告発文により、杉下右京が監察の取り調べを受ける「監察対象・杉下右京」、
超法規的措置として、極秘のうちに死刑囚を釈放・利用することで、
公安・警察・衆議院議員の思惑が激しく交錯する「亡霊」など5篇を収録。
内容(「BOOK」データベースより)
杉下右京に対する匿名の告発状が届き、監察官が神戸尊や米沢守をはじめとする関係者への聴取を始めていく「監察対象・杉下右京」、陣川公平が万引き犯を逮捕したことから、資産家の財産を巡る事件に発展していく「陣川警部補の活躍」、テロ実行犯として逮捕され、死刑執行されたはずの男と、政府との駆け引きを描いた「亡霊」など、連続ドラマ第9シーズンの第14話~第18話を収録。
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season9は面白い作品が多いけど、「右京のスーツ」と「監察対象杉下右京」が個人的にはお勧め。読み終わってから、DVDでもう一度観たくなった。
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ノベライズ上中下巻読破してみて
相棒season9は名作揃いだったんだということを改めて実感。
これだけ内容がバラエティに富んでいて、
尚且つ読後の印象に(いい意味で)ばらつきがあるseasonは他にないと思う。
この巻は見事にインパクトのある話が集まっている。
その中でも『右京のスーツ』と『監察対象杉下右京』がお気に入り。
まずは『右京のスーツ』。
若干はしゃぎ気味の右京さんとテーラーさん同士の師弟愛が見どころ。
台詞として音だけで聞いていた『ていそくしょっき』が
文字にすると『低速織機』だと判った瞬間、目から鱗が落ちた。
ぶっちゃけ生地卸の会社名かと思ってた(爆)。
『おしょくじけん』や『たいふういっか』と同じタイプの勘違い。
『監察対象~』は、右京さんの周りを固める人たちが
杉下右京という人と特命係をどう思ってるか、
監察官聴取という形を借りて読者(視聴者)に示す形をとっていた。
なかなかうまいこと考えたなという。
でもって実は聴取してる監察官自体が監察対象だったというどんでん返し。
大河内さんも意外と策士だったんだなぁ(笑)。
そして相変わらず傍迷惑な陣川警部補。
警察官だということを犯人に利用されちゃってる辺りは
『運命の女性』のときと同じパターンだな(笑)。
神戸くんが酔っぱらった陣川くんを上手くあしらってたところがツボだった(爆)。
上巻のレビューに『全体的に居たたまれない終わり方の話が多かった』と書いたのは
最終話の『亡霊』をドラマで見たときの印象に支配されていたのだろう。
超法規的措置、といってもこれはあり得ないし、あってはならない結末だと思う。
官房長亡き後暗躍するのは片山雛子だと思ってたなぁ。放送当時は。
研ナオコさんの解説も、好きで好きでたまらないオーラが出てて微笑ましい。
確かに木梨さんは陣川くんに確保されちゃう間抜けな犯人が似合いそう(笑)。
研ナオコさん、井上和香さんなど
過去に解説を書かれた俳優さんは殆ど出演済みだと思うのだが
木梨さんと上田晋也さんはまだ出てなかった気がする。確か。
上田さんは片山雛子さんと絡んで暗躍する政治家役とか案外ハマりそう。
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2010年10月から2011年3月にかけての放映の第14〜最終(18)話分。
(2013/3/31)
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ドラマのノベライズ。ドラマと併せて楽しみたいです。
やはり最終回スペシャルの「亡霊」が印象的。あの人の名前が出てくるのが、なんだか懐かしいなあ……。
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【あらすじ】
杉下右京に対する匿名の告発状が届き、監察官が神戸尊や米沢守をはじめとする関係者への聴取を始めていく「監察対象・杉下右京」、陣川公平が万引き犯を逮捕したことから、資産家の財産を巡る事件に発展していく「陣川警部補の活躍」、テロ実行犯として逮捕され、死刑執行されたはずの男と、政府との駆け引きを描いた「亡霊」など、連続ドラマ第9シーズンの第14話~第18話を収録。
【感想】