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待望のシリーズ化。
犯罪を未然に防ぐという新しいスタイルが確立しつつあると感じました。
二人の関係も含めて、今後の更なる展開に期待です。
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前作の感想を見直してみると、シリーズ化を希望しておる。良かった。
こんなラブラブした感じやったっけ?かわゆらし。
そういえば城シリーズ読んでへん…。
北山さんの著者近影にはいつも萌える。シャツに弱いだけや。
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”猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条”北山猛邦著 講談社ノベルス(2013/01/08発売)
(カバーイラスト・カスヤナガト)
・・・成人するまでに嫁がねば一族を追放する――山に閉ざされた村にある名家・後鑑家(のちかがみけ)のお嬢様に脅迫状が届いた。差出人は戦国時代の姫!? 彼女の20歳の誕生日が迫る中、相談を受けた探偵助手学部の君橋(クンクン)と月々(マモル)が超サプライズな方法で完全解決……したはずなのに、村に残る伝説を調べていた彼らのゼミ教官である女探偵・猫柳十一弦(ねこやなぎじゅういちげん)は惨劇が起きると推理。事件を止めるべく村へと急いだ!
・・・”猫柳十一弦”シリーズ二作目。
”事件を止める”ことができるか、最後まで気を許せない展開は見事。
前半、助手が解決したと思わせる部分があるのですが、あらすじにあるように超サプライズ!!
さらに、途中で図入りでトリックを匂わせる部分と使われたトリックの説明も。
大掛かりのトリックに興奮しました。
が後半がちょっと、トリックが小さくなってきて尻すぼみになった印象も。
大掛かりなトリックを最後に持ってくればよかったのかな・・・。
猫柳と君橋の発するラブ臭もちょっと多すぎた感がありましたし・・・。
前作が良かっただけにちょっと微妙な扱いになる作品ですね・・・。
・・・んっ、そういえば、猫柳の名前って深くは追求されていないように。
”十一弦”って女性につける名前ではないわな・・・。
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シリーズ2作目。なんか猫柳ちゃんが乙女になってきててびっくりした。
物理トリックは相変わらず豪快ですな・・・このシリーズは「これから起こるであろう事件を予防する」モノなので、解決へ至るカタルシス成分は不足ですが、変則ものとして楽しめました。
副題の意味も、読み終わったあとに見ると良い感じでしたね。
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犯罪が起きる前に阻止するというスタイルが前作以上に活きていたと思います。
先生がちょっぴり積極的になり(?)、ラブコメ要素が濃くなった模様。作品全体が前より明るい印象で、雰囲気のバランスは好きです。
事件の犯人や背景に、物語上とはいえちょっと無理を感じてしまったので、そこが残念。でも猫柳ゼミの次なる活躍を待ってます!
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猫柳が君橋に意外とぐいぐい来てた。
「麻耶」「横溝」「乱歩」など入り乱れて満載。
後鑑絵都がやたらとよいです。
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シリーズ第二作。名探偵でありながら実績を持たない猫柳。今回は実績を積むことができるのか?……って、事件を期待してしまうのは不謹慎なのでしょうか(笑)。
因縁ありげな村に、これまた禍々しさを感じさせる言い伝え。これはすわ、見立て連続殺人でしょ! と盛り上がるところですが。さて、猫柳が乗り出した事件の結末はいかに。
つくづく名探偵って、因果なものかも。でも猫柳にはこれからも活躍してほしいです。そしてラストで覚醒?したあの人の今後も気になるなあ。
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猫栁シリーズ第2弾
<あらすじ>
『成人するまでに嫁がねば一族を追放する』
という”龍姫”からの脅迫状を受け取った後鑑家の四女・千莉が
20歳の誕生日が迫る中、彼氏もいないしどうしよう、、、でも3人の姉にも20歳のとき同じ脅迫状届いたけど、3人とも結婚してないのに何も起こらなかったし、、、
ってことで、探偵助手のクンクンとマモルに相談する。
千莉の村は昔から後鑑家が力を持っていた。
ある戦国の世、後鑑家に龍姫という娘がいて、彼女は敵方の男に恋をし
情報を流したそうで、その罪として三種の拷問を受けたと言い伝えられており
その拷問の様子が描かれた屏風を後鑑家が代々保管しているとのこと。
そして一ヵ月後、マモルはなんと千莉に告白!千莉もOK!
本当に結婚することで千莉を脅迫者から救うことに成功する。
だがしかし、クンクンとマモルの教官でもある女探偵・猫栁は
龍姫の拷問屏風になぞられた連続殺人が起きると推理。
マモルと千莉が後鑑家に結婚報告に行くときに、猫栁とクンクンは隠れて同行し
猫栁の名推理により、3人の姉を拷問に見立てて殺害する装置を発見
そしてその装置を事前解除することで事件を未然に防ぐことに成功する。
さらに猫栁は脅迫者は千莉の祖母であると推理する。
なぜ祖母は孫を脅迫し見立て殺人をしようとしたのか?
龍姫の拷問屏風の真実とは?
<オチ>
探偵助手五箇条を提唱し、むかし猫栁の探偵助手をしていた扇というキャラが登場
最後は猫栁とクンクンが相愛でイチャイチャする
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探偵助手を育成すべく日本に唯一ある大学の専門学部。
その生徒である「クンクン」と教官であり探偵の「猫柳」。
今回は山に閉ざされた山村に舞い込んだ殺人予告の
脅迫状を阻止すべくクリスマス前に赴く。
この探偵「猫柳」は知名度、実績とも低い。その訳は
事件が発生する前に未然に防ぐ故、そもそも事件も
発生しなければ犯人逮捕にも至らない...という特殊な探偵。
今作もそれに乗っ取って、村に残る伝説に準えた連続殺人を
次々に未然に防ぐ...という展開。
これは、こうしてストーリーで読んでいくと予想以上に
地味な展開w。ミステリとしてはやはり高いハードルですね。
そこを回避する為に今作では北山氏独特の物理トリックを
登場させ、上手くバランスを取っていますね。
終盤の犯人との疑似対峙シーンは...ジョーカー的な
存在の登場によって「探偵」そのものは今回の事件には
関与しなかったという猫柳スタイルを貫徹。
やはり侮れないし、面白い。
さらにはクンクンと猫柳のラブコメ度もアップし、
キャラものとしても秀逸な作品にして、最終的には
地味さ回避に成功している結構...いい作品。
そしてオビのキャプコメントが秀逸。
「 頼りなげで危なっかしい 女性名探偵が謎を解く!
因習にとらわれた村で猫まっしぐら!」
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ミステリという形式に対して、新しい試みが色々となされていてだいぶ楽しめた一冊。
印象的なのは定型を逆行するような展開と猫柳という探偵の在り方。探偵・猫柳の推理力が神がかっていて、ただでさえ解き難い物理トリックを発生前に解いてしまうというミラクル。山小屋のトリックをなぜ解ける(笑)
読み進めていくにつれ、これをいかに意外な結末に持っていくのかが自分は気になっていたが特に思いつかず。真相でなるほどこうくるのかと満足。意欲的な試みを行うシリーズとして大いに期待しているけれど、次回ではたしてどうなるのか。
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―成人するまでに嫁がねば一族を追放する
山に閉ざされた稲木村にある名家・後鑑家四女の後鑑千莉(のちかがみちり)へ届いた脅迫状。
千莉の20歳の誕生日が迫る中、相談をうけた探偵助手学部の君橋と月々が超サプライズな方法で完全解決!
・・・したはずなのだが、彼らのゼミ教官である探偵・猫柳十一弦は惨劇が起きると推理。
事件を止めるべく、猫まっしぐら。
何気にシリーズ化希望だったこの作品。続編が出て嬉しいかぎり。
なのですが、猫柳のデレはいらなかったなぁ・・・。
ある意味一番正しく推理力を使っている、この探偵さん。
今回も事件を未然に防ぐべく、文字通り体を張って奮闘しておりました。
とにかく誰か一人でも殺されたら負けなわけで、推理の道筋が一本でも間違えていたらアウトという、この緊張感がたまらない。
そして今回は旧家に伝わる言い伝え、因習、怪しげな屏風など、好みなアイテムてんこ盛りな上に、久しぶりの北山さんのトリック炸裂。
あ~、面白かった。
動機に無理やり感がないわけではないですが、ラストで出てきた意外な人物に免じて。
この人、今後どうなるんだろう。非常に気になります。
絡んできてほしいなぁ~。
そんでもって、もしも後鑑姉妹が五姉妹だったら、色葉、二帆、絵都、千莉の次は「抽瑠緒」とかだったのかな~?
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一作目が良かっただけに、今回はちょっと残念…勢いがなくなったというか、テンポが悪くなったというか。
探偵助手五箇条でそのまま章立てを作る、構成の巧さは相変わらずだが、イマイチ盛り上がりに欠けてしまう。
今回は山に閉ざされた村の名家に脅迫状が届く。娘は、20歳までに嫁がなければいけない、という掟があるのだという。クンクンとマモルに持ち込まれたその話は、マモルが当のお嬢さんと結婚することで解決してしまう。
作中での記述にもあるように、事件が起こる前に真相を突き止めるという猫柳探偵の方針により、ますます絵面は地味になってくるのだが。
それにしても、登場人物はせっかく良いキャラなのに読者が愛着を持ちにくい。次作(があるなら)に期待。
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猫柳シリーズ第二段。
20歳になるまでに、嫁がなければ一族を追放するという伝説がある村。そこに住む名家後鑑家。
後鑑家4姉妹の末娘が20歳になる。そんな彼女の元に脅迫状がとどいた。
そこで、クンクン達に探偵依頼が舞い込む。
意外な方法で、解決に導いたマモル。
若干、おいしいとこどりで卑怯な気もするけど。
しかし猫柳は、続くという。
一体、何がどうなって脅迫状の贈り主はだれなのか?
前作に比べて恋愛要素多めで、なんだかパワーがダウンしたような気がしました。
面白さは前作が上かな。
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事件が始まる前に、事件を推理し未然に防ぐ。設定が面白い。シャーロック・ホームズもビックリの名推理。
探偵がうら若き女性で、大学教授と生徒の探偵助手コンビの試行錯誤で、解決か?
とにかく面白い。読み応えもあり。
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猫柳シリーズ2作目。犯罪を未然に防ぐ探偵で…今回はずいぶんと恋愛話色強い?
新キャラ出てきたりしてさらに続くのかな?