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航空自衛隊航空中央音楽隊を舞台にした、安楽椅子もの。
主人公のキャラも伝え来れてなく、ちょっとモヤモヤ感が残る。
成長記録ももう少し載せて欲しかった。
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"音大卒業後、航空自衛隊の音楽隊に入隊した鳴瀬佳音は、定期演奏会などの任務に向けて練習に励んでいる。自衛隊という未知の世界に戸惑いつつも鍛えられていく。
あるひ「ふれあいコンサート」で使う楽譜を用意したところ、佳音が担当するアルトサックスのパートの楽譜が楽譜庫から紛失していた。いったい、どこに消えたのか?"
航空自衛隊航空中央音楽隊を舞台にした"日常の謎"系のミステリ。
新人隊員の成長物語でありながらも、舞台を十分に生かした軽いタイプのミステリ。
音楽隊を丁寧に取材したんだろうなぁと思える描写がたっぷりで楽しく最後まで読むことができました。
作品の中では佳音たちが吹奏楽部の中学生たちに指導する「文明開化の鐘」が特に素敵。自分の実力を超えた成績をおさめたいと無理をする男子学生の謎に絡みながら、音楽隊の粋な計らいのラストにちょっと感動してしまいます。
自衛隊の作品というと有川浩さんですが、負けず劣らずの素敵な作品でした。
著者の他の作品も読んでみようかな。
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学生の頃、吹奏楽に明け暮れていた私としては楽しく読めた1冊です。ギルガメッシュ、懐かしいなぁと思いながら読んでいました。音楽を題材とした作品はまだまだ少ないので、特に吹奏楽のお話を読みたい!と思っている方は、さらっと読めてしまうので一度読んでみてもいいかもしれません。
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自衛隊の音楽隊を舞台として、日常の謎を解いていく短編集。
読み進めるといつの間にか事件が終わっている。
主人公の年齢はもう少し若いような印象であったが、実際はそうでもなかった。
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これまで読んだ福田和代さんの作品とは作風が異なるような感じを受けた。
航空自衛隊音楽隊の中の、小事件あり、恋ありのちょっと有川浩さんに似た感じ。
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自衛隊の音楽隊が舞台の短編集。
音楽隊の生活について知ることもできましたが、うーん、期待していたよりおもしろくなくて残念でした。渡会くんと主人公の恋の行方が中途半端なので続くのかな。
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航空中音の話。
近頃、自衛隊はいいイメージが持たれています。
そうあるべきだと思います。
色んな考え方がありますが、、、。
イマイチ、登場人物のバックボーンが見えませんでしたが、
自分が航空中音と少しだけ関わりがあったので、
興味を持って読めました。
あとは、私がアルトサックスをやっていたからかな。
60周年記念演奏会にも行けましたしね。
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自衛隊関係の小説と知り購入。読んでみて、読みやすいんだけど、ミステリーにしては物足りないしラブコメとも言えない。ちょっと中途半端な感じでした。でもハッピーに近い終わり方が心地よく感じました。
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福田和代さんの「碧空のカノン」読了。航空自衛隊の音楽隊を舞台にしたほのぼの物語。天然女子の主人公「佳音」と個性あるキャラによる音楽隊の日常が描かれています。全体的にほんわかした、ちょっぴり恋愛なんかも含まれた内容なので気楽に読めます。本作では「ギルガメッシュ交響曲」「ある愛のうた」「ラッパ吹きの休日」などが登場します。自衛隊のしかも音楽隊、全然知らない職業だけに新しい発見がありました。また、戦地に赴く隊員の士気を高めるためだったり、不安を抱えている人々の心に響く音色を届ける素敵な仕事だなとも感じました。楽器は全く出来ない私だけに憧れます。ちなみに「佳音」はアルトサックス演奏者です。巻末には和代さんによる東京立川市の中央音楽隊の訪問レポートがあります。興味のある方は是非♪
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先日、航空自衛隊航空中央音楽隊の定期演奏会に行ったばかりだったので、興味をもって読んでみました。
なかなか面白いですね。自衛隊の話なので、もっと自衛隊自衛隊しているかと思いきや、文中にもありますが、大学の合宿或いは寮の延長のような描写が興味深いです。
本文中では、東日本大震災の影響で、創立50周年の定期演奏会は翌年に持ち越されたと有りましたが、空飛ぶ広報室にもあったように、東日本大震災を巡るエピソードが有ると良いのにと思いました。
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航空自衛隊の音楽隊の話でした。
ちょこちょこ小さな謎をときつつ、航空自衛隊の音楽隊ってこんなですよ~というのを知ることができて面白かったです。
自衛隊の音楽祭、聞きに行きたくなりました。
広報、頑張ってるね~~(笑)
自衛隊関係のフィクションといえば有川浩さんの作品が有名ですが、福田和代さんの作品は初めて読みました。
有川さんほどsweetではなく、読みやすいかな。
でもちゃんと恋愛模様も描かれていて、自衛隊の音楽隊のみなさんが身近に感じられました。
ほんと、聞きに行きたいな。
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航空自衛隊航空中央音楽隊でアルトサックスを担当する鳴瀬佳音は、ちょっぴりドジだけど憎めない女性隊員。
練習と任務の演奏会に明け暮れる中、数々の不思議に遭遇する。
失われた楽譜の謎、楽器のパーツ泥棒、絵葉書に込められた見えないメッセージ…。
個性豊かな仲間たちと共に“事件”を解決!
ちょっと違った形の自衛隊モノ。
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個人的には良いと思うけど・・・
冷めた目で見るとアラサーで青春か~、自分が子供の時はもっとこの年代は大人に見えたものですけどね~。
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航空自衛隊の航空中央音楽隊。自衛隊の式典などで演奏したり、市民と自衛隊の親睦を図るための演奏会を数多く行っている。鳴瀬佳音はその中央音楽隊でアルトサックスの担当をしている。
佳音はなにかと騒ぎを起こす体質で、入隊1年目盲腸炎、それから骨折、食中毒になるなどついていない。
そのせいか、隊の内外の事件に巻き込まれる。同期の吉川美樹や、同室の先輩の安西庸子、後輩の長澤真弓、また、高校時代一緒に吹奏楽部だった渡会俊彦など、仲間たちと次々起こる事件を解決していく。
自衛隊の音楽隊がどんなところで、どんな活動をしているのか、また吹奏楽の名曲が次々と出てきて、興味深かったです。
謎解きの要素があり、自衛隊だからといってもこんなに事件起きないだろと突っ込んでしまいますが、楽しく読めました。
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航空自衛隊航空中央音楽隊所属、空士長 鳴瀬佳音。
音大卒業後、航空自衛隊の音楽隊に入隊した主人公を中心に、
定期演奏会などで移動の多い音楽隊員たちの
日常生活や音楽に対する愛情を、
読みやすい文章で描き出された6話の短編集だった。
同期だというのに何年も早くに定年退官になった謎や
航空自衛隊音楽隊の創設時期に在職した祖父をもつ新隊員の話など、
自衛隊の内部事情にそったミステリが
うまくストーリーに組み込まれていて、面白く読めた。
重々しく固いイメージの自衛隊の印象は、
有川浩さんの作品などで、かなり緩和されたと思うが、
この作品でもやはり、ほどよいところで、
隊員同士のラブがでてきたりして、
ほんわかムード、たっぷりだった。
自衛隊は若い隊員が中心となっている。
ラブもあり、涙もあり、まさに青春。
全体から感じるすがすがしさに続編も期待してしまった。
でも、でも、カノンちゃん。
アラサ―で空士長では確かにちょっと遅い。
高校の同級生であとから入隊した渡会君が
先に空三曹となっているからね。
続編がでるなら、
ぜひとも、鳴瀬佳音空三曹で音楽活動を続けていた欲しいと思う。
そして、注目は、
この作品の最後の章で作者が書いた取材ノート。
これが結構おもしろい。
音大を出ても就職難なので、今は結構、音大出身の子が
自衛隊や警察の音楽隊に入隊するとか。
何を隠そう、
私の友人の息子さんもその口で、陸上音楽隊に勤務中だ。
そして、この作品を読めば、
毎年11月に日本武道館で本当に行われている、
自衛隊音楽まつりを観たくなる。
私はもう何回も観ているが、
この日のためにほとんど一年間、練習をついやし、
この日に全国の音楽隊メンバーと再会し、
イベントがおわれば、涙を流しながら再会を誓って別れるのだ。
自衛隊同士の絆もさらに深くなって、
「国を守るため」の本来の業務に一層、力が入るそうだ。
自衛隊音楽隊員にとっては、本当に一大イベントにちがいない。
こんなイベントをしながらも、
「国を守る」ために音楽活動をしている彼らの代弁を
りっぱに果たしている小説だと思う。