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航空自衛隊の音楽隊を舞台にした日常の謎ミステリー。
こういうお仕事あったのねっていう発見はあったものの、そこが一番の食いつき所で、内容は可もなく不可も無く。
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今までの福田小説とは全く違った新しい魅力に満ちた一冊。
自衛隊、という堅いイメージの舞台の中でこんなにも軽やかに「中の人」を描き出せるのはやはり福田さんの日頃の取材力のなせる技。
自衛隊の音楽隊、というのはなかなか普段接することはないけれど、それでも誰もが一度はあの一糸乱れぬパフォーマンスを目にしたことはあるはず。
その知っているようで知らない世界にいる人たちの生活にとても親近感を持った。
そしてなんというか、「音楽+謎×時々恋=最強」なのだ、とあらためて思った次第。
登場人物もとても魅力的でぜひとも続編をおねがいしたく!!
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自衛隊を舞台にした作品なら、有川浩の描く作品の方が胸きゅん度は高いですが、こちらはこちらで良い味出してます。
自衛隊テイストが薄いのは、やはり音楽隊という自衛隊の中ではちょっと異質な部隊だからでしょうか。
【文明開化の鐘】が個人的には一番感動しました。
渡会君と佳音との関係は、渡会君には気の毒ですが、このままの関係を続けてほしい感じです。
報われない思いを抱きつつも、「実は、こういう関係ってすごく幸せじゃないか」という渡会君の気持ち、分かる気もするので。
続編が出たら読むと思います。
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自衛隊のプチ恋愛ものというのは、某有川氏の十八番ではあるが、それ差別化するために音楽隊という新しい舞台を用意し、なおかつ、日常生活に潜むちょっとした謎を一話単位で盛り込んだところが新しい。恋愛ものではあるものの、主人公が異常なまでに鈍感であるところも面白い。周りを取り巻く人物たちの造形もキャラがたっているので、話としては面白いのだが、いかんせん、軽い。そのあたりを狙ったのであれば、それはそれで良いが、もうひとひねりほしいところ。それにしても、最近の作品には東日本大震災のことが、多く語られることが多くなってきた。物語が今という日常を描く以上、避けては通れないのだろうが、今になっての話なので、その多くが後日譚的な話となっているのが残念ではあるが、現在進行形で描くと、本筋としての話が成り立たないので、しょうがないのだろう。
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航空自衛隊航空中央音楽隊を舞台に主人公鳴瀬佳音が日常の謎を解く短編集。
自衛隊が舞台といってもそれほどお堅い訳でもなく、大人の部活といったテイスト。
出てくる謎もほのぼのとしたものだし、登場人物も音楽をこよなく愛する個性的な面々である。
残念なのは吹奏楽の楽曲に詳しければ、もっとこの作品を楽しめたのではないかということだ。
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大好きな吹奏楽と航空音楽隊のコラボ小説、音楽隊の日常を垣間見られ楽しめました。それぞれ登場人物のキャラクターも愛らしい、また演奏会を聴きに行きたくなりました。
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航空自衛隊の音楽隊が舞台のお話。
好奇心旺盛なドジっ子ヒロインをはじめとして、キャラが立ってます。
ほんのりミステリー成分あり、甘酸っぱい恋愛模様もありで、するする読めました。
どのエピソードも、さわやかな結末で読んでいて気持ちがいいです。
報われなかった渡会くんのためにも、続編が出てほしい…笑
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うーーん。あまりに歯ごたえが無いなぁ。ゴメンナサイ。
高校や中学の吹奏楽を舞台にした小説は色々あるけれど、社会人でセミプロである自衛隊音楽隊を舞台にしたのは新鮮で期待したのだけれど。
内容は、日常の謎や事件を解決する軽いミステリー仕立てなんだけれど、あまりに軽くてミステリーとも言えないし、青春小説とか成長小説とか言うにはヒロインは29歳で結構薹が立ってるし…。
何しろお話に航空自衛隊中央音楽隊である必然性があまり感じられない。
いや、確かに自衛隊音楽隊ならではのお話もあるにはあるんだけれど。
登場する人物がほぼサックスパートとフルートにパーカスというのもバランスが悪い。パートごとの性格付けとかしたら面白いキャラクターが立ち上がると思うのに。
「自衛隊音楽まつり」を話に盛り込むなら陸・海・空でプログラムの違いがることを描いてもよかったのに…。
とか色々と残念な事ばかりが目に付いてしまいました。
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航空自衛隊音楽隊を舞台に、さまざな日常のミステリーが繰り広げられるお話。ライトノベル感覚で気楽に読めました。
私自身が吹奏楽部出身者のため、基本的に主人公の担当するサックスと、フルート、トランペットくらいしか触られていないのがちょっと残念。合奏のわくわく感みたいなのも感じられたらもっと嬉しかったなー、と思いました。
ひとつひとつのお話は短いしテンポもいいので、気軽に読む本としてオススメです。
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航空自衛隊の音楽隊を部隊にした音楽と日常のミステリと
そして少しの恋愛がブレンドされた割とライトな方の(?)
福田作品。このテイストは...きっと有川浩作品のファン
にはストライクな気がします。
主人公の「佳音」は入隊中堅のアルトサックス奏者。
彼女の日常はまるで絵に書いたようなドジっ娘で
鈍感で、トラブルを引き寄せる不運体質。そんな
彼女達に、失われたスコアが突如匿名で返却されたり、
学生時代の謎、中学校の吹奏楽部から楽器のパーツが
連続盗難される事件、イラクから届いたメッセージなき
絵はがきの真意...など様々な謎を、朗らかに解決して
いく連作スタイル。
想像よりは演奏シーンや演奏者としての熱い想いや
音楽を小説で描写するパートは少なかったものの、
しっかりと取材に基づいた福田作品ならではの
東日本大震災後の彼等の心情、活動の描写は
ほんの少しだけ...なのにリアルに胸に響きます。
もし...続編があるなら...「佳音」の演奏者としての
夢である大きい舞台での活躍や、より深い音楽小説を
期待してしまいます。
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自衛隊の音楽隊モノ、女子主人公とは知ってたけど、福田和代さんなんだから、どこかこうズッシリしたものなんだろう、と思ってたけど最初から最後まで爽やかに終わった…。こんな作風書けるんだ、ということにとりあえずびっくりした。びっくりびっくり…
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航空自衛隊音楽隊に起こるトラブル!?解決していく。何気に設定とキャラが「図書館戦争」とかぶるような…
2013.4.10
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装丁もかわいいけど内容はもっとかわいい。
自衛隊員って言ったってやっぱり女の子は女の子だよねー
って感じの若々しくて瑞々しい青春ミステリ。
肩も凝らずにすっきりとした気分が味わえる。読後は爽快!
空自ファンで戦闘機モノの小説はいろいろ読んだけど
こんな切り口があったんだなーと。
一口に自衛隊って言ってもお仕事はいろいろあるよね。
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航空自衛隊音楽隊を舞台にした日常ミステリー。連作短編集カノンの天然なんだけどまっすぐな姿勢がすごく心地よくて、音楽隊のメンバーもいい人ばかりで、軽くサクサク読めました。ほんのり恋の予感も出てきて、続編を読みたいです。
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自衛隊の音楽隊、しかも女性が主人公ということで、楽しみにしていたのだが…
内容は自衛隊とあまりからまない、日常の謎系だったのでちょっとがっかり。楽譜とか規律とか自衛隊のネタ要素は最低限あるけれども、正直音大でも成り立つストーリーばかり。せっかく良い設定なのだから、自衛隊でしか起こり得ない内容を詰めてほしかった。