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タイトル通りにクリスマスは重要ワードなんだけど
よくある恋愛モノではありません。
ファンタジックでミステリアスでハートウォーミングな物語。
登場人物もひとりひとり魅力的。
特におミツさんがいいっ!
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大学を卒業して小さなプロダクションに勤める中島育子は独身の30歳。ある年の12月23日、着替えを詰め込んだ荷物を抱えて出かけた先は、入院するための病院。
そんな書き出しで始まる物語は、過去の思い出と行きつ戻りつしながら、育子の特殊な生育環境をふりかえりつつ年末までの一週間を描きながら進行していく。物語は時節柄、子供の頃のクリスマスの記憶へと遡っていく、、、母と離婚した後に亡くなってしまった父親は、いつもこの時期は不在がちで、一緒にクリスマスを過ごしたことがなかったこと。
そして、出かける先で手をつなごうとしても、決して手をつないでくれなかった寂しい思い出などなど。こうした断片的な思い出話に強烈なインパクトを与えるのが、お婆ちゃん代わりの「おミツさん」の登場だ。父親の育ての親・おミツさんなくしてはこの物語は成立しない。それくらい強烈。
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ガンが見つかりクリスマスに手術をすることになった育子、30歳。祖母代わりのおミツさんが、父の秘密?を教えてくれた
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ん~、これはちょっとビミョーw でも、好みの問題なので! 加藤元さんから、今、目が離せません!!!ww
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こんなに悲しくて、こんなに切なくて、こんなに温かい嘘があるなんて。
子どもにとってお親にとってもステキな思い出が降り積もるはずのクリスマス。
誰を責めればいいのだろう。誰にすがればいいのだろう。
やり場のない怒りと不満さえも包み込む優しい嘘が心にしみる。
帯のあおり「ガキにはまだ分かるまい。これが噂のカトゲンだ!」は嘘じゃない。
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クリスマスにいい思い出のない主人公。
入院をきっかけに今まで知ろうとしなかった過去の出来事を回想する。
読み終えた後に作中に出てきた色んな人の「嘘」についての真相を知る。少し不思議な家族愛の物語。表紙の色が暗い感じだけど暖かい話だった。
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タイトルみて、読むなら今でしょ!(古っ)と手にした一冊。
しかし、イメージと違う内容で、良い意味で裏切られた。2021年の一番にするかどうか、考え中。