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家族をトランプのカードに見立てるところが嫌だ。
新聞の書評欄で好評だったから買ってみたけど面白くなかった。
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『干支3回りが限度』何の限度か。思わず笑ってしまう親からの宣言。この言葉をきっかけに自分を見つめなおす主人公が微笑ましい。結婚とは、家族とは、普通の幸せとは?
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下町出身の女性上司と、郊外に住む女性部下。二人を好対照にしながら、社外での二人の交友を描いています。文章も展開も「小説」としては無理がありません。しかしタイトルが示すとおり、家族をトランプになぞらえる箇所が何度かありますが、この点だけは浮いている感じが否めないです。ただ作品全体を味読するうえでは、さほど支障はないでしょう。
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トランプとはまたうまい表現だなー
とつくづく思いました。
結婚、について考えさせられます。
この作者さんの話にしては、暗くなくドロドロしてなくて読みやすいです。
作中の、おばあちゃんが超いい味出してて大好きです(笑)
「何を分かり切ったことを言ってるだい?」(本が手元にないのでセリフはうろ覚え)にぷっと噴き出してしまいました。
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自分にとって何が幸せか? 居場所探し でも、居場所って気付いたら もうその場所にいるものなのかも。幸せに気付く気持ちの余裕は持っていたいな。
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ええ?えええ?っていう展開…というか着地点。間違いなく共感できるのは、私も品川の港南口は嫌いやわ。そこだけはすごいリアリティ!
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どこでホラーになるのかしら?なんて勝手に考えて読み進めましたが、全然違いました。
主人公の窓子ちゃんの立場とか気持ちに共感するトコが多かったです。
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1日で読み終わる淡々とした小説で明野照葉はサスペンスと思っていたのが、家族をテーマにした嫁にいかない1人娘を心配する振りをして、親の彼氏に対する評価が辛口。そんな親をもつ彼女は結婚は諦めていたのだが、、家族の核心に迫る作品ともなっているが重い文章ではないので、スラスラと読めた。
2017.03.31読了
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お初です、明野照葉。なぜだかこれまで全然知りませんでした。帯に「サスペンスの女王、新境地の傑作」、さらには「イヤミスを封印しても、明野照葉は面白い!」とあります。どうやらこの人はホラーで有名な作家で、これはホラーでもイヤミスでもない、良い話らしい。
窓子33歳。大学を卒業して証券会社に入社、苛烈さに耐えられず数年で退職。化粧品等の通販会社である今の会社に契約社員として勤めはじめ、1年数カ月後には正社員に昇格、以来8年余り在職。たいして給料はよくないが妥当ともいえる。仕事自体は難しくもなく、居心地もいいのだから。しかし、家に帰れば両親から結婚をせっつかれてツライ。10年近く前に結婚すべく両親に会わせた交際相手がいたのだが、両親のお眼鏡に適わず嫌味を言われまくった。そのせいで相手は逃げてしまい、だから今も独身だというのに。どうしたものかと考えていたある日、47歳独身の上司、潮美からランチに誘われる。バリバリのキャリア女性で誰もが一目置く潮美、そしてその家族と交流を深めることによって、窓子の人生に変化が訪れて……。
タイトルは、「家族合わせ」というトランプゲームに家族をつくる過程をなぞらえているがゆえ。読後感は悪くないので★3としましたが、毒もアクもなさすぎる。潮美の実家が食堂で、食べ物の薀蓄も登場人物によって語られたりするのですが、なんだか凡庸。出てくる料理の描写がすぐれているとも感じられず、ありがちな話に終始します。窓子の潮美への崇拝ぶりにも私はドン引き。
こんなに凡庸な「良い話」ならば、私はもう要らない。それよりもこの著者本来のイヤミスのほうを読んでみたいなぁ。
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三十六歳までに実家を出て行くよう迫られた三十三歳の窓子が四十七歳のやり手上司潮美と仲良くなり彼女の実家の食堂兼居酒屋にも足繁く通う。両親を悪く言いっぱなしな事が気になったけれど潮美達との交流のお陰でヒリヒリせず明るい。潮美に傾倒し恋愛よりも潮美や一家への好意を優先するのも生活の為の結婚より純粋かも。
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風見窓子。33歳。
そんな彼女に「しないの、結婚?」と声をかけてきたやり手の女性上司、47歳で独身の有磯潮美。
社会からも東京からも家族からも危うくはぐれそうになっている三十代未婚女性の居場所探しの物語。
こんな内容で、言えばどこにでも転がっていそうな一見平凡なお話です。
けれど登場人物の巧みな描写、感情表現の細やかさ、それぞれのキャラクター設定がしっかりしていて平凡な話が、自分のすぐそばで行われている様な錯覚に陥ります。
こんな家族や日々の暮らしを描いた作品もいつもと一味違って面白かったです。
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家族の一人一人が、トランプのカードのような様子。優秀な女性上司の有磯が、部下の窓子に目がとまり、弟の嫁にしたいと思ったことからの策略、結果ということで読み終えて話の展開がきちんと筋道たっていることに気づいた。
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両親と同居、自宅通勤者の「風見窓子」は、30歳を越え両親に『結婚をして独立を』と言われる日々。ある日、勤務先の40歳台独身の上司「有磯潮美」から声を掛けられ「結婚しないの?」と言われます。話をするうちに潮美の実家に誘われる窓子。潮美の実家は家族経営の、食堂兼居酒屋の『磯家』。窓子は、潮美の家族やお客様、潮美の幼なじみ等との交流を深める程「磯家」に行くようになります。やがて窓子は、刺激を受けながら心境が変わり始め家族や結婚について考えていくようになります。題名の「家族トランプ」は読み進めて意味が解るのですが、私はこの小説が読みやすく展開もテンポも良いと感じました。
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30代女性として、仕事や結婚の悩み。あるあるなんだなぁて共感した。リソさんや磯家のキャラクターが素敵で読んでてほっこりするような物語。同年代の方におすすめ
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えええ! これで終わるの? 北上次郎氏の「下町食堂小説になっていくのだ」という文章を読み、主人公が潮美の実家である食堂で働き出し、その悪戦苦闘の日々を描いていくのかと思っていたのだ。しかし、一向に働かないのである。あれれ、となっちゃった。思い込みはいけません。しかし、普通小説として充分愉しめました。