投稿元:
レビューを見る
こういった本は、なかなかメディア側が宣伝してくれない、そして書店が置いてくれないので、目に触れにくい。
ネットで購入できるようななったことのメリットがこういったところにもある。
さて、本の内容だが、思っていた以上の内容であった。
この教科書選定の件は新聞には確かに載っていたのだが、断片的で、事の運びにつながりが見えなかった。
この本でやっとつながった。
沖縄の新聞2紙は読んだことないが、できれば他の新聞と併読し、自分の考えを持ちたいところだ。比較対象を同席させて始めて考えが持てるものだ。一方通行のテレビでは信用ならん。(しかもゲストも偏っている)
現内閣はメディア云々はあまりないだろうが、教育関連法案は重視している。是非、議論いただいてイデオロギーに左右されない教育のありかたを議論、政策決定、教育現場に落としてほしい。
教育は子供だけが対象なのではない。
子を通じて、あるいは子に通す情報や物語があり、改めて重要視してほしい。
結局は議論するのが大人なので、そこで意見を言う人、既得権益・慣行例で決まる、という点で難しい話ではある。
子供には、とか子供の未来のために、とデカい声で叫ぶ人がいるが、自分のためだ。子供の未来は子供が作るのだ。大人は余分なことをしてはいけない、事実を現物で見せて考えさせることが重要だ(資料は駄目)。
投稿元:
レビューを見る
適正な手続きに則らず,己の主義主張を優先させた沖縄教委,沖縄の各大手メディアは子どもに対してどう責任をとるのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
沖縄の離島である八重山地区での公民の教科書決定までの長い長い戦いが書かれている。
『反戦平和』、『命こそ宝』を旗印に革新系のイデオロギーが強固な沖縄。戦争に少しでもつながる事を言おうものなら干されてしまう。
その沖縄の離島である八重山地区で保守系とされる人たちが執筆した育鵬社版の公民教科書が採択されたことは衝撃だった。
しかし、米軍基地や自衛隊に対し肯定的な記述がある育鵬社の教科書は『戦争につながる教科書』というレッテルを貼られ、
住民運動とマスコミ、県教委がこの採択阻止に向かって共闘するという沖縄独自の構図が作り上げられ一度は逆転不採択となってしまう。
この『違法な不採択決定』に立ち向かい最後には育鵬社の採択を勝ち取る石垣市の玉津教育長の奮闘ぶりが詳細に書かれている。
八重山は尖閣諸島を含んでいる。
中国危機がすぐそこに迫っている彼らの教科書採択は真剣で、沖縄本島のイデオロギーに基いて『八重山の右傾化』と片付けようとするのはどうなのか。。。