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日本の世情についてピリリと辛口の批評を加えながらラ・フォンテーヌの寓話を紹介する鹿島先生の語り口の巧みさに脱帽。すらすら読めて楽しい。軽くコンパクトな装釘もいいし、なによりグランヴィルのイラストレーションが各章に使われているのがすばらしい!なのに、この本のどこを探してもグランヴィルの「グ」の字も発見できず…。ちなみにタイトルの「悪知恵」というのは、「人は騙す生き物。騙されるほうが悪いので、騙されないようにするためにはどうすべきか」ということ。
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ラ・フォンテーヌの寓話から、フランス人の考え方を解説している本。
フランスと日本はとても違うことがわかります。
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イソップ物語を元に、ラ・フォンテーヌが作ったこの寓話集は、一味違う。同じような物語を、皮肉混じりの戒めに帰るところはフランス流。世界の中でも独特の価値観を持つフランス人を知るならこれを読め!、、とは作家の弁。
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鹿島茂 「 悪知恵のすすめ 」ラ・フォンテーヌの寓話から フランスの教訓を知る本
投資の教訓「手の中にある一匹の魚は いつか手に入る二匹の魚より価値がある」は興味深い
驚くのは「アリとセミ」の教訓が イソップ「アリとキリギリス」と逆なこと。セミ=芸術家=働かず みんなのために歌うのは◎、アリ=自分のために働くは✖️。
「病気のライオンとキツネ」に納得する
*病気のライオン=年老いた権力者→猜疑心に注意
*丁半の両方に張っておくキツネが賢い→ライオンが死ぬまで待つのがいい
フランス人は 「人を信じない」「負け惜しみが強い」「自分の道は自分で決める〜大勢に逆らってでも」って本当だろうか?