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まさに今の会社の状況。危機感をもって仕事をする必要を感じました。しかし、感じるだけではだめですね。今までと変わらない。
孤独を恐れずに本物の仕事をしたいです。
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是非、皆さんも読んで下さい。考えさせられますと言うか、現在の自分で良いのかと己を省みるきっかけになります。
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■老化した会社
A.老化した会社では「思考停止」現象が頻発する。すなわち、思考が自分中心となり、全体像を考えずに視野狭窄に陥り、具合の悪いことが起これば「私は悪くない」と考えるようになる。
B.老化した会社を活性化できるのは、起業家精神を持つイノベーターである。だが皮肉にも、会社の老化が進むほど彼らを活用できない。なぜなら、会社が成長し、成熟するにつれ、決められた仕事を着実にこなす「オペレーション型人材」が社内で幅をきかせるようになるからである。
C.会社の老化への対処法としては、例えば、次のようなものがある。
・会社の老化は止められないという現実を受け入れる。
・新しい世代を生み出して、世代交代を図る。
・自社の課題を可視化した上で、思考停止に歯止めをかける。
・明確な戦略を持つなど、社員の方向性を統一する。
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企業で働いているだれもが日常で感じるジレンマが適切に表現されている。
変化を好まないオペレーション人材と、それに対峙するイノベーター。どちらも必要であることは本に書かれているとおりだが、自分は後者でありたいと感じながら、読み進めた。感じたことを活かしながら、今後の仕事に向き合っていきたい。
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企業の老化現象、いわゆる大企業病や官僚主義について、それが不可逆的かつ必然的に発症するメカニズムについて説得力をもって記述されている。
一定規模の組織に所属している人であれば誰もが経験のあることだと思うが、いかにイノベーターが駆逐されていくかが事例をもってよく理解できた。
会社を人間の人生にたとえ、老化現象を解消するには、子供を作るごとく
器と価値観をリセットするしか方法は無いとの結論は、それまでの一連の文書を読んできた中では妙に納得ができた。
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大企業になって階層が増えるほど、社内プレゼンですら、リハーサルが何度も行われ、役員資料のてにをはチェックも入念にされて、下手すれば社内会議で名刺交換に時間を費やされる。そうなれば当然従業員同士でのコミュニケーションも社外並みのコストをかけて行われるようになる。このコストの無駄。
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本当そうだよなぁ…と思いながら読み進めました。イノベーターのアンチイノベーターとの対立や、みんなでやるはだれもやらない等、ある、ある、と言う話の連続。
そういいながら正直結論ないだろうな、と思ったら若干意外な結論が待ってました。でも実務的にはそれが現実的なのかもしれない、と自分の経験上からも納得しています。
オススメです。
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私自身が結構な大会社に勤めている人間ですが、本書で書かれているアンチイノペーターがのさばり、思考停止や減点主義、増える一方のコンプライアンス面のチェックなど、大会社の困った実態があまりにも鮮やかに表現されていますので読んでいて笑いそうになりました。
逆に言いますと、今日本の多くの大企業が直面しているのが会社が老化している実態であり、老化を食い止めるのが改革者である「イノペーター」であるのですが、大会社でイノペーターになると孤独な闘いを避けざる得ないのは何ともやりきれない状況ですが、これは中田の会社を見ても事実なのだと思います。
本書ではイノベーターが大会社で生き残る道として3つの処方箋が書かれています。一つ目は「我慢して丸くなる」こと。二つ目は「飛ばされる事」(ただし、飛ばされた先で成功しても、ゆめゆめ本流に戻ろうと思うなと書かれています)。三つ目は「外へ飛び立つ」事が書かれています。
特に「飛ばされる事」は通常サラリーマンとしては負けと取られる事態ですが、イノペーターにとってはむしろ好都合の事態と考えた方がいいとは、現実を踏まえた内容に思えました。
会社の老化が止められないのであれば、個人の生き方を老人に合わせるのか、そうでない道を選ぶのか、日本人に問われているのが今だとの思いがしました。筆者の他の本も読んでみたいと思いました。
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組織内のエントロピーは必ず増大する、その結果として組織は必ず「老化(いわゆる大企業病)」に陥る、という話
ルールが多くなる、標準化が是とされる、業務が細分化される、等々
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具体的な解決策が何かしら提示されるわけではなく(少なくとも私に取っては)、組織の成長ステージ/規模/事業ステージが変わることと「大企業病」を分けて考える思考の枠組みである。
解決の方向性はどのような魂を世代交代を通じて埋め込みたいのかによって異なる。
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会社の成長を人生というアナロジーで考察した本書。共感することも多く、とても面白かった。
基本的に、会社の成長は永久ではないこと、成長ステージに併せた機能を具備すべきこと、新陳代謝がなければ死を迎えること、という点が特に興味深い。
近視眼的な見方で考えているようでは、こういう視点からの采配(意思決定)はできないですね。組織の変化が不可逆だという認識を持った人が(マネジメント層に)いない会社というのは、とっても残念。
わかっててやらない(目を背けている)のなら、大罪。
わかってないのなら、愚者。
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今の日本国家や会社の実状を的確に分析したもの。あまりにも図星なので笑ってしまうくらい。一番問題なのは当事者達に全く自覚がないこと。自分達が老化していることに気付いていないし、問題とも思っていない。なにせ昇格するためには、可能な限り老人達に取り入る事が重要なので、その人達を否定するなんていう事は絶対考えない。かくして、老人会は綿々と続いていく。しかし、日本の茹でカエル状態も、もう限界。こんな老人だらけの会社に、やれ正社員を雇用しろだの言ったって、自分達の老後の方が大事なんだから、そんな事を考えもしない。この手の本の常で、現状分析に多くのページか割かれ、これからどうしたら良いの?という所が薄いのだが、少なくともルーティンというかアンチイノベーションの領域は激しくコモディティ化するので、その外側で孤独にイノベーティブに生きていくしかない、という未来が見えてくる。しかし、自分も含めこれまでの人生でそんな生き方した事ないし、教育も受けてない。1億人か、路頭に迷う時代になるのだろうか?
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人の一生は、若い頃、成長し身体が大きくなり、知識もつき、体力もあったときから、歳を重ねるとともに中年、老年になるに連れて、衰えて行く。身体は弱り、頭はボケ、やがて死へと向かっていく。会社も基本的に人と同じだが、会社だけずっと生きていけると思われていると著者は言う。会社も人と同じように、世代交代し、若くて元気で新しいことを生み出してくれる者に経営を任せるべきだ。意識的に世代交代のメカニズムを会社の運営ルールに入れるといいと思った。
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わかってることをサブリミナル効果的に何度も言われて、その重大さを刷り込まれる感じ。ただ、そんなにわかりやすい構図ではないというのが、難しくさせてると思うので、懐疑的になる。
わかりやすいものに流れるという話があったけど、今の時代、ITとか、価値が目に見えないこと、わかる人にしかわからないことが最も根本的な難しさの要因に思える。
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「地頭力を鍛える」の人が書いた本。ひたすら会社を人に例えるアナロジーで押し切るのだけど、分析自体は頷けるものの「確かにあるある」で終盤まで対策がない。が、そもそもこの手の本で対策や答えを求める方がおかしいと思っているので、私的には十分な内容。
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言ってることはウンウンと頷けて分かるんだけど、若返りは無理ってのが拍子抜け。頭の片隅には入れておきたいけれどもこれを読んで今すぐどうこうという本ではなかった。以下、メモ。
特急の停車駅と同じで不可逆な流れ
習慣の怖さ
一丸と部分最適の相似性
思考停止
ルーティーンワークの拡大がクリエイティブワークを駆逐する
集団無責任
イノベーターを生かさない組織。理解できない宇宙人だから。
子会社の独り立ちを支援するのが若返り