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投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと全巻読み終わりました。わたしは図書館で借りて読んでしまったのですが、読み返す用に買っておいた方が良いかも?人それぞれゲーテの共感する名言は違うと思うけど、沢山の金言を本の中から探すのはとても楽しい。
紙の本
エッカーマンを育てる ゲーテ
2023/11/04 17:24
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投稿者:伊達直人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中 の 編で ゲーテが亡くなる
そのあとも ゲーテが生きている間に
薫陶を受けた エッカーマンが 連れずれに
書き綴っている なにか 取り立てて
エッカーマンに才能があったのか
ただ その人間性に惚れたのか
社交界での 高貴な人たちとのふれあい
また 一つに熱中して研究することの大切さ
生きていくうえで 大切な何かを伝えているような
気がする
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上中巻ではカバーできなかったゲーテとのエピソードを盛り込む。
全巻とおして、日付でやりとりを克明に記録しているところから、時代背景を読み解ける面白さがある。
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エッカーマン以外の視点も入ってきているので、上巻中巻よりは熱狂的ではありませんが、ゲーテの人間としての素晴らしさが伝わります。
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上巻中巻下巻、数年かかってやっと読み終えた。文体が難しいというわけでもなく、内容も退屈というわけではないが、「のんびり」「こつこつ」「とぎれとぎれ」取り組んでいるうちにかなりの歳月が過ぎ去ってしまった。日記形式なので1日1日少しづつ進めていこうと思ったのだが、数行で終わる短い日もあり、十数ページにわたる日もありなかなかペースが掴みづらい。また、中巻と下巻の繋がりに少々混乱することもあった。
とはいえ100年以上にわたって読み続けられている名作。ゲーテの言葉とエッカーマンのセンスは非常に価値あるもので、あらゆる手段を駆使して読破するべき名著である。生きてきた時代も地位も異なる文豪ゲーテの言葉が、即現状の自分に当てはまるというものではないが、その内容は人類普遍のもので「思考の型」として心得ておくべき言葉が非常に多い。
ヴェルテル、ファウストといった名作の裏話もゲーテ本人との会話を通して聞ける。またゲーテ以外のクリエイターが手掛けた、当時流行の文学作品、演劇、思想などについてのゲーテ評もおもしろい。個人的にはヘーゲル、カントの解説はとても興味深かった。さらに個々の場面における描写もとても趣があるものが多く、著者エッカーマンをはじめとした来客がゲーテ宅に訪れ、互いに会話を交わすという様子は当時の雰囲気がよく伝わってくる。超大作映画化もありなのでないかとすら思う。
当時のゲーテのポジションからすれば、保守性の強い思想のように思っていたが、むしろ革新的な考え方が目立つ。もちろん「何もかも新しく」といったような安直な考え方はみられない。物事を深く考えた人は、自ずとその思想性にバランスがとれてくるものなのだろう。本書のような形式で描かれた人物像は、本人による自伝よりもイメージが伝わりやすいように思う。
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http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=TB10070807
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中巻でゲーテが死んでしまったので、なんかテンションが続かず積読していた下巻。構成として、下巻にゲーテの最後を持ってくればよかったんじゃないの?とは思いつつも、まあとりあえず読んでみた。
しかし、なんとなく感じるのは、良くも悪くも作者のエッカーマンはゲーテとのこの対話を後世に遺すためだけの人だったのだろうな、とは思う。それぐらいゲーテが神がかってて偉大すぎるのだろうし、エッカーマンの素直で真面目くんな態度だったり、なによりゲーテへの崇敬の深さとかからそう感じさせる。
あと、なによりこの時代の文学や芸術に対する造詣が深ければもっと楽しめてよめたかもしれないなあ。
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文豪ゲーテの晩年に約10年身近で過ごした若き詩人エッカーマンが、ゲーテとの談話や対話を日記のように書き綴った手記。1822年9月~1832年3月を収めた、三分冊の下巻(中巻とは年月日が前後している部分あり)。
そのテーマは、文学、芸術、科学から人生の過ごし方に及び、優れた上達論として読むことができる。
「生まれが同時代、仕事が同業、といった身近な人から学ぶ必要はない。何世紀も不変の価値、不変の名声を保ってきた作品を持つ過去の偉大な人物にこそ学ぶことだ。・・・偉大な先人と交わりたいという欲求こそ、高度な素質のある証拠なのだ。・・・シェークスピアに学ぶのもいい。けれども、何よりもまず、古代ギリシャ人に、一にも二にもギリシャ人に学ぶべきだよ」
「私がすすめたいのは、けっして無理をしないことだ。生産的でない日や時間にはいつでも、むしろ雑談をするなり、居眠りでもしていたほうがいいよ。そんなときにものを書いたって、後で、いやな思いをするだけだからね」
「大事なことは、すぐれた意志をもっているかどうか、そしてそれを成就するだけの技能と忍耐力をもっているかどうかだよ」等
ニーチェは、本書を「あるかぎりのドイツの書物の中で最良の書」と呼び、本書から無数の引用をしているという。
200年前に生きた巨人ゲーテの言葉が生き生きと伝わってくる。
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ついに読み終わった。初めて上中下巻読み通した。難しかったし分からないことは多々あったがとりあえず初めて世界有数の偉大なもの、崇高なものと繋がることができた。単純に嬉しい。もちろん今回読んだだけですぐに何かが変わる訳ではないが、今後繰り返し再三再四読んでいく(ニーチェ)ことで少しでもゲーテに近づいて行くことが残りの人生を有意義に使うことだと思う。人の使命は生きてきた時より少しでもマシになること(稲盛和夫)ならこの道はきっと正しいはず。まだ全く何も見えてはいないが。この先に生きる糧が見つかるとそう信じてこれからゆっくりと本を読んでいきたい。途中本が古い方のバージョンに変わったのでメモったところが多少食い違っているが何個か引用を。「問題の選び方にこそ、その人がどういう人物であるか、どういう精神の持主であるかがあらわれるものなのだ。さてそこで、人間の精神はそれほど普遍性を持っていないから、すべての問題に等しく才能を発揮し、成果を挙げよ、と望むことはできない。ところで、たとえ、この著者が、あらゆることに等しく成功を収めてはいないとしても、それを扱う意図があったことだけで、私は彼を高く評価できるね。/そこで彼は、読書のむずかしさに触れ、多くの人は、愚かにも、まったく予習もせず、予備知識も持たずに、いきなり哲学書や科学書を、まるで小説同然に読もうとする、と言ってからかった。「みなさんは、」「本の読み方を学ぶには、どんなに時間と労力がかかるかをご存知ない。」/「仕事は、私たちを悩みから立ち直らせてくれるすばらしい手段です。」「生きているかぎり、頭をおこしていよう。まだ産み出すことのできる限り、諦めはしないだろうよ。」/「愚昧な輩が、高貴な人間を迫害するのなら、まだしもだ!いや、それだけではない!天分にも恵まれ、才能もある人たちが、おたがいに迫害しあっている。プラーテンはハイネを怒らせ、ハイネはプラーテンを怒らせる。こういったぐあいに猫も杓子も、ほかの者を誹謗し、いがみ合おうとしているが、世の中というのは、平和に暮して働いていくには、十分広くて大きいのだよ。それなのに、めいめいが、自分自身の才能といういわば獅子身中の虫のほかに、ごていねいにも敵をつくり出しているのだからね。」/ゲーテが眼鏡嫌いとは知らなんだ。ていうか眼鏡嫌いて何や^_^/「精神的にも肉体的にも生れつき力のそなわっている人は、きわめて謙譲であるのがふつうだし、逆に、特別精神に欠陥のある人は、はるかにうぬぼれ屋でもあるものだ。情深い自然は、より高い観点に立って劣るところのある者たちに、それを調整する緩和剤として、補償手段として、うぬぼれと高慢を与えられたように見えるね。」「とにかく、謙譲とか高慢とかは、きわめて精神的な種類の徳目であって、肉体とはほとんど関係を持たない。頑迷な人、精神の薄弱な人のばあいに、うぬぼれが現れる。だが、精神の明晰な人、天分の豊かな人のばあいには、けっして現れない。そういう人たちには、せいぜい自分の力に対する満足感が起るていどだ。しかし、この力は事実なのだから、この感情も断じてうぬぼれではなく、まったく別のものさ。」また読もう。
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岩波文庫 ゲーテとの対話
1822年〜1832年のエッカーマンの追補、ゲーテ年譜、人名索引など 下巻が一番充実している。下巻はまた読みたい
上中巻同様に格言は秀逸。神について、天才論など長めの論調も読み応えある。
ゲーテが神の恩寵を受けた 天才と認めたのは、モーツァルト、ラファエロ、シェークスピア。ゲーテが影響を受けたのは、シラー、ナポレオン、バイロンだと思う。
ゲーテ自身、自分の作品のうち「親和力」を最も高く評価している?読んでみたい。
ゲーテ曰く「本の読み方を学ぶのに〜私は八十年費やした。まだ今も目的に到達しているとはいえない」とのこと。
格言
*名声は労苦の泉、隠世は幸福の泉
*本質的なことに金を惜しむくらい無駄な金使いはない
*探究と過ちを通して、人は学ぶ
*同類のものは、われわれを安心させる。反対のものは、われわれを創造的にする
*人間の蒙昧さと開悟がその運命をつくる
*天才的な人物には、反復する思春期がある
神について
*神は、人々にとって〜たんなる呼び名
*神の偉大さを確信している人は〜畏敬のあまりその名を呼ぶことさえ憚るだろう
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一貫して、
永遠真理、普遍の法則を探究しているゲーテの深遠な洞察が光るエッカーマンとの対談。
幸福について
学びについて
生きるということについてなど語られる。
「私は、作家という天職についているが、大衆が何を求めているとか、私が全体のためにどう役立っているかなどということを決して問題にしてこなかった。
それどころか、私がひたすら目指してきたのは、自分自身というものをさらに賢明に、さらに良くすること、自分自身の人格を高める、自分が善だ、真実だと認めたものを表現することであった。」
人のためにと自分を犠牲にして行う行為に幸せはなく、全体の幸せとは、自分自身を幸せにし、その上でまわりにも良い影響があり、それをめいめいが行っていった結果であると。
自分自身を高めていく。
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こうした古典を読みつけてないため、読破するのは難しいかと思っていたが、1ヶ月かかって読破した。
この本を開く前は予想もしなかったが、おもわずふふっと笑ってしまったり、読みながら涙したり…… 様々な感情が自分自身の中で渦巻いた。ゲーテとエッカーマンの戻らないかけがえのない時間がこの本には詰まっている。
もちろん、私の頭では理解できない部分が多いが、現代にも通じる言葉も多く、線を沢山引いた。
日頃モヤモヤしていて言葉に出来ないことも、心にスっと入るようにゲーテが表現していて、読んでいて胸がすく思いがした。
同時に、ゲーテならこのコロナ禍に生きていたらどのような言葉を残したのか?日々起こる出来事にゲーテはどう考えるのか?という新たな問いが自分の中で生まれるようになった。
ゲーテは聞き手としても素晴らしい。本書はゲーテから著者に語りかける言葉で構成されているが、弓矢と野鳥ヲタのエッカーマンの話を、その分野に明るくないゲーテが聞く場面がある。
相手を褒めながら、核心をつく質問をして相手をのせてさらに話を聞き出す……様々な専門家から沢山の知識を引き出して、自らの知識そして教養としていたのだと伺わせる場面であった。
しかし、ICレコーダーが無い時代に、エッカーマンは一体どうやってゲーテの言葉を書き留めることができたのかが不思議である。
あなたがいたから、私は作品から離れたゲーテ自身が紡ぎ出す素晴らしい言葉の数々に触れることができた。
あなたは誰よりも一番のゲーテヲタなんだと思う。
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感嘆させられることが多くて、その度にそれをせっせと書き留めた。
水木しげるさんが戦場でお守りは落としても、この本だけは肌身離さず持ってたらしい。
あの人もきっと、ゲーテの優れた、有益な言葉に励まされたんじゃないかと思った。
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第三部
まえがき
一八二二年
一八二三年
一八二四年
一八二五年
一八二六年
一八二七年
一八二八年
一八三〇~一八三二年
『ゲーテとの対話』第四部のための草稿より
ゲーテ年譜
解 説
人名索引
ゲーテ作品名索引
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生前にゲーテと対話したエッカーマンの回顧録。
多種多様な分野の話で、自身の理解が届かないと感じるのは教養不足なんだろう。
またしばらく置いてまたチャレンジしてみよう。
265冊目読了。