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ベーシック絵本入門 みんなのレビュー
- 生田 美秋 (編著), 石井 光恵 (編著), 藤本 朝巳 (編著)
- 税込価格:2,640円(24pt)
- 出版社:ミネルヴァ書房
- 取扱開始日:2013/05/06
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紙の本
絵本は人生で3度楽しめる
2019/10/29 16:16
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノンフィクション作家柳田邦男さんは「絵本は人生で3度楽しめる」という。
3度とは、幼い頃、子育て中、そして人生後半。
絵本といえばなんとなく幼い子どもが読むものと思いがちだし、それは決して間違っていないのだが、人生100年の時代に幼い頃のたった一度の出会いではもったいない。
特に人生後半、さまざまなことを体験したあとだからこそ、絵本が持っている純粋なものを再度味わうことに深い意味があるように思う。
絵本論を勉強したい人の入門書、あるいは絵本に関心のある人が学ぶベーシックなテキストとして2013年に刊行されたこの本は2019年に初版第4刷として出たことからすると、根強い読者がいるということだろう。
この本では絵本についてこう定義づけされている。
「ことば、文とイラストレーション、絵が相互に有機的に連動し響き合って、物語世界を表現する視覚伝達媒体」。
そして、「絵本は子どもが人生の最初に出会う本」で、「心の栄養」になる、と。
この本は、「絵本論の基礎的事項についての体系的な解説」である第一部と、「絵本論を学ぶための必読の絵本60冊」を紹介する第二部で構成されている。
名作絵本60冊は「海外の絵本」が35冊で「日本の絵本」が25冊となっている。
日本の絵本作家のすそ野が広がりつつあるから、今後名作絵本の占める「日本の絵本」も多くなるだろうが、そのためにも絵本論をしっかりと学んだ人の選択眼が必要になるだろう。
そして、その時には人生後半の読者にはどういう絵本がすぐれているのかといった配慮も必要になると考える。
紙の本
絵本入門
2015/09/20 17:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Matsuo - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵本の基本概念と歴史、画材や技法、絵本の種類、名作絵本などについて1冊にまとめた本。
このような総合的なテキストはこれまでなかったものと思われ、画期的だ。
絵本論を専門とする学生の方のみならず、絵本に興味のある方や絵本に関わっている方にとって、最初の一冊に良いだろう。
巻末資料が充実しており、絵本の賞、絵本美術館、参考文献、絵本の年表などが掲載されレファレンスに大変便利。
お勧めの一冊です。
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