紙の本
小説課修業
2016/02/15 01:29
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家は、作品で勝負するもので、松本清張氏は、まさに典型だったが、その松本作品から、宮部氏が12作を選び、成長しの原点ともなる素顔に迫る。ミステリを多く手掛けている宮部氏だが、成長氏のように社会派ではない。その意味では十二分に勉強になったのではないか。
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私小説的な要素が強い短編が多くて,わたし的にはイマイチ
2013/04/13図書館から借用;即日読み始め;04/16夕方読了
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松本清張の私小説的な作品を宮部みゆきがセレクション。とにかく暗いので読んでいて陰鬱となってしまった。
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松本清張の故郷、育った街が多く出てくる。父の不遇、自らの不遇。そういった環境が逆境をはね除け文豪と言われるまでになったといってもいいかも知れない。14.7.6
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暗い。それにしても暗い作品が多い。確かに、清張の作品で陽性なものを、私はしらないが。
本作品集では意図して、同じモチーフを持った作品を集めたのだろうが、いささか飽きる部分もあった。個人的には「絵はがきの少女」が好み。若い頃同じような夢想を自分も抱いたことがある。
結末は予想できたもののあまりに悲惨だが。
描かれている時代が、そもそも暗く陰鬱だったのだろうが、清張の描く風俗にはノスタルジーを強烈に感じる。それが、私にとって清張を読む一番の理由でもある。
本作品集の作品群は、は副題から想像するものからは、あまりにかけ離れている。編集部も宮部さんも、もう少し名は体を表す副題を考えるべきだったような気がする。
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宮部みゆきが選ぶ傑作選。暗に作者自身の出自生立ちを素材としてに書かれたものばかり。貧しくて暗い話が多いが、自分の体験がベースになっているのでリアリティがある。
悲しいことに夫も耳が薄い。ということは。
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"松本清張さんの作品を著名な作家たちが自ら選んだ作品集の最後。宮部みゆきさんが選んだ作品。
「月」とか「恩誼の紐」とか「絵はがきの少女」が印象に残っている。
くらい話が多かったと感じた。
昭和を代表する作家松本清張さんの作品に浸った。
きっかけを作ってくれた出版社に感謝。"
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月は、死の島。恩誼の紐は蟻の住む家。
読み進めるのが辛いです。
日本が貧しかった頃。若い人には遠い世界に思えるかも。
ただ、そうは言っても、人間は変わっていないので、物語の骨格は揺るぎないところが、やっぱり巨匠。
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宮部みゆきセレクトの松本清張短編集。歴史地理学者の衝撃的な残酷な結末の「月」、男の回想から始まる「恩誼の紐」の男の末路。義妹と一緒に故郷に帰ってきた男の回想から最後は衝撃の結末が用意されている「入江の記憶」.崖から転落死した田舎医師は果たして事故死なのかという「田舎医師」は良かったです。その他の作品は自伝的な小説というか僕にはいまひとつでした。2023年9月4日読了。