紙の本
参考になりました
2013/05/30 09:15
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくらん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルだけを見て小説か実話かと勘違いして購入し、読んでみて・・・買って良かったと思いました。信じる方は治療の(人生の)選択肢を増やすこと(知ること)ができ、そうでない方は情報として知ることはとても参考になると思いました。すぐに知人に紹介した一冊です。
紙の本
善し悪し
2013/04/18 13:05
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:HH - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の内容としては、医療現場の本音が伝わり素晴らしいと思う。
が、それを受け止めるのは患者自身であると改めて感じた。
読み終えて、現在40代でガンと分かった場合、寿命だと素直に受け入れることができるか。自分自身に問いかけているところだ。
紙の本
ガラパゴス化している日本の癌治療(日本の常識は世界の非常識)
2013/07/15 17:10
10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさにガラパゴス化している日本の癌治療の実態が、簡潔にまとめられています。癌治療にかかる日本の常識は、世界の非常識となっているようです。
例えば、「がん検診は、日本でだけ盛んに行われています。欧米では肺がん検診や胃がん検診はほとんど行われていません。なのに欧米では日本より数十年早く、胃がんが減ってきています(135ページ)」というように、がん検診は「百害あって一利なし(132ページ)」というのが世界の常識のようです。
また当然のように使用される抗がん剤は、世界ではほとんど使用されていないとのこと。抗がん剤は猛毒であり、抗がん剤で治る成人のがんは全体の約1割で、さらに固形がん(胃がん・肺がん・乳がん等)に対しては、つらい副作用と寿命を縮める作用しかないようです(118ページ)。
加えて、盛んに喧伝される「早期発見・早期手術」は無意味とのこと(94ぺージ)。
私の父親は膀胱癌が全身に転移し亡くなりました。検診嫌いの父親は症状(癌細胞が尿道を塞ぎ大量の血尿が出た)が現れて、癌が発見されました。結果的に放置していたことが77歳まで生きることができた勝因かもしれません。万が一、早期発見されていれば、いじくり回され苦しんだ挙句、早くに亡くなったかもしれません。
ただし、最後の最後に抗がん剤治療をしたため、病気への抵抗力を失い、信じられないスピードで癌が全身に転移し、一気に亡くなりました。無理な治療さえしなければ、まだ生きることができたことでしょう。抗がん剤治療に踏み切ったことが、「最大の敗因」でした。父に申し訳ないことをしてしまったと、強烈に後悔しています。こうした私自身の実体験からも、近藤先生の主張は正論であると思います。
一方で、自分に癌が見つかった時に、放置できる覚悟が今の自分にあるでしょうか。死生観を含め考えさせられます。また、近藤先生のように患者の決断を尊重し、その後も継続して治療してくれる医者をどうやって探せばいいのかという不安があることも事実です。
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抗がん剤の毒性及び手術の危険性と手術における成功率と延命率のからくりを描いた本である。手術によってすぐ死んでしまのはなぜかということについての回答を書いてある。
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本当に、現場では がんの治療で命を縮めていると感じる。昨日まで 普通に生活してた人が 入院、手術、抗がん剤治療で みるみる内に衰弱していって。。。 がん治療したら 余命3ヶ月かも
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「医者に殺されない47の心得」とかぶる話も多かったけど、(そりゃそうですよね、同じ人が書いてるんだからそうそう主張が変わるわけがない)、こちらはがんについてにしぼって書かれているので、論旨がよりわかりやすいです。
要は「進行性のがんになったら治癒はあきらめろ」ということ。どんなに早期発見でも、進行性のがんなら数年のうちに死ぬから、その数年を大事に生きましょう。特に抗がん剤や手術で縮命しないように。ということ。
もちろん、進行性でないがんはがんもどきであってがんではないから、放っておくのが一番体にダメージが少ないという、「患者よがんとたたかうな」以来の主張も変わっていません。
だから、自覚症状がない段階でがん検診で発見される早期がんは、検診を受けたことを忘れてしまうのが一番だそうです。進行性であってもなくても、自覚症状が出てから焦眉の問題を対症療法すればいいのなら、確かにがん検診自体不要ですよね。
折しも今は乳がん予防月間。私はもう乳がん検診には行きません。
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母もがんで亡くなったが、抗がん剤と手術で体力がめっきりなくなってしまった。
ほとんど病院にいて、残された人生を楽しんで生きるということはなかったのではないか。
祖父と祖母はがんではなかったが、長生きして
ほとんど何の治療も延命措置もせず、
苦しまずに静かになくなっていった。
いろいろ考える。
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『患者よ、がんと闘うな』や、 中村 仁一との対談『どうせ死ぬなら「がん」がいい』を記した近藤誠の新刊。
余命宣告の多くは、いい加減だとのこと。
また、癌の治療に対する批判的な内容も含め、癌にまつわる心構えを語っておられる。
がんよりもがんの治療が恐ろしいという内容で、健診や、手術、化学療法、放射線治療などのあり方に疑問を呈しておられる。
ピンクリボン運動に対しても、「健診は乳がんで悲しむ女性を増やしてばかりです」とバッサリ。マンモグラフィーも子宮頸がんワクチンも無意味とのこと。
あまりの言いように、「ほんとか?」と、思ってしまうが、著者は「あらゆる情報源にあたり、判断の材料を豊富にしよう」と言っておられる。本書もその判断材料の一つとなることだろう。
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【内容(「BOOK」データベースより)】
歩いて通院できるほど体力のある人間が、ある日突然「余命3カ月」と診断され、手術や抗がん剤治療の挙句、本当にあっけなく死んでしまう―このような悲劇を身の周りでも見聞きされていないだろうか。実は、余命宣告の多くはいいかげんである。治療が命綱の医者にとって、余命は短く言うほど「うまみ」が増すのだ。余命を告知される病気としては、圧倒的に「がん」が多い。がんの本質に迫り、余命宣告のウソを暴くことで、患者本位の治療を提言する。
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【目次】
第1章 偽りだらけの余命宣告
第2章 余命とはなにか
第3章 がんとはなにか
第4章 余命を縮める抗がん剤の正体
第5章 予防医学が余命を削る!
第6章 限られた余命を、どう生きるか
Q&A 余命のギモン ケーススタディ
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■ガン治療のおもわく
A.欧米でのがん細胞が進潤、または他臓器にいてんしないうちは、がんとみなしません。日本はがんもどきもガンとする。
B.医者にだまされないための9つの心得
1.元気なのに「余命3か月」「余命半年」はありえない。
2.人はガンですぐにはしなない。
3.検診を受けない。受けても忘れる。
4.リンパ節まで切り取っても、がんは治らない。
5.検診で受ける放射線量に要注意
6.治療法がひとつ、ということはない。
7.セカンドオピニオンは、違う病院の違う診療科で。
8.「免疫力」よりも「抵抗力」
9.無治療が最高の延命策
C.医者たちがつかう、抗がん剤が効くという言葉は、単に小さくなるだけの意味で、必ずリバウンドして再び増大する。
D.フランクルによれば、生き延びた人に共通していたのは、愛する人や信念のような、強い「心のよりどころ」があったということ。
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タイトルの、余命3か月のウソの理由と、
無治療の方が治療で命を縮めるよりも延命できるという話。
本モノがんとフェイクのがんの2種がある事を知れた。
それにより、早期発見早期治療の害悪や無意味も知れた。
その他抗がん剤やワクチンは毒であり正常細胞も破壊するモノである
との話やら、その他色々著者なりの見解を知ることができた。
放射線治療を推奨しているが、後半には放射線を否定しているような部分があってちょっと引っかかった(が、当方の読解力知識不足なのかもしれない。)。
ごく最近の有名人の死や子宮頸がんワクチンにも触れられており、
まだまだタイムリー感がある。
がんに関してのあらゆる知識の中の「一つ」として把握した。
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どんどん進行して命を奪うがんは、発見されたときにはもう転移しているので、治療しても延命にはつながらない。治療や手術でがんが治ることはないので、治療や手術でたとえ良くなったとしても、それは治療しなくてももともと進行することのない「がんもどき」なのだ。
この、単純でわかりやすい考え方は素晴らしい。治療に苦しまずお金もかからない。もしがんと診断されても、これで精神的にだいぶ楽になる。
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「神の手」外科医がもてはやされる日本はやはり異端児なんだろうなぁ。直らない癌に手術で臓器を取り体に傷を付けるのは逆に余命を短くしてるだけだ。というのは近藤センセの首尾一貫した説だが、いざ自分が癌になったらこの説に乗れるのだろうか?今は癌発見していない状況では説得力抜群だが。
ま、アラ還だし、癌の進行も遅くなりそうだし、癌に殺される前に本来の寿命が先に来そうな気もするので近藤説にのるかな (^_-)
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確かに日本の医者は検査し過ぎだが、もし自分が「がん」と診断された時、それを放置する勇気があるか・・・。
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余命の定義がいかにいいかげんかが書かれている。
がんだからって直ぐに手術、抗がん剤というのは早計。
逆に治療せずに長生きする事もあるみたいで、日本のガン治療を見直すには良い本
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日本人の二人に一人はがんになり、三人に一人はがんで死ぬ。
著者は症状が出てからでも治療は遅くないとのこと。消化器系のがんであればイレウスや黄疸などすぐ出る。その際の治療は…?小細胞など、進行の早いがんに対してもそのまま様子見なのか?多分、それらは別としていると思われる。
余命宣告に関しては本当に神のみぞ知ることだよなぁ。
俺には症状が出るまで待っている勇気があるかは今はわからない。