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テンポよく読める唯川恵さんらしい一冊
2017/08/02 19:59
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投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
昼メロのような展開の数々に「をいをいっっww」と笑いつつ、難しい言い回しや、展開もないので、数時間で読めちゃいました。
そこが唯川恵さんらしさ!
重さはないけど、その分気楽に読めるお話です。
これ、雑誌の付録小説だったとのこと。
雑誌の売り上げ如何で、きっとちょっとずつ話の展開に編集部から指示があったんだろーなぁ、やたら爆弾投下されてるのはそのせいなのかなーと思いつつ読むと、また、おもしろいです。
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再読
またまた読んでしまった。面白かった。
主人公のセシル度は低いような気がするが。タイトルと内容が結びつかない。
2016.1.28
再読。
何度読んでも面白い。
2013.04.14購入・再読。
2008年〜2010年 Storyに掲載。
雑誌の内幕もののようで、40歳代対象のStoryを思い浮かべながら読んでいたらStoryで連載されていたのか。
モデルの世界って、こんなにドロドロしているのかな。
2012.05.19
面白かった。一気読み。
平凡な主婦がファッション雑誌の読者モデルに合格し、変化していく話。
どろどろした女の嫉妬話も唯川恵さんだとさらっと読める。
タイトルの「セシル」とは、サガンの「悲しみはこんにちは」のセシルのこと。
女にはみんなセシルが棲んでいるというのはそうだろうが、今回の主人公はやっぱり良い人だった。
(図書館)
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【あらすじ】
平凡な生活を送る専業主婦・宮地奈央(みやじなお)の生活は一変した。友人に誘われ軽い気持ちで応募した女性誌『ヴァニティ』の読者モデル募集で思いがけず採用されたのだ。華やかなファッションの世界に渦巻くモデルたちの様々な思惑に困惑しながらも、奈央は“負けたくない”という自分の中の「女(セシル)」に気付く――。
【感想】
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女の心理を見事に描いている。毎度ながら…
女って、どんなに仲の良い人とでも、無意識のうちに張りあったり、比べたり、自分の持っていないものに嫉妬してしまったりする。自分にも心当たりがあったり、そうそうって思えちゃう心理描写にうなずきながら、納得しながら読んだ
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普通の主婦が、友達に誘われて応募した読者モデルに採用されて
その世界に飛び込んで行く、というようなお話です。
女のドロドロとかすごいのかなぁと期待したのですが、むしろあっさりに見えました。でもそれがかえってリアルでしたね~。
実際はどうだか知りませんが「モデルの世界ってこんなんなんだ・・・」って思ってしまいます。
そしてこれが雑誌『STORY』で連載されていたという事が面白い。
あっさりめとは言っても、期待通りモデル同士の争いはもちろんありますし、主婦モデルですから家庭の話もあったりで、色々共感できる部分もあります。
とにかく女の心理を書くのが上手い唯川さんですので、このテーマは間違いないです。
あっという間に読んじゃいました。
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女の秘めた本音の部分を嫌味なく表現されている作品。やっていることはかなり違うけれど、気持ちの部分では等身大で共感するとこ多し。
少しずつ自信をつけて、輝き始める奈央が素敵☆
負けないでと応援しながら読んで行くと、期待通りに一つずつ階段を登って行く奈央。それを嬉しく思うと同時に羨ましくもあった。
それにしても女の世界は怖い…。
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一気に読みました。面白かった。
主人公は、いわゆる勝ち組主婦・宮地奈央38歳。
大手自動車メーカーでエンジニアをしている41歳の夫・伸行、そして剣道に夢中の息子、智樹くん13歳とともに、永代橋近くの高層マンション三十二階に住む専業主婦
優しくて働き者の夫をもち、中学生の息子は不良にもならず剣道一筋で素直に育ってくれた。
そんな当たり前なようで、決して当たり前ではない幸せに素直に満足していた奈央。しかしその平凡な日々は、大学時代の友人・樋口文香によって思いがけない方向に転がりだすのです。
同窓会で再会し、後日文香にお茶に誘われる奈央。
なんとそこで、文香が『ヴァニティ』という人気女性誌の読者モデルに応募することを聞かされます。文香は美人でスタイルも抜群、驚きながらも納得する奈央。ところが、文香は奈央の分のエントリーシートまで用意していたのです。
こうして『ヴァニティ』読者モデルに応募し、二人とも一次予選通過、面接までこぎつけます。
その結果、読者モデルの座を勝ち取ったのは奈央!
……とまあ、こういうあらすじなんですが。
読者モデルに落ちた文香は、負け惜しみだけ言ってさっさといなくなっちゃうんですよね。面白いキャラなのにもったいないと思ったんですが…最後にまた出てきますけど。
ていうか、これまだ全然話の途中で終わってやしませんか?続編とかないですよね?
だって、絶対奈央が表紙を飾る場面でクライマックスだと思ったのに。
表紙ないの!?終わりなの?とがっくり……。
いつのまにか奈央が『ヴァニティ』の三番手、四番手モデルになっているとにも違和感。そんなのいつ書いてました?置いてけぼりですよ。奈央普通の主婦から、プロのモデルになっていくまでを丁寧に描いているのはわかります。でも、本当に「いつのまに??」って印象を受けてしまったんです。
奈央の女(セシル)がいつ目覚めたのかも、はっきり言ってよくわかりません。「負けられない!!」って意気込んでいるシーンはありましたが、それによって何をしたのか、どういう努力をしたのか、どうして負けられないのか、もっともっと深く知りたかった!!
つまり、何を言いたいのかというと、もっとドロドロしてほしかったんだ!!
這いつくばってでも石にかじりついてでも、死ぬ気で表紙モデルにやってやる!!女の幸せなんか全部捨てて、私の人生全部モデルに捧げる!!どうなったって構わないわ!!!夫と息子もいらないわ!!
ぐらいの意気込み、どうせなら見せてほしかったかなあ……。
一応奈央はプロのモデルの顔になったことになっていますけれど、見た感じ「しょせんいつまで経っても読者モデル気分の奈央」
(私の勝手な個人的な感想です。どうかご了承くださいませ)
表紙モデルになりたくないの?と聞かれても曖昧に誤魔化すだけ、
「私なんかとんでもない」「読者モデルになれただけで奇跡」
…だったら最初からモデルなんかやるなよ。
やっとプロの自覚��出てきたと思ったら
「いつか表紙モデルになれたらいいなあ……」
とかまだ言ってるし。子供が見る夢じゃないんだから。
そろそろ具体的な作戦を練るべきではなかろうか!!!!!!
歌舞伎俳優の妻ごときにおいしいポジション奪われて悔しくないの!?まだそんなのほほ~んとしたこと言ってるの!!非常に歯がゆい気持ちになりました。
良い人って時に人をイラつかせますよね。
奈央ってそういう人なんだと思う。
ていうか、そんな謙虚ぶってるのかと思ったら
南城編集長と不倫キターーーーー!!!!
と思ったのに、あれ?綺麗な一夜限りの関係で終わり??あれあれ?不倫を美化してきたよこれ。
ありえない。
どうして何もなかったかのようになっているのか。
ミーナさんとの三角関係発生?とか伸行と離婚?とか色々期待したのに。一回きりなら許されると思っているの?不倫しといて最後の「女の幸せ」うんぬんは笑いました。私には家庭が大事、じゃねーよ。
伸行の会社も不景気で危ないとか言いながら、結局それだけで終わったのも今一つ。リストラ展開か!!と思ったのに。
奈央が順調にいきすぎてる。
順調すぎるわけではないけれども、先輩モデルに嫌味言われたりすることぐらいで試練扱いできますか。できません!奈央にはなんの被害も及んでいません。ミーナさんとコラボ企画までやって、ハワイで買い物して、順調そのものとしかいいようがない。同じく読者モデルを始めた葵や亜由子の人生のほうがよっぽど面白そうじゃないですか。
彼女たちのほうがセシルが強い気がします。
面白くなりそうなシーンがたくさんあるのに、結局何もなかったことになって、すべて主人公である奈央の都合のいいようになっちゃったのが本当に残念。
・伸行がリストラ。そして離婚。シングルマザーになる?
・ミーナさんと南城編集長とドロ沼三角関係
・専属モデル同士と表紙モデル争い
とか……
幸せな家庭を持ち、モデル業も順調なんて、
つまらないと思ってしまうのは私だけでしょうか!?
それよりなにより、とにかくここで終わってはいけない!
『ジョワイユ』まだできてないじゃないですか!
『ヴァニティ』も微妙なまんまじゃないですか!!
『ジョワイユ』とそして『ヴァニティ』の、火花飛び散る熾烈な売り上げ争いが見たかったのに……。文香もせっかく登場したのに。
モデル業の理想と現実に失望し、「やってらんないわよ!!」とスタジオを飛び出す文香とか見たかった。文香は成功しなさそうなので。
一応嫌な奴として舞子とかいう先輩モデルがでてきますけど、別に嫌味言って立ち去るだけなので特にダメージは与えていないかと。もっと衣装ビリビリにしたりとか、アクセサリー隠しちゃうとか(古いですかね?)撮影中にわざと映ってないところで足踏んづけるとか期待してたのになー。
最初からうまくいかないのは当たり前だし、ウォーキングしてダイエットに励むなどの努力はモデルさんなら当然やっているはずだから、奈央の努力は特別な努力とは言えないし、中途半端に感じてしまうのは否めないですよね…。
ある程度名が知られてきて、街中で「奈央さんですか?握手してください!」なんていうファン登場シーンなどがあってもよかったと思うのに。そのへんについては「時々声をかけられるようになった」くらいの描写しかありませんでした。
読者の評判についても、編集長とかが「アンケートの順位がすごくよかった」っていうくらいで、イマイチ世間の反応みたいなものが分からない。だから奈央が『ヴァニティ』のどの辺の位置についたのか、よくわからないんですよ…。三番手って結構すごくないですか?なのにさらっと「三番手、四番手」って書かれていただけだし…。
とにかくもっとモデルとしての自覚を持とうよ奈央!!
あなたにはまだまだセシルが足りていないわ!セシル不足よ!!
メイクのトモさんは、脳内吹き替えIKKOさんで読むとすんなり読めました。お好きな声色でお楽しみいただけるはずです。
こんなにうるさいレビューになったのは、結局この『セシルのもくろみ』がものすごく面白かったからです。大ヒットでした。だからこそ、物足りなさを感じてしまったのかも……。
普通の撮影のシーンで終わりは、ないですよ。
奈央にまだ表紙は早いって意味なのかしら?
これで終わりなんですかねえ。ぜひ続編が見たいです。
『ジョワイユ』VS『ヴァニティ』!
南城編集長とのことも、なかったことにしないでください。
伸行にバレて修羅場になってください。
ミーナさんは家庭がうまくいってなくて、普通の幸せを切ったのに奈央はまだぬるま湯に浸かっているつもりですか?『ジョワイユ』と戦わなければならないのに?表紙モデルを目指さなければならないのに?そろそろ本気のセシル見せてくれ!!!
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とにかく読みやすい。あっという間に終わってしまった。そして容易に想像がつく展開。でも気楽に読み流したいときにはいいかも。
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図書館にて借りました。
唯川先生らしい作品。
しかし、コンテストとかにいく場合は友人を誘うもんじゃありません。
たいてい売れっ子になった人の経歴を見ると、
「友人のオーディションに着いて行った時にスカウトされた」
と、なってるから。
ここだ!と云う場所にはひとりで行きましょう。
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30代後半の主婦が読者モデルからプロになる話。冴えない主婦が精神的に強くなり成長していく過程は頼もしい。内容に比べ、あっさりしている結末にやや淋しいところもあり。
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読み応えはない。頭を使わずにマンガの代わりに読むならいいかも。主人公の成長?というか変化が見られず、あまり苦労せずに淡々と全てがうまくいくのは起伏がなく楽しめない。「もくろみ」とかあった?!
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唯川恵大ファンです!
なんといっても読みやすさ、女のどろどろした気持ちを書かせたら天下一品!
この本も裏切らない読みやすさ…だけど、ちょっと上っ面だけの小説に感じました。ライトすぎます。もう少しミーナとの関わりを深くほりさげてもよかったかな?骨太な小説も書ける方なので、期待しすぎてしまいました。
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タイトルと内容が思い描いていたものとは少し違っていた。平凡な主婦がうまく階段を登っていくその様はとても羨ましいなと。
特に引っ掛かる点もないまま、スッと読み終えた。世の中にはこういう人たちがいるんだと違う世界を知ったような感じだった。
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「STORY」の連載なだけあって、予想通りの展開でさくさく進みます。
つまる、つまらないではなく、月刊誌の連載という役割を鑑みての評価3。
軽すぎて、わたしには物足りませんでした。
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専業主婦の宮地奈央(38)は、夫と息子の3人で幸せに暮らしていた。ある日、友人に誘われて応募した女性誌の読者モデルに合格してから、生活が変わっていく。モデルたちの様々な思惑に戸惑いながらも、まだ“負けたくない”気持ちがあったことに気づく――。恋愛小説の名手が描く、アラフォー女性が再び輝く物語。