投稿元:
レビューを見る
他で読んだことのある作品も多かったのだけど、
総合的な満足度は高かった。
読んだことのない作家さんの作品でお気に入りの
割合が高いというのは嬉しいところ。
特に、最後に収録の「この雨が上がる頃」はいい!
こういうお話、見事に私のつぼ。
「生き証人」の皮肉な展開も私好み。
ちょっと宮部さんっぽい?「ミスファイア」も面白かった。
子供たち、かわいいなぁ。
「レッドシグナル」の思いがけない展開もナイス。
ほんの出来心から事故に巻き込まれてしまうなんて不運、
と思っていたら。
アンソロジーは、初読みの作家さんで好みの作品に出会える
ことがあるのが楽しい。
投稿元:
レビューを見る
横山さんの作品はキレキレ過ぎて鳥肌が立った。
伊岡さんの作品は是非シリーズで読んでみたい。
全体的に良い意味で一癖も二癖もあって、最初から最後まで楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
【収録作品】「休日」 薬丸岳・・・夏目刑事シリーズ/「未来の花」 横山秀夫・・・臨場シリーズ/「 レッド・シグナル」 遠藤武文・・・損保社員・滋野/「ノビ師」 黒崎視音・・・警視庁心理捜査官シリーズ/「九のつく歳」 西澤保彦/「ミスファイア」 伊岡瞬・・・臨時講師・森島巧シリーズ/「星風よ、淀みに吹け」 小川一水/「生き証人」 末浦広海/「この雨が上がる頃」 大門剛明
クセのある作品が目に付く。同じ作者の短篇集のなかで読む分にはおそらくバランスがとれるのだろうが、それだけを抽出して並べられると、どことなく据わりが悪い気がした。
投稿元:
レビューを見る
日本推理作家協会所属の作家さん達の詰め合わせ。
薬丸岳「休日」
息子の様子がおかしいからと会社休んで後をつけたら、、、な話。
普通、ミステリ要素薄め。
横山秀夫「未来の花」
り、り、り、臨場の倉石さんだ!!
うおー!!!
流石の横山さん、とても面白かった。
遠藤武文「レッドシグナル」
多分はじめて読む方。
展開の描き方と終わりがとても好き。
保険会社の人がキャラっぼいなと思ったら他の小説にも出してるキャラだった。
黒崎詩音「ノビ師」
こちらも多分はじめてよむ。
普通。ミステリ?
西澤保彦「九のつく歳」
またレズものかよ!トリックに関係ないし!つかその落ちはねぇよ!
パズラー小説が読みたいです先生。
伊藤瞬「ミスファイア」
モンスターペアレントに悩む学校と先生と音楽教諭(仮
探偵役がかっこいいけど、ずいぶんスラスラ解くな。。。
小川一水「星風よ、淀みに吹け」
宇宙飛行士になるための訓練中、完全なる密室で殺人事件が起こる。
これが一番面白かった。
ミステリらしさをこの枚数に丁寧に収めていたと思う。
末浦広海「生き証人」
七年前に失踪したとある富豪、その細君にはある秘密があった。
展開が面白く終わり方もドロっとしていてよかった。ミステリとしては?
大門剛明「この雨が上がる頃」
レンタルビデオ屋で立て籠もりがおきて、、、
あれよあれよと変わる展開が面白く、読者を楽しませようという気持ちが伝わってくる。
横山秀夫は安定の面白さ
遠藤武文、伊藤瞬、小川一水、末浦広海はまた読んでみたい
投稿元:
レビューを見る
2010年の推理小説年鑑アンソロジーから半分の短編を収録。横山秀夫「未来の花」のみ既読。
どの作品も面白いけど、好みは以下3編。
西澤保彦「九のつく歳」 ぞわっとした気持ち悪さが心地いい。
末浦広海「生き証人」 女って怖い。めぐりめぐる展開が上手い。
大門剛明「この雨が上がる頃」 主人公への少しの同情と、それ以上の悲しさ。タイトルが秀逸。
あと、話自体はあまり惹かれなかったけど、黒崎視音「ノビ師」この主人公のシリーズはちょっと気になるので、チェックしたい。
投稿元:
レビューを見る
(収録作品)休日(薬丸岳)/未来の花(横山秀夫)/レッド・シグナル(遠藤武文)/ノビ師(黒崎視音)/九のつく歳(西澤保彦)/ミスファイア(伊岡瞬)/星風よ、淀みに吹け(小川一水)/生き証人(末浦広海)/この雨が上がる頃(大門剛明)
投稿元:
レビューを見る
9人の作家によりミステリー短編集。この手の短編集は必ず好みじゃない作品というのも出てくるのだが、これはどれも秀作ばかり。読み応えのある短編集でした。何人かの作家は長編も読んでみたいと思います。