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俺たちは、俺と春鷹は、正義の味方じゃない。
自分の欲求のためだけにやっているならず者だ。
敵討ちでもなく、義憤でもなく、ましてや正義の味方というわけでもなく、「ただの憂さ晴らし」のためだけに、壮絶ないじめ事件の首謀者である凌麻をとことんまで追い込む “ならずもの(バンディッツ)”二人組、弦と春鷹。拉致、傷害、監禁、尋問……あらゆる手段を問わずに暴れ回る弦の生き様に惹きつけられていくかつての仇敵、倫子。どこまでも無軌道な青春を貫く彼らの行く手に現れる黒人の“魔術師”スカンクの謎めいた言葉——「魔術師を怒らせると何をすると思う?」——の果てに描き出される、明るい破滅の姿とは——!?
解説:犬村小六
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一作目はあまりのれなかったが二作目の今作はかなり楽しんで読めた。
いい人なんかいないのだろうけどキャラが立っていて面白かった。
スカンクも今回はわりと仕事してるw感じだったし。
三作目の期待値は上がった。
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1巻とはまた趣が異なる。自身の感情に沿いいじめ主犯者を文字通り解体することに決めた男2人が同級生を攫い、刑事とヤクの売人とヤクザと成り行き上協力したりしなかったりする。やってることも行われていることもひどいのに、全体を見ると悲壮感はない。開き直りとは違うけどどこかからっとした空気がある。