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「どうか君の夜空に、優しい星が流れますように」
全四章。各章で語り手、視点が変わる。
ベガとアルタイルより、デネブが重要な役割。
デネブはちゃんと、届けたい人に届けたい”何か”を届けることができた。
読了すると、各章の関係性が見えてくる。
合間に入る「レディオ・ショー」は、少し読み進めるのが辛くなるが、
そんな話してたとか、そういう意味だったのかと納得できる点もある。
作中に出てくるスピロデザイン定規。
懐かしかった。小学生の頃、夢中で書いていた気がする。
色々なボールペンを使って、カラフルにしたり、重ねてみたり。
今更ながら手に入れたいと思った。
※メモ(各章の登場人物)
第一章:大介、麻里、アキオ、DJ:サトザキ・宇宙
第二章:アキオ、大介、美紀、稲葉、DJ:サトザキ・宇宙
第三章:掌、ミニー、DJ:サトザキ・世界
第四章:美紀、まゆみ、アキオ、セカイ(犬)
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星空、ホタル、願い、祈り、流星 … はかない光に包まれた優しいおはなし。そして、どんなことになっても、愛する人とつながりあうことができると感じさせてくれる力強いおはなし。
「挿話」は最後に利いているので面倒くさがらずにきちんと読みたい。
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4章からなるお話。語り手、主人公が章ごとに違い年齢も違う。
星空を見上げること。冒険。過去。
小学生には小学生の元気さがあって、中学生には中学生の熱血さがある。大人には大人の冷静さ、のようなものがある。
そういうそれぞれの年代が醸し出す雰囲気の違いはあるんだけど、みんなに透き通った爽やかさみたいなものは感じられて、やっぱり中村航さんの小説だなと思う。
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途中で??ってなったけど、最後に全てが繋がった。うまい。
ラジオの嘘つきウサギの話になぜかじーんときてしまった…w
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自分の子供や伴侶に読ませたい本。気持ちが優しくなり、世の中のよく分からないが、少しわかるようになる。
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小学生、中学生、大人と章ごとに成長していく。
かなりのファンタジーでついていくのがちょっと大変だった。
中学の野球部がいい。
魔球ナックル。
おれはベースボールをやるぜ。
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最後の最後で泣いてしまった。
最初、ラジオのDJちょうのトークがなじむまでたいへんだったけど、様々な角度から進むストーリーに
優しさと悲しさと嬉しさと、暖かいような切ないような感情につつまれました。
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1、2章はミステリーの臭いが全くしなかったのですが、3章からは繋がりがあるようでないような展開になり、様子が怪しくなってきます。これらの世界がどう終息していくのか全く予測がつかなかったのですが、意外にも正々堂々と繋がっていました。青春、ファンタジーの中にミステリー要素と刹那さが隠れている構成はお見事でした。ジーンとくる余韻がとても良かったです。
ただ、オチが解りにくかったせいでカタルシスが半減した印象で勿体無いと思いました。
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本屋でタイトル買い。
最初は少年少女成長ものかなという感じだったけど、途中から話に抽象的なところが増えてきて、なんだろうと思ってたら、最後にそれまでの意味するところが明かされていく。
話の流れといい、作中のラジオDJの語り口といい、捉えどころのない印象。
「君が選んでもいいんだぜ。」の内容がなかなか衝撃的だった。
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”遠くを見るってことは、過去を見るってことだ”
”君はいつの日か、本当に届けたい人に、本当に届けたい思いを届けるんだ”
これらの言葉が一番いいな~って思い、すごく心が優しくなれる作品
ミステリーの要素もあって「!?」ってなったけどww
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最初は意味がよく分からなかったけど、途中からどんどん繋がってきて、最後には全てがストンと胸に落ちてきた。ちょっと悲しいけど、読後は温かくてジーンとくる。
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きれいな文章を書く人だなあ中村航って。
心は少年、でも書く文章は芯があって純度の高い作品。
青春という言葉一つでは片付けたくない、
その頃の年代でしか感じられない心の微細な揺らめきを感じられる作品。
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この一冊の向こうに果てしない宇宙が広がってる。子供の頃の話、甘酸っぱい恋の話、ときて、三章であれ?ってなる。だけど最後は歯車がかちっと組み合わさったように繋がりがわかって、おもしろかった、けど切なかった。
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ぼちぼちですかね。
面白かったような気もするが、何となくもやっとしたままま読み終わった感じですね。
それぞれのストーリーが、最後に繋がるのですが
最初の大介の話は必要だったのかな?
でも、全体の空気は心地よく、一気に
読み進めることができました。
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キャンプの時ホタルを探しに抜け出した3人。そのうち、学で野球部に入ったアキラ。ナックルボールだけを練習し続ける友達の稲葉、好きな先輩里崎みき。ずーっと背後で鳴り続けている「星空レディオショー」のDJは実はみきが生まれる前に死んでしまったみきの父だった。
なんとなくみんながどこかで繋がっていて・・・というふんわりとしたお話。