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今まで数々のロケット・探査機が目的を持って宇宙へ行っている。
そのどれもが耐熱や強度といった数々の課題を克服して、プランを練って飛び立っている。
だが、今もなお、頭を抱えさせている問題がある。
・・それは、目的地まで燃料を効率よく使うということだ。
なぜなら太陽や月、いろいろな惑星から重力の影響を受け、
加速・減速・方向転換といったことに力を注がなければならないからだ。
つまり、燃料によって可能性が制限されてしまっている。
しかし、今現在においては重力を容易く振りほどく技術は無いが、その重力を利用して減速・方向転換をする方法が採られている。・・・時間はかかってしまうけれども・・・。
今後、技術が進歩して宇宙とはどのように関わっていくかは想像がつかないが、宇宙に少し近づいていることを実感させてくれる本でした。
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実際の宇宙機の軌道計画がたくさん紹介されている。数式がないのも自分にはありがたい。いろんな軌道計画をみると時間を引き換えに燃料を節約できるのがよくわかる。
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8年前の本なので、若干の情報の古さはあるが、より宇宙が身近になることを予期しているなど見る目は確か。多彩な宇宙ミッションの裏側が詳細に書かれている。数式がない部分が消化不良だったので、つぎはもう少し専門的な本で学びたい。
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探査機のミッション設計について一般向けに解説した数少ない書籍。著者はJaxa理事長の山川宏さん。特に3章の「惑星探査機の設計の仕方」は、ミッションの目的や軌道設計が探査機の設計にどのようにつながっていくか、それぞれの設計の関係性がわかりやすく示されている。4章の「飛行計画の技」では惑星探査と月探査の違い、軌道設計について実際の探査機を例に取って説明している。
数式等は一切無く、しかしそれぞれの設計がイメージできるように丁寧に説明されているので、宇宙探査機の開発に興味のあるすべての方が楽しめると思う。