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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
総理の夫という題名を不思議に思いながら読み始めました。こんな事はあり得ないだろうと思いながらも、知らない世界のことなので、興味を持って読みました。
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投稿者:こいろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本が私が原田マハさんの本と出会ったきっかけです。店頭に置いてある真っ赤な表紙、内容に少し触れてみると、どうやら女性が大活躍するかっこいい話...。
それがこの本を買うきっかけでした。
読んでみるとどうでしょう。止まらなくなる!本当に面白い本です。
政治に関係する話も多いので難しいと思いきや、楽しく政治の世界に入り込むこともでき、こういう形で興味のない世界を知ることもいいなと感じました。
そして、女性が大活躍する陰には、「愛」があることも必須。夫婦の愛も感じられるところは読み進めていくと止まらなくなる理由でもあります。
お勧めです!
紙の本
政治ものだけど気楽に読める
2016/04/14 22:28
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投稿者:泉野麻二 - この投稿者のレビュー一覧を見る
総理大臣が主役ではなく、その夫が主役というよりその夫目線による総理夫妻日記のテイストなのですらすら読めます。
ドロドロした政治の世界を描くのではなく、妻が総理大臣になって一変する家庭環境であるとか、接し方で悩むなど、極めて政治ではなく政治家の日常を描いた作品であるので、あまり政治に強くない人でも楽しめるかと思います。
紙の本
夫婦してなかなか。
2020/08/07 10:12
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性で初、史上最年少として総理大臣に就任した相馬凛子の夫から見た物語。政治家の配偶者として、案外楽しい設定になっている。相馬日和は大企業の経営者の二男で鳥類学者でかなり浮世離れしている。それでも珍しい存在の夫婦としてのえっちらおっちらとした歩みが、目まぐるしい政界の動きと共に描かれる。
紙の本
日本初の女性総理が主人公なのではなく、敢えて夫、というところがいい。
2016/01/06 16:55
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
視点は夫・日和。日和による妻、凛子にして日本の総理大臣の、いわば観察日記。鳥類研究者の夫はどこか浮世離れしていて天然っぽくて、だからバリバリの政治家の妻とうまくやっていけているのかな、という感じ。
圧倒的支持率のもとに始まる凛子の内閣だが、もちろん試練も訪れる。起伏のあるストーリーに一気に持っていかれる。
だが一番おもしろかったのは、政治の行方より、凛子と日和の関係。〈婦唱夫随〉ともいえるふたりの形だが、決してそのままなわけではない。日和が考えをめぐらせ、行動に移すところが読みどころ。
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この本を読む前に『舟を編む』を読了したのだが、
2冊並べて置いておくと色違いのセットものに見えてしまうくらい
装丁の感じがよく似ていたというミラクル(笑)。
取り敢えずは"伝説のスピーチライター"久遠久美さんが登場する
『本日は、お日柄もよく』を読み返さにゃいかん。
先ずは設定がぶっ飛んでる。
消費税の増税は兎も角、贅沢品の税率を高くする複数税率、
脱原発のエネルギー政策、雇用の安定と少子化対策など
希望としては実現してほしい内容の話である。少なくとも個人的には。
(本音を言えば増税するのは法人税や所得税にしてほしいんだけど)
とはいっても、今の情勢を鑑みると夢物語と断じざるを得ないし、
重ねて言うとこの設定がぶっ飛んでると思ってしまう現実が哀しい。
日記形式で、過去を振り返る形で書かれている文章だが
総理の夫である日和の目線で語られていると気付くまで暫くかかったのと
時系列が前後するのに日付がすべて20XXになっているのが解り難くて、
(括弧書きでフォローはされているものの)読み進むのに若干苦労した。
日和の母と兄、腹黒い原久郎、同僚の伊藤さん、コロンボ阿部等、
キャラ立ちしてる人が多くて楽しめた。
ここまでインパクトがある人たちに囲まれた草食な日和くんは
影が薄くなってしまいがちだけど
そこはお育ちの良さと、妻の凛子を想う一途さからくる意外な男らしさで
ちゃんと存在感を出しているのがすごいと思った。
逆に凛子の人物像がほぼ日和くんの主観で語られていて、
欠点が見えにくい完全無欠な人だったのがちょっと残念だった。
意外な鍵を握っていたコロンボ阿部は後半もう少し絡んでくると思っていたら
写真のエピソード以降消えてしまったので驚いた。
彼と高校生の娘さんとの後日談のスピンオフがあっても面白いかも。
現状では夢物語でしかないこの物語がいつか現実のものとなったら
もう少し生きやすい国になるんじゃないか、という希望を抱ける話だった。
オリンピックも決まったことだし、少しでも現実に近づくといいな。
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いずれは、本当に実現するでそぅ…、
女性総理大臣の誕生と国政を舞台とした
エンタメ小説ですが…、内容としては、
政治と夫婦愛といぅ王道のお話でした。
登場するキャラクターは、それぞれ、
まずあり得ないよぅな設定ですが…、
お話の展開とうまく噛み合っており、
エンターテインメント性の高ぃ作品に
仕上がっていたと思います。
「本日は、お日柄もよく」に出てきた
スピーチ・ライターの久遠久美さんも
ゲスト出演しており、ちとニンマリ…。
間もなく、参議院議員選挙ですが…、
意外と、選挙前に、
この手の小説を読む機会があるよぅな…。
全編通して、ホンノリと心温まりました。
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大金持ちの御曹司と才色兼備の女性が夫婦、という大昔の少女マンガのような設定。ここに、奥さんが総理大臣になるという設定が加わるのだけれど。
政治を書くにあたってしかるべき準備はしているということは充分わかるが、やっぱり浅い。無理がある気がする。
なんでこれをテーマにしちゃったかなあ。
見返しにマンガが書いてあったせいもあるかもしれないが、ずっとマンガを読んでいるような感じ。
それなりには楽しめたけれども、大好きな作家で期待が大きかっただけに、正直残念な作品でした。
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快刀乱麻を断つように物事を進める、史上初の女性総理大臣で本作のヒーローである凛子と、草食系鳥類研究員でヒロインの日和を中心に話が進んでいきます。
ベテラン議員の罠にも負けず信念を貫き通す凛子の姿は、男女関係なく読んでいてスカっとすること間違いありません。
終盤に衝撃的な展開が訪れますが、それは読んでのお楽しみ。
本作を読む前に、先月文庫化された「本日は、お日柄もよく」を読んでおけば、登場人物がリンクするのでなお面白くなるのでオススメです。
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なかなかの佳作。かなり現実から題材を得ているが、それなりに読み応えはあった。こんな救世主が現れてくれないものか。
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以前読んだ同じ作者の「楽園のキャンバス」がおもしろかったので、買って読んでみました。
現在の日本の政治や行政システムについてなかなかよく調べられていて、「女性総理大臣誕生」についてのリアリティあるシミュレーション小説になっていると思いました。特に、ラストのエピソードは考えさせられる内容で、実際に制度的手当が必要なんじゃないかと思います。
ただ、小説の中の主人公の総理の政策については、施策と財源のバランスが取れていなかったり、エネルギー論に関して単なる脱原発と再生エネルギー普及だけで、それが一体どう景気対策と整合的に可能になるのかが一切触れられていなかったりと穴は大きいですが、政策について論じることが主眼のお話ではないので、そこはやむを得ないところでしょう。
エンターテイメントとして、普通に楽しめました。
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こんな総理が誕生したら、もう少し政治に関心が持てるかも。
総理を支える周囲って相当大変なんだろうなぁ。
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日本初の女性総理誕生。
政策や総理の姿勢はまさに今国民が求めていることばかり。
スピーチライター久遠さんも登場。
最後がドタバタしちゃったのが残念。
【図書館・初読・7/29読了】
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原田マハさんは、楽園ノカンヴァス、ジヴェルニーの食卓からはいったので、今回は全然違う小説という感じでした。
常に国民と日本の将来を第一に考える女性総理、いいじゃないですか。全体にほのぼのとした物語でした。
総理の夫の日記に何度もこれを読んでいるあなた、というのがでてくるのがちょっとウザイかな。その設定は最初の章だけでいい気がする。
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背景が出来すぎているという感もなくはないが、凛子の性格、日和君の性格ともに好きで楽しく読めた。他の登場人物たちのキャラも良いし、政界の駆け引きであったり総理の仕事であったりと興味深い内容が多い。
凛子の熱さが魅力的!
夢物語で終わって欲しくはないな・・・