紙の本
ちょうど良い塩梅って難しい
2016/10/18 13:46
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投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんぐりの木たちが子孫を残すため、集まって会議を開きます。
動物たちに、どんぐりを土の中に食べ残してもらうために。
自然のバランスは複雑に関連しているから、つまるところ試行錯誤の経験の中で、バランスの取れるポイントをつかむしかないのかもしれません。
がんばりすぎはよくないってことかな。
紙の本
うーん。自然ってすごい。
2002/01/14 08:22
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投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんぐりというのは、たくさんなる年とそうでない年があるそうです。その理由はこんなことではないのかな? というお話です。
どんぐりの木たちは秋になるとどんぐりを落とします。昔から毎年そうです。落ちたどんぐりを食べるのは、森の動物たちです。動物たちがおいしそうにどんぐりを食べるのを、どんぐりの木はうれしそうに見ていました。
どうしてかというと、動物たちは冬越しのために、じめんに穴を掘ってどんぐりをかくします。でも、動物たちはよくばりで自分たちが食べる分より多くどんぐりをかくすのです。食べ残されたどんぐりは、春になると芽を出します。ぐんぐん育って、りっぱなどんぐりの木になります。動物たちはそれとは知らず、どんぐりのたねを植えてくれていたのです。
ところが、近頃ではどんぐりの木たちがどんぐりを落としても落としても、春までに動物たちに全部食べられてしまって、どんぐりの芽がでなくなってしまいました。困ったどんぐりの木たちは、会議を開くことにしたのです。…
昨年、地元の名産としてどんぐりビールを売り出そう! そのPRもかねて、どんぐりを子どもたちに拾ってもらって、その分、何かプレゼントしよう! という企画がありました。その森にはもちろんどんぐりを食べるリスなどが住んでいます。そんなことされたら、リスも、どんぐりの木たちも、最終的には人間も、困るんでないの?こういう自然の成り立ちを知ると、人間の考えることってセコイなぁと思います。
片山健さんの油彩画タッチの絵が、どんぐりの木たち、動物たちの力強さ、賢さを描きます。ラストの紅いどんぐりの森の中のほっぺのふくれたリスがかわいいです。
うーん、自然ってすごい。思わずうなってしまう絵本です。
【B◎◎KRACK】 No.104 2001/10/17発行
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地面に落ちたどんぐりって、種として、どうやって芽を出すんだろう・・。
絵本を読んで、どんぐりを食す動物たちが出てきたときは、てっきり食べて糞としてばら撒いて芽がでる仕組みなのかな~っと思っちゃったんですが、違いました。
冬越しをするために蓄えておくという習性。
それを利用してたんですね♪
どんぐりの木には「なりどし」と「ふなりどし」と1年ごとに交互に現れるんだとか。
それはいったいなぜ???
そこには、動物との共存・バランスのために、どんぐりが考えた策がありました
植物も実は、ちゃんと考える力があるのではないか??と思ってしまいます。
自然の力ってすごいなぁって改めて教えてくれるお話しです。
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どんぐりの木に「なりどし」と「ふなりどし」がある理由
たくさんなりすぎると
動物が増えすぎるから
食べ残しも出ないで
若い芽が出ない
から1年おきがいいね
って話
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食物連鎖のバランスが簡単な言葉でとても分かりやすく理解できます。本当にこんなふうにどんぐりが会議しているのかも・・・と思えてしまいます。
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どんぐりの科学絵本は沢山ありますが、これはお話です。どんぐりのなり年、不なり年があるのはこういうことじゃないだろうか?と、著者は考えたそうです。なんだか納得。(9分)
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「秋に読むと季節感があっていい♪」と思って、図書館で借りてきました。しかし、途中で食べるどんぐりがなく動物たちが死んでしまうシーンがあり、読み聞かせには使いませんでした。学校では「死」「おばけ」のような内容の本を避ける傾向があるので…。パッと見は低学年向けですが、内容は中学年以上の方がきちんと理解してもらえそうです。
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131225 保育園より。おもしろかったがちょっと長い。リスがかわいくて子どもたちは「この子もらった!」と絵本からリスを集める。
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みきちゃんとさとちゃんは、ほいくえんはいっしょだったけど、みきちゃんはこの4月からにし中田小学校の1年生、さとやんはひがし中田小学校だからみきちゃんはかなしそうです。
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秋だからどんぐりの絵本いいかなと思って手に取りました。
自然ってすごいなあと思います。
片山さんの絵力すごいので、それにも圧倒されます。
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2017.8.30
北の国のどんぐりの森の中では、どんぐりがたくさんなる年と少ししかならない年が1年おきにあるらしい。その理由を作者が考えておはなしにしたもの。自然のしくみってすごい。びっくりした。物語になっているから子どもでもちゃんと理解できる。自然の壮大なサイクルを感じられる。
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[]
2020年4月に、この本に隔年に実の付け方を変えるどんぐりの話が載っているらしい、と感想で読んでちょうど最近読んだ「素数ゼミの謎」みたいなものかなーと興味をもったところ、同著書による「どんぐり」の本の自分の感想に「〜二年に一度、すなわちほぼ隔年で実をつけるような表記があったのが、本当なのかな、〜」という記述を見かけて「これはもう読むしかないな」と。そのうち2冊とも読んでみよう。
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親目線ではすごく良い絵本だと思う。自然の摂理、生態系のしくみをどんぐりとどうぶつたちの暮らしという視点から学ぶことができる。子供の理解力が問われるけれども、きちんと意味を理解できれば学べることは大きいと思う。
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絵本ですが知識とその思考力を養える一冊で面白いと思います。
落ちたどんぐりの先があることはここまでもく深く知らなかったし、毎年落ちるわけでもないことを知ったし
それを木たちが会議を開いて解決する設定も良い
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どんぐりの木達のどうぢたらどんぐりの新しい木を育てられるだろうか?という会議をするお話。
面白い視点からの絵本。
動物達が増えすぎて、どんぐりの食べ残しがなくなってしまい若木が育たない。ので、一年おきにどんぐりをたくさん落とすことにした。という結末。
じゃあ、どんぐりが少ない年は、動物が増えない=死、ってことなんだけど。なかなかシビアな本。
動物が一か所で増え始めたのは、動物達が住む場所を人間が奪ってしまっているってこともあるのでは?なんて思ったけど、、、その辺には全く触れていない。
人間云々の前に、既にどんぐりの木は、「なりどし」「ふなりどし」を繰り返していたってことなんだろうか?かがくのとも絵本だから、そういうことなんだろうな。