紙の本
「教育」初学者向けの本。
2014/03/11 20:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Akati. - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通り、「修身」を再編集したもの。特に、戦前の日本教育に対する偏見を一掃させるような「平和的」内容を強調している。
文章自体は平易ながらも、当時の独特で丁寧な文体と、具体的人物を挙げつつ理想的な日本国民を育成しようという熱意ある内容に魅了される。
もちろん専門家や研究者向けではなく、「教育」に興味をもつ人、日本人の本質を「教育」の視点からとらえたい人向けである。さらに、近年道徳教育が叫ばれる中、いじめなどの教育諸問題とは一線を画する内容であり、また、スッキリとした編集がなされているために小・中学生にも十分オススメできる一冊である。
欠点としては「比較的高価」で「文章と現代語訳のみで筆者の解説がないこと」である。しかし、文章から自分なりに想像や思考をすることで、現在の教育状況と比較検討したり、子供に読み聞かせる「教材」としての役割も果たす可能性もあったりと、十分に活用性のあるものである。
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「良い話」を子どもが好み,それを通してあるべき姿を示すというのは良いアイディアである。現代でも小学校の教科書にこんな話があったということは憶えているもんだ。道徳,修身と高段に構えず,人として良い行いの話を聞くチャンスとして学校教育にその時間が設けられるといいのにと思った。
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この本で説いている戦前の価値観の中には現代にも通ずる部分とそうでない部分がある。当時の子供たちは、よい日本人になるために何が必要かを学校の授業で具体的に教わった。現代の子供たちにも、現代にも通ずる部分(あるいは議論の分かれる部分)に関する題材を与えて、よく考えさせるべきだと思う。
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戦前の小学生(高学年)がどういう道徳の教科書を使ってどういう内容を教育してきたのかが分かる一冊。内容を見ると、決して好戦的でないことが分かる。それどころか、諸外国に対する項目「国交」では、外国の事情を知り和親に努めるようにと書かれてある。戦前の日本のイメージを軍国主義一色と決めつけている人もいるようだが、この本を読むかぎりそうではないと感じる。
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ものをまたいだり踏んだりするような不作法なことをしてはなりません。絵本をまたぐなど。▼ものを売るとき、商品に傷があったら、それを客に正直に伝えること。▼日の丸の旗を大切にする。また礼儀を知る国民として外国の国旗も相当に敬わなければならない。※他国の旗を燃やす等の非礼は国民性を疑われる。▼日露戦争。上村艦隊は、沈めた敵の軍艦リューリクの乗組員600人を助けた。『修身』
朕がおもふに、我が御祖先の方々が国をお肇はじめになったことは極めて広遠であり、徳をお立てになったことは極めて深く厚くあらせられ、又、我が臣民はよく忠にはげみよく孝をつくし、国中のすべての者が皆心を一にして代々美風をつくりあげて来た。これは我が国柄の精髄であって、教育の基づくところもまた実にこゝにある。『教育勅語』
元始祭 1月3日
紀元節(神武天皇、即位の礼)=建国記念日2月11日
春季皇霊祭(3月春分の日)
神武天皇祭 4月3日、神武天皇崩御、橿原神宮
明治天皇祭 7月30日、明治天皇崩御、海の日
秋季皇霊祭(9月秋分の日)
神嘗かんなめ祭(初穂を伊勢神宮にお供え) 10月17日
新嘗祭(初穂を神嘉しんか殿にお供え) 11月23日