サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

平成最後の読書一生分プレゼントキャンペーン(~12/9)

平成最後の読書一生分プレゼントキャンペーン(~12/9)

hontoレビュー

戦国鎌倉悲譚 剋(講談社文庫)

戦国鎌倉悲譚 剋 みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー4件

みんなの評価3.4

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (2件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

室町時代の関東戦国艶物語

2014/01/15 21:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルには戦国鎌倉悲譚とあるが、物語からすれば鎌倉というよりは小田原であろう。厳密に言えば大船にある玉縄城である。後北条家といえば、北条早雲を祖とする一族であり、室町時代の関東を制圧した豪族である。室町時代の関東ではこの後北条家が伸長する以前は鎌倉公方の足利、関東管領の上杉の勢力が圧倒していたが、時代とともに里見、結城などの地域の豪族の勢力、そして越後の上杉、甲州の武田の勢力が関東進出を図り、群雄割拠の状態であった。

 後北条家は北条早雲、氏綱、氏康、氏政の4代が知られている。最後は豊臣秀吉に平定されてしまった。北条4代については意外に小説化されている。私も今までに早雲、氏康、里見、綱成を主人公とした小説を読んだことがある。時が戦国時代でいずれも関東の覇を競って他の豪族との抗争に明け暮れていたので、面白く読めた。

 本書は今川家から移ってきた福島(くしま)家の綱成の孫である氏舜が主人公である。とはいえ、ハイライトは架空の青蓮院という尼との出会いである。青蓮院の母は鎌倉尼五山第一位の太平寺の住職であった青岳尼と小弓公方と呼ばれた足利義明の間に生まれた娘という設定である。

 青岳尼は、里見義弘が東京湾を横断して鎌倉を急襲し、その際に誘拐、拉致したことで有名である。本編では里見義弘の室になったことになっており、略奪結婚といってよい。

 面白い話だと思うが、誰かがそれを題材として小説を書くのではないかと思っていたら、伊東潤がそれにヒントを得て、そのものではなく架空の人物を据えて再現している。もちろん、本編では関東、越後、甲州の強豪たちとの戦いも大いに登場してくるのであるが、この艶話にお株を奪われた格好である。

 そもそもこの時代を描く小説は数少ない。鎌倉時代に都として栄えた鎌倉だが、その後は鎌倉公方がいたところまでは都に準じた街であったろう。鎌倉公方が内乱で上杉と戦い、鎌倉を離れてからは、鄙びた都市になり下がってしまう。本編でも氏舜は玉縄城を本拠として鎌倉を守護する役目である。

 鎌倉は主だった武将が誰もいない街なのである。主だった武将は小田原にいる。青岳尼ではなく、架空の尼僧を登場させたところが伊東の一ひねりであろう。それだけの面白さが出ていたし、戦国時代なので艶話もユニークであった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2013/12/24 13:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/05/12 22:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/01/18 22:01

投稿元:ブクログ

レビューを見る

4 件中 1 件~ 4 件を表示