紙の本
人情味たっぷりの、安心して読める時代サスペンス
2021/09/26 17:17
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投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
季節の初ものにちなんだ短編ストーリーが展開する中、深夜まで店を開けている謎の稲荷寿司屋がいいアクセントとなっています。
稲荷寿司屋の店主の正体を知りたい、この続きが読みたい、と思っていたら、新シリーズが発売になりましたね!
紙の本
岡っ引き茂七を主人公とした江戸人情話
2020/04/12 16:39
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
先に発売されていた「初ものがたり」の完本である。3編が加えられている。どれも、岡っ引き茂七を主人公とした江戸人情話である。このシリーズは、続きが書かれていないが、解かれていない謎が残されている。早く続きを書いて欲しい。
紙の本
ミステリーとグルメ。
2019/11/11 23:04
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投稿者:nako - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーと江戸グルメ、両方が楽しめる一冊。それにしても気になるのが、いなりずしの屋台のおやじさんです。
紙の本
買ってよかった。
2018/11/22 14:12
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投稿者:ウッディ - この投稿者のレビュー一覧を見る
随分書店で探しましたが見当たらなかったのでネット通販最高。
宮部みゆきで一番好きな時代物がちょっと増量していたので買っちゃいました。
わりと買ってよかったです。初ものがたり読んで茂七の物語好きになった人にはオス寿司。
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一作毎に現れる、人間の、狡さ。毒。執着。近しい故の憎しみ。失望。身勝手。憐れ。過失。憐憫。追うごとにひとのどうしようもない弱さ憐れさが顕れる。けれどそれを語る語り手の目線は、やるせないそれらの出来事のなかからもなにかすくい上げるものがあるよ、と描いてくれる。この完本で初めて読んだ巻末の「鬼は外」が素晴らしかった。
思い返せば新潮文庫で出版された 初ものがたり が、わたしが初めて読んだ宮部みゆきの時代物でした。そしてたぶんその時から宮部みゆきの読者になったのだとおもいます。
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今はやりの若者向けの江戸ものの元祖といえば宮部みゆきだと思う。
江戸文化をうるさくならない程度に紹介し、江戸情緒を踏まえた上での物語を構成する。
世の中には『物語の天才』が存在する。
これだけ江戸文化にちなんだ小説があふれている現在、宮部みゆきの小説にもちらちらと間違いは見受けられる。
けれども、そんなもの些細なことだと切り捨てられるくらい物語にパワーがある。
正直天才にはむらがあるわけで、宮部みゆきにもむらはある。
その中でこの初ものがたりは彼女らしさがでた良作と思う。
特におすすめは
『鰹千両』と『凍る月』だ。
鰹千両はぼてふりが鰹を千両で買うと持ちかけられ、茂七親分に相談にくる話だ。
殺人事件ではなく日常ミステリーだが、意表を突く出だしと江戸らしい鰹という小道具。
なにより、謎をといた茂七親分の采配がかっこうよく、小気味いい。若干の切ない余韻もあり、語り口のテンポのよさもあいまって全短編のなかでも印象に残る。
『凍る月』この顛末は切ない。いろいろな意味で。地味だが奇妙に印象に残るある不幸な恋の終わりの物語だ。
実はこの本を買うのは4度目だ。
1冊は初出のPHP文庫、二冊目はハードカバーの新潮社、三冊目は新潮文庫で友人にプレゼント。
正直、PHP版の装丁のほうが物語に合う気がするが、とっつきやすくなったので新たなファンが増えればいいなと思う。
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「初ものがたり」としては完本ということなのでしょうか。
単行本の時点で、明らかに中途半端な終わり方をしており、その後短編が発表されたことで、それを加えて完本としたのでしょう。
作品のクオリティは相変わらず高く、時代物が苦手な私が唯一読める時代物小説であることにはかわりはないのですが、やはり謎は残されたままで、おあずけを喰らいました。
今後の展開について、あとがきで書かれていたのですが、今後は他のシリーズとあわせて語り広げていくそうなので、そちらに期待したいと思います。
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面白かった(^_^)
ご飯が美味しそう!少しホロリとする話もあり、江戸情緒があってほっこりするね。
最後に衝撃の事実も…
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やっと読み終わりました~(^_^;)
稲荷寿司屋で出される料理おいしそうでした(〃ノωノ)
私も食べたくなりました。。
最後まで稲荷寿司屋の親父さんの正体、分かりませんでしたね…(笑)
ちょっと読みにくいところもありましたが(今年は時代物の本。。よく読むな~笑)
最後まで読んで良かったです!
なかでも好きなお話は「糸吉の恋」!
この二人どうなるの?!とドキドキしながら読んでいました♡
でも。。後半になっていくとシリアスになっていって…
違った意味でドキドキハラハラしました(苦笑)
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新作三篇含むに惹かれて買ってしまいました。一話ごとに、ああそうそうそんな話しだったと思い出しながら読みました。茂七親分の事件解決法が好きです。屋台の稲荷寿司食べたいなぁ
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「『完本』って何さ、愛蔵版みたいなもの?」
と思って最初は手に取らなかったのですが、よくよく帯をみると、「新作三篇をひっさげて」とあるじゃありませんか!早速買いました。この回向院の茂七親分のシリーズは、屋台の親父の素姓がはっきりわかっていないまままので気になっていたのです。珍しく作者後書きがあり、そのことについて触れて他のシリーズと往来させながら語り広げて行きたいとあるのでひょとしたら積年の疑問が溶ける日がくるのかとちょっと楽しみになりました。
でも『ぼんくら』『日暮らし』『おまえさん』のシリーズではもう引退してる茂七親分が出てきてたから、若い頃の親分の話はもう出ないのかもしれませんね。
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単行本のものを以前に読んでますが、完本とあるのでもう一度読みたい。
読了。
以前読んだ内容をすっかり忘れてました。
稲荷寿司屋の親父さん、気になるんだけど続編はもうないのかな。
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おもしろかった。
事件が解決しないモヤモヤも、江戸時代という背景とその時代の人たちはこのようにしていろんなことを納得してきたんだろうという感じの方が強く印象に残ったので、とりあえず満足とする。
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屋台のおじさんの正体が分かると思ったけど…!
それはさすがに3話追加では無理でした。
あとがきを読んで今後へに期待したいと思いました。
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久々に茂七親分の話(しかも新作)を読んだが、やっぱり面白い。宮部みゆきの作品は現代ものでも時代ものでも、作中の何気ない会話とかご飯食べてる時の雰囲気がすごく好き。新作の中では最後の鬼は外が面白かった。稲荷屋台の親父の正体がわかるまで気長に待ち続けます。