投稿元:
レビューを見る
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉がある。
この本は、日本の明治維新前後の歴史を顧みることで、愛国、革命、民主に関する普遍的な知恵を得ることを目指したもの。
尖閣や竹島、従軍慰安婦などをめぐる昨今の情勢は日本人としては、許しがたいものを感じる。
不愉快ではあるが、しかし、中国、韓国側も何らかの事情、理由があってやっていることであろう。
また、軍隊を用いた争いで解決することは上策ではないとも思う。
かといって、まともな話し合いが可能なようにも見えない。
「どうしようもない」と思考停止になってしまいそうなところに、この本が明かりを灯す。
歴史から学んだ叡智による解決を、市民一人ひとりが目指すことが、破滅的な結果に至らないための工夫なのだと改めて思った。
投稿元:
レビューを見る
講義録を文字起こししたものなので、なにより非常にわかりやすく書かれている。論理が追えないところが1つあったぐらいである。こういう平易に書かれていて、内容のある本というのは素晴らしい。
投稿元:
レビューを見る
経済雑誌のおすすめ。
いろいろ興味深いことが書いてあった。
江戸時代、様々な地方で村人が芝居を、
上方の言葉や江戸言葉の台詞で奉納したため、
バイリンガルとなり、
江戸末期に向けて都の言葉を理解できる人が増えたとか、
戦国時代の末期、武士が京都に上ったため、
それ以降の上方の丁寧語が江戸のエリートの標準語になったとか。
でも、どうもしっくりこない。
腑に落ちないというか。
途中でカオス結合系や、間接的経路の無意識侵入といった理解不能な言葉や考え方がでてきたせいか。
たぶん、明治維新についての基礎固めをしてから、
もっと読み込めば、面白い本なのだと思う。
中国の民主化のためには、
欧米と同じ経緯やモデルではだめで、
日本が王政復古を見つけ出したように、
中国の歴史・伝統を参照することが必要だ、
という意見には共感できた。
投稿元:
レビューを見る
日本の幕末から維新にかけての激動の時代に、何が起点となり、相互作用しながら、革命に至ったかを理解することができる。様々な視点で本書は解説並びに説明しており、私の腹落ち度はとても高かったです。
投稿元:
レビューを見る
明治維新は大規模なのになぜ犠牲が少なくて済んだのか?著者は過去に戻る(誰も反対できない原点に戻る)と間接戦略(段階を踏んで改革する)が理由と考える。日本の特殊な出来事ではなく、普遍性があるという。今後の中国の解放にも応用できるのではと示唆している。知的刺激にあふれる本。
投稿元:
レビューを見る
【由来】
・Flipboardのhonzの紹介
【期待したもの】
・明治維新と複雑系?
【要約】
・
【ノート】
・第3講まで読了
投稿元:
レビューを見る
☆日本の「特殊な」経験から普遍を考える。近代化の過程で、日本人は外国人は殺すが自国民はほとんど殺していない。 これが外国(例えば、フランス革命)との違い。(関連)歴史認識を問い直す 東郷