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新刊。
遂に改暦という大役を命じられた春海。
この時代、今よりももっともっとたくさんの縛りの中で皆生きていたと思うけれど、だからこそ、その中で本当に命をかけて何かを変えてきた。一つの事に生涯をかける仕事とはとても大変な事だけれど、とても幸せな事でもある。昔は大なり小なりこういう仕事が寄り集まって国を作っていた気がするけれど、現代においてこういう仕事ができている人は多くはないと思う。
「神妙深遠な坐相」というのもよくわかる気がする。今も昔もオーラの違う人はいるけれど、この頃の方がより真に迫るような人が多く居たのではないか。現代で上に立つ人達の中の一体何人が同じような気迫を持っているのだろうか。
光圀伝のコミカライズ新刊と同時期発売の因縁なのかなんなのか、こちらにも光圀公現る(笑)。光圀伝は読んでいないんだけど、冲方光圀の豪放光圀公が、昔ながらの水戸黄門様イメージを段々凌駕してきてしまって困る(苦笑)。らあめん…昔の食生活を考えれば、そりゃ衝撃の食べ物だったろうよ…いやでもこういう事始めネタは面白い。
改暦事業に向けて闇斎先生や安藤さんも集まり、今まで春海と関わりを持ってきた様々な人達の想いが礎となっているあたりはぐっとくる。おことさんも富貴様も、女性陣がまた素晴らしく。
それにしてもこの時期の槇さんは呪われていたとしか思えない…お疲れさまでした…。
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ずーっと自分を試し、試されて成長していく彼ですが、
更に重く重要な命を受けるのですね。
真摯に受け止め素直に成長する。
こういう物語好きです。
前巻で出てきてどうなんだろう?、って思っていた嫁さまが
健気で聡明で素敵な人だった。
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武断の時代。この巻で保科正之がいうところによると、秀吉の時代。
あくまで、この時代における、ですよ。
過去じゃなく、歴史になりつつある秀吉の政治を、直接ふれていたかのような政治感覚。いや、格が違います。
ま、5巻で春海が出会う人々は、皆そうですけどね。
そんな人々に認められて、ついに天地明察への道を踏み出しました。
こういってはなんですが、壮大な前フリ終わって、本題へ。
ここからが、必至の春海です。
しかし、ことさん可愛いナァ。
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おことちゃんがかわいい。んで、黄門様がこわもて(笑)保科様のような政治家が今いてくれたらなぁ・・・
改暦に向かっていよいよ動き出します。
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激動に次ぐ激動、春海の
人生を決定づける第五巻!!!
新妻との新生活を送る春海に届いた
関孝和の衝撃的な稿本。江戸では
勝負碁も決定。道策との真剣勝負も近いと
見えた矢先、立て続けに幕府の大物から
呼び出された春海は、ある重大な
役目を担う事となる。
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いよいよ登場光圀公。
本当に槇さんの描くキャラは冲方さんの原作のイメージそのもの。
豪快で早生者(新し物好き)の光圀公しかり、艱難辛苦を乗り越えた保科正之しかり…。
中でも闇斎先生が一番。(笑)
そして…物語はいよいよ改暦に向けて動き出す。
今まで関わった色んな人々の想いをのせて…
天地明察を目指し、動き出す。
原作読了なので結末は知っているものの、イメージしにくかった渾天儀等描かれた世界がまた楽しみ。
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映画ではなかったことになってた最初の奥さんがたくさん出て来てよかった。
こちらは小説に忠実にコミカライズしてくれそうですね。
相変わらず表紙が素敵です。
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ついに「改暦の義」を賜った。
いよいよですね。おもしろい。
しかし、原作に無い部分が所々にありますよね。
これは、槇さんが行間を読んだのか?
だとしたら、この槇って言う漫画家もすごいぞ!!
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光圀公が出てこない…思ってたら、この大事な5冊目を読み飛ばしていたようで。
ここからが、天地明察面白いところ。
仲間ができて、やることも器具も大きくなって、
何より、春海さんが生き生きとしているのが何より。
おことさん可愛い可愛い。
今回、はじめて電子書籍で読んだけど、天地明察は紙の方がいいな。その方が絵に合ってる。
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カバー裏が毎回楽しい♪ 算哲は愛されてるなぁ。周りの人に恵まれてる。それも器が大きいからこそなのかもしれないね。ところで関氏は登場するんでしょうか?←まだ出てきてません(笑)あ、私の中の水戸光圀公のイメージが変わりました。好々爺だったのに(笑)
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"「ふ…不肖の身なれど粉骨砕身の努力をさせて頂きます
それで…どなたの下で尽力すれば宜しゅうございましょうか?」
「其方が総大将だ 安井算哲 其方の下で人が尽力するのだ」
「………今 何と…?」
「総大将は其方である」"[p.117]