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著作権切れの古典をそのまま全文掲載し、ちょこっと解説を付け加えるだけで1冊1000円の本として売ってしまう事に疑問はある。林先生の記述は本全体の2割ぐらいしかないし。もっと本気の文学論が展開されていると思ったので、かなり期待はずれ。
が、林修のブランドでもなければ、今時古典なんて読む人は少ないだろうし、古典を広める、読ませるという意味では存在としては価値はあるのだろう。私も掲載作品の1/3程度しか読んだ事なかったのでいい機会ではあったし。印象に残ったのは『山月記』かな。
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夏目漱石 夢十夜、変な音
芥川龍之介 蜜柑、猿蟹合戦、教訓談
中島敦 悟浄歎異ー沙悟浄の手記ー、名人伝
梶井基次郎 桜の木の下には
志賀直哉 小僧の神様
横光利一 機械
太宰治 猿ヶ島
を初めて読んだ。様々な作家の作品に触れるにはいいとおもう。
論拠がないのに決めつけまくった感想文って感じ。
あれもこれも主人公を作者に重ねるし。
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んー…短編集としては興味深い話の選び方だと思った。
でもねー…林先生の解説はもっと詳しくするか、しないかはっきりしてほしいかな。
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『山月記』に触れてあるので手に取った一冊。未読の名作が手軽に読めるのがよかった。横光の文体はまさしく「新感覚派」と呼ばれるのにふさわしかった。
夏目漱石 夢十夜、変な音
芥川龍之介 蜜柑、猿蟹合戦、教訓談
中島敦 悟 山月記 名人伝 悟浄歎異
梶井基次郎 桜の木の下には
志賀直哉 小僧の神様
横光利一 機械
太宰治 猿ヶ島 など
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2014/11/29図書館から借りてきた。
懐かしい作品ばかりですね。作品と作者が一致しないのもありますが、遠い昔に読んだ覚えがある。
2014/12/20返却。
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塾講師のくせにチャラチャラしやがって!…などといつもの私ならば僻み根性丸出しでバッシングする筈なのだが何故か林先生だけは好きなのである(苦笑)
で、手に取った本書なのだが残念ながらちょっと先生のターゲットからは外れてしまったようで読むには読んだが今ひとつの印象だったかな。
もちろん悪いということではなく学生諸君には間違いなくオススメ出来る内容なのだが不惑の年齢となって今さら太宰や梶井基次郎を「すごいや!」などと心酔していてはアホちゃうかと言われかねないではないか(さらに苦笑)
そんなこんなで若さ故の惑いをしみじみと回顧したのでありました。
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名作も色々な捉え方があると再認識。これを人に押しつけるのではなく、その違いを尊重してる人になりたい。
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林先生おすすめの、日本文学史にその名を残す作家たちの不朽の名作短編集が収録されている。学生時代に読んだものもあれば、実はこれがお初というものもあって、バラエティに富んだ楽しい読書時間を過ごすことができた。
学生時代に読んだものも、当時とは違う感想を持つことが多く、自分の中の新しい発見に嬉しかったり、とまどったりもした。さらに、今の私が感じたことや解釈が、林先生の解説と同じだったり、似ていることが多かったこともちょっと驚きだった。特に最後の太宰についての見解は、ほぼほぼどんぴしゃだったので、ちょっと嬉しかった。やっぱり同世代だからかな…?
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読むのは現代文学ばかりで古典はほとんど知らないから知りたいなぁと思ったところに見つけた本。
読んだことがあったのは注文の多い料理店、山月記と走れメロスだけ。初めて読む作家さんの作品もあって新しい出会いがうれしかった。
林先生の解説は解説というより自分はこう思うという感想を読んでいるようで同じ本について語り合っているように感じて楽しかった。
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文学の入門書として有名作家の有名作品が中心だが、漱石で夢十夜、龍之介で猿蟹合戦をチョイスするあたり、一筋縄ではいかない林先生のセンスを感じた。また、作品の後に林先生のちょっとした解説があるが、本当に文学作品への愛情が感じられる解説だった。また、太宰作品の深読みもおもしろかった。
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多くの日本の短編が収められていて面白かった。豪華なメンバーで短編ばかりなので読み比べしやすかった。個人的には宮沢賢治、志賀直哉の雰囲気が良かった。いろいろな文体や雰囲気、作りがあり楽しめた。林先生のコメントはというと、基本的な解説のさわりみたいなので、喰い足りなさは残るものの、日本文学へのそそのかしとしては、考える余白を残す解説のように思った。日本の小説への入り口にいいと思う。とても読みやすい印刷で、用語の解説も下段にあったりして親切。
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高校時代は全く良く分からなかった文学。けど今読むと、明治の生活、価値観、国の状況、作者の考えを謎解いていく感じがしてとても面白いです。この本の場合その謎解き合いを林修先生と出来る。
もっと友人とも、何かしら読んで感想をディスカッションする流れが出来たらなあと思います。
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ほとんど読んだことのある話だったからなのか、途中何度も単語の右肩に現れる*(注釈マーク。解説は真下にあり)が気になってつい下を見てしまうため、リズムが中断されて慣れるまで少々イラッとしました。でもその注釈が必要な中高生や純文学をほとんど読まない方には入門としてとてもいいと思います。林先生がどう読んだかという解説はとてもわかりやすく、自分の解釈と違っているものもありとても楽しかったです。私自身改めてこれだけのものを読むことはなかなかできないのでこれはとてもよい再読の機会となりました。
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梶井基次郎「檸檬」、中島敦「山月記」など現代文の教科書では扱ったが個人的に?マークが浮かんだまま終わった作品の読み方が分かり、よかった。しかし、ここに書いてあるのはあくまで林修流の読み方。これを基盤に何度も読み直して自分の読み方ができるようになれば読書がすごく楽しくなるだろうと思わせてくれた。また、何か自分の中に無い価値観のものに触れようとしたときにはそれを大まかに理解させてくれる入門書のようなものは必要だなと改めて認識した。
【2016.07.04】