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読み始めのつかみはよかった。中盤、主人公の面倒くささと進展しないストーリーに少し疲れた。まめたんの開発がある程度軌道に乗って、主人公たちが落ち着くころ辺りから俄然面白くなってくる。
終盤の東アジア情勢は、ありえないと笑い飛ばせない内容なだけに、うすら寒いものを感じずにはいられない。
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青春SF小説かな?と思って手にとってみたら、有川浩風のミリタリー恋愛ラノベでした。データリンクシステムを搭載して群体として半自律行動する多脚戦車というアイディアは読み応えはあった。けど、この話が何を言いたいのか、メッセージ性がなくて、読後感がイマイチさっぱりしないのが残念。女子向けの内容なのかな?
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アラサーの痛い工学系女子を描いた?う~ん、描き方の問題と思いますが、ひどいなぁ。前半の会話部分だけでも不愉快になってきて、久しぶりに放り出したくなった。作品自体が残念な感じ。設定は面白そうなのになぁ。
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なんだろう。
独りよがりのめんどくさい女子のラブコメかと。いや、年齢が30だからめんどくさいのか。これが、10代ならラブコメですよ。
まめたんは、タチコマにしか思えない。大きさは、ダイブ違うけど。あ、あれだ。タチコマの後継機のほうだ。
やっぱり、大きさは全然違うけど。
近未来の日本が舞台。アジア情勢ってこうなるのかなぁ、と思わせるシーンも多々あり。
一番真に迫ってるなと思ったのは、反日・反韓感情ね。
最終的に、殺伐とした社会への第一歩を踏み出す未来になるんですが。まめたんの存在(名前の愛らしさで、兵器である恐怖感を減らす)と、ラブコメの結実で、悲壮感は少ないかな。
自動操縦のまめたんの進撃は、兵器である存在意義を存分に発揮してます。怖いですね。
ピエロの怖さ。表情は笑ってるけど、目の奥は無感情みたいなピエロの怖さ。
でも、SFというよりはラブコメの印象になるかな。
一人称だからかな。
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研究職のお仕事小説としてとても愉しめました。
多分、この年代の技術系独身者ってこんな感じだよね。(^^;
企画の検討から、プレゼンの仕方まで、若い社員に参考にしてほしいところも。
お仕事パートが良かっただけに、最後の展開での主人公の無感動な感じ、というか感情の流れが途切れちゃう感じのところが、ちょっとこの本にはそぐわない気がしました。
微妙に違和感が残るっていうかね。
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なんか原さんと善行さんみたいなめんどくさい可愛さを感じるなあ、と思いました。
まめたん可愛い。有能すぎるけどその可愛さでいろいろOKな気がする。地味子さんのパスワードもそんな感じの愛を感じた。
マジオペとかなんか…ほんと芝村ワールドはつながり過ぎてて把握しきれないぞ!
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口べたで意固地そして僻みっぽい性格のため、ちょっと残念な感じのする陸上自衛隊の女性技官によるロボット戦車・二〇式自動歩兵、通称「まめたん」の開発史。物語前半、同僚の自衛官に対する恋心ゆえの彼女の過剰反応の数々にはやや辟易し、この物語はどこに向かうのかと心配になりましたが、後半のまめたん開発過程の描写は面白く、きな臭い朝鮮半島情勢を背景に勃発した終盤の戦闘シーンはなかなか緊迫感がありました。まめたんのイメージとして頭に浮かぶのはどうしてもタチ○マの姿でしたが、それは著者の意図するところだったのかどうか?ww
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まず一言………タチコマやん!
復讐のための研究が認められて、忙しくなって、一悶着あって、オシマイ
話は面白いし、全体的には読みやすかったけど………タチコマじゃん!
正直言うと表紙見てタチコマだと思って買いました
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30代独女自衛隊技官を主人公にしたロボット戦車開発物語。
人付き合いの苦手な独女設定な割に早々にリア充化していたり、
新規物の開発が比較的サクサク進んでみたりと、創作に無粋と知りながらもそんなにものごと上手くいかないよなぁと、技術系会社員のわが身を振り返りつつぼやきたくなった作品。
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綾乃と信士くんがちょっとずつ恋人らしくなっていくので、読んでてニヤニヤしていた。イラストのまめたんがかわいい。そして強い。でもそのまめたんが実践の戦いに使われるのが嬉しいのかと言われると微妙なところなんだと思う。やっぱり平和な状況でまめたんが動き回っている姿を見てみたい。
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ロボコンもの部分や近未戦争部分は面白いのだけれど、大半はくどい一人語りが続く。そんなに30女を卑下させなくても・・・。
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ガンパレで有名な芝村裕吏の小説。ガンパレの解説書その他ではかなり堅い文体だったので、本書もそうかと思ってページをめくると…普通にポップな文体だった。1つのセンテンスが短くてテンポも良いし、いい意味で裏切られた。
内容はというと、自衛隊勤務の30歳処女の工学系女子である主人公がロボット戦車の研究をする話だけど、戦車の開発過程が凄い。ロボット戦車をの開発について、多角的な視点から現実的なアプローチで最適解を探っていく過程は主人公の「天才工学系女子」な感じが出ていて面白かった。
所々挟まれるラブコメ要素はストレートな感じで読んでてニヤニヤできた。
また、終盤は日中韓米の情勢が物語のカギになるが、この国際関係もフィクションとはいえ、「近い将来こうなるかもしれない」というリアリティが感じられる設定で怖かった。
ジャンルは「ロボコン+ラブコメ+ミリタリー」か…SF的な仕掛けでは、戦車その他の兵器がネットワーク上で繋がっており、センサー等の情報を共有して戦況を有利にするシステムは面白かった。また、作中の兵器のディテールがかなり詳しく、作者の自衛隊や兵器への知識が伺えた。
作中でちらっと熊本県の企業が出てくるのはやっぱり芝村裕吏(アルファシステム?)だから?
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一から物を作っていく過程は楽しく、読んでてワクワクしました。特に、まめたんが起きるときのシーンは臨場感があり、主人公でなくても興奮しました。モノづくりスキー、機械スキー、タチコマみたいな機械ダイスキーな人は読んでも大丈夫かと。
2人の恋愛パートについては、お察しください( ◜◡◝ )
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構想・試作段階にはロボコン的な要素もあり、ものづくり好きをワクワクさせる製作過程はとても面白かったです。
頭の中に巨大な霧と雲が湧いている。-研究者はこの霧の中を歩くのが楽しくないといけない。私は自分の口に手を当てた。口の形は笑っている。(P48)霧の中を歩いていたらいきなり壁にぶつかった気分。これは幸先がいい。-壁があれば、壁に触れながら迷路を歩いていけるというものだ。(P53)
全体的によかったですが、まめたんの活躍の場面はできれば話の中でも現場からの要望があった救助現場であって欲しかったなという気がします。
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30才独身。対人恐怖症気味。理系じゃなくて工学系女子。もう、相当に煤けてる彼女がセクハラに巻き込まれ暇職に追いやられ、どうにかして鬱憤を晴らし職場を去るか。その職場が自衛隊で彼女がロボット工学を進んでいた才女だったら。
自衛隊と戦争と言う日本人が考えておかねばならない事と日本だからできるロボット開発をいろんな嘘の上に作り上げたSF。
ガンパレードマーチの作者が送る、上手なSFと言う嘘。序盤の主人公のウジウジさえ乗り越えたら、開発物の楽しい所が待ってる。何を開発するか、なんでそうなったかも見物なので伏せておく。