紙の本
入れ替わりもの
2018/05/31 23:55
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリー展開はすぐ読めるので、入れ替わりものとしての楽しみはなく。
それよりも恭一の人でなしさが強烈で、受けはさっさと弟のほうに行けばいいのにと思っていたので、この入れ替わりでくっつくのではなくて、正々堂々と兄弟で争ってほしかったです。
物足りなさが半端なかったです。
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あらすじで生き残るのがどっち!ってのはわかってたんだけど、まさか一哉がこんなにも弦の事を好きだったとは予想外。恭一はなんだろ?むかつく攻めでしたね。せめて本当は弦を愛していたんだ!という一説は欲しかった。最後まで酷い人というイメージが残ってしまった。その分一哉の暗い闇みたいなのが映えてくるんですけど。弦の優柔不断な所もあまり好みではないけれど、なんとなく理解は出来るかな。お互い心に闇を持っていて、さらに恭一の死という二人だけの秘密の罪を背負ってこの二人は、幸せにというか、ずっと一緒にいるんだろうな・・・
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双子×カウンセラー
両親からの愛情を受けることなく育った主人公は、
優秀で華やかな商社マンである恭一とつきあっている。
傲慢で身勝手にふるまう恭一にふりまわされながら、
しかし、恭一以外に愛されることはないと我慢に我慢を重ねている。
恭一の双子の弟である一哉は優しく主人公に接してくれる。
恭一との恋愛に疲れ、穏やかな一哉からに惹かれていく主人公。
そんななか、双子は夏山登山に出掛け遭難してしまう。
生きて戻れたのは、どちらなのか。
途中で結末は見えてくるんですが、
問題はそこじゃなくて途中から「おいおい」と言いたくなるぐらい、
ぼろぼろと新事実が発覚して
待って、ちょっと待って、そういう相手に愛情感じるのねえ君?!
って思いながら一気に読みました。
登山関係の描写もけっこうリアルに描写されてるようで(経験ないからわかりませんが)説得力はかなりあります。
番外として学生時代の主人公のお話が収録されています。
このお話が入っていることで、本編の説得力が増す感じ。
もう一度読み返すと違った見方もできそうです。
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【観点別評価】設定☆3、オリジナリティ☆2、作品としての質☆2、個人的嗜好☆1
【総合評価】あまりにもそのまますぎて逆に驚いた。☆2
※辛口ですのでファンの方は読まない方がいいかもしれません。
ぞくぞくするあらすじに惹かれ購入。時は2013年、入れ替わりものは既に死ぬほど書かれている。キャリアを積んだ作家さんだし、まさかそのままもってくることはなかろうと物凄く期待して読んだのがまずかったのか、読了時には呆然としてしまった。
物語が最初にあらすじと冒頭を読んで思い浮かぶいちばんベタなパターンを華麗になぞっていくので、度胆を抜かれる展開を期待している方は要注意。それでもディテールに何か光るものがあれば王道展開だろうがベッタベタだろうが構わないのだが、それもない。何もない。受さんのプチ淫乱設定も濡れ場書くためだけに存在したみたいね……父親の件の克服を描くとかもないのね……。結末もあいつが死んでよかったねめでたしめでたしみたいな感じでいくらなんでもひどすぎる。私なら化けて出るぞ。
……とまあ思いきり辛口になりましたが、読み手の嗜好によっては何か楽しめるポイントを見つけられるのかもしれません……。
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攻め:小田切恭一
受け:志摩弦
高校時代、予備校で知り合った恭一と10年来の付き合いの弦。恭一は傲慢で俺様、少しも優しくなくて弦をないがしろにするくせに、別れてはくれない。
そっくりで優しい双子の弟・一哉とは全然違う。ある日山に出掛けた二人は事故にあい、恭一だけが戻ってきて…
なんというか、不完全燃焼の話だった。
これ、萌えはどこに…。
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メンタルクリニックでカウンセラーをしている弦は優秀だけれど傲慢でわがままな恭一という恋人がいる。
恭一には正反対のおだやかで優しい双子の弟一哉がいて恭一との付き合いに疲れている弦は次第に惹かれていた。
そんなある時恭一と一哉は山に登り遭難してしまい…。
とにかく恭一がロクでもない奴で弦はよく耐えていたなと。
弦の生い立ちのせいではあるとはいえそれを上手く利用していたとしか思えず腹立たしかった。
でも今回の事故により生き残った恭一の変貌に喜ぶ弦はやはり優しくして貰えることに飢えていたと分かり切なかった。
そして弦は真実を知りやっと辛い恋から解き放たれ隠し事が出来たけれど幸せを掴む事が出来て良かった。
一哉の弦を想う気持ちの深さにこれからは大丈夫だと。