紙の本
一番救われた
2015/08/31 20:10
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投稿者:lar - この投稿者のレビュー一覧を見る
うつ病とされる症状を否定するのではなく、この社会のおかしさについて、丁寧に浮き彫りにされた、労作。うつ病の人を責めたり、仮病扱いしているのでなく、医療的アプローチの仕方、社会の受け止め方の間違いを指摘している。手軽な読み物ではないが、もやもやとしていた考えがすっきりと整理され、うつについての本が多い中、最も腑に落ち、救われた。
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なんで鬱が増えた印象があるのか。なんでADHDの子が増えたように思うのか。
そのモヤモヤを解くヒントになりました。
確かに、健康日本21なんかは、ヘルスプロモーションの名の下に、健康管理を個人の問題にすり替えている印象がある。
いろんな論点から物事をみるようにしなければ。
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うつ病は製薬会社や医者によって作られている、抗うつ剤の多剤併用による副作用、といった精神科医療の問題を厳しい論調で述べている。あまりに強く、厳しく書いているので、本当か?悪い部分を強調しすぎなのでは?とも感じる。
自分も初めて行った精神科の病院では、沢山の薬を処方された。その後、別の病院に移り、それからは基本的に抗うつ剤は1種類のみになっている。自分が飲んでいる薬は大した量ではなく、この本に書かれているほどの大きな症状はなかったが、初めて体験した抗うつ剤の副作用、その情けなさはよく覚えている。今思うとあの時のしんどさの一部は薬のせいだったのかもしれない。
今ではこの本のように簡易な診断、抗うつ剤の多剤併用を行う悪質な医者は減ってきているのかもしれない。高齢の医師は要注意とも聞いたことがある。
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amazonのレビュー評価が高いので、読んでみました。うーん、気持ちがわからないでもない部分も多々ありますが、抗うつ薬の副作用を非常に強調しており、とても扇情的な書き方の本です。
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うつ病と診断されて薬を処方されて通院していたけど、ほんとその通りだと思った。本当は自分を取り巻く環境について聞いて知って欲しかったけど、5分もかからない診察で数週間後にまた病院に来るように言われもう数ヶ月が経つ。
でもあの苦しかった日々から解放されたのは事実で、病院にでも行ってなかったらおかしくなってただろうなとも思う。キャンペーンのキャッチコピーにまんまと引っかかりながらもそれで助かった。
以前ジェイゾロフトを飲んで、胃の痛みが増して呼吸もできないほどになったときは本当に死ぬんじゃないかと思ったほど副作用に苦しんだ。その後レメロンに変わって落ち着いたけど、別の副作用が現れた。その副作用を解消するための薬を飲み薬は増える。それが事実。
結局よくわからないけど、話を聞いてくれる人がいればいいってことなのかな?