紙の本
ゾンビ諸富
2016/03/21 20:55
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投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
働く、とは何なのかを丁寧に考える。著者は、かつてとんねるのハンマープライスでゾンビ諸富としてアントニオ猪木と闘った人である。
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働くのがしんどいあなたへという書き出しで始まりますが……例えば今現在フリーターとして働く誰かにも一読の薦めができる本なのではないかと思います。
今現在でも多くは正社員として働きなさいとか(国が薦めているのもありますしね)フリーターは悪とか外聞がよくないとかそういうのを抜きにして、もっと「働く」ことについて自分はどう思うのか、どうしたいと望むのか、とくに今の時代もっと真剣に考えたほうがいいんじゃないかい?という本です。
この本がすべての答えを言ってくれるわけではない(当然行動して責任を取るのは自分ですし)が、もっと考え方見方を変えて仕事に取り組むといいんじゃないかな? くらいのレベル(だと私は判断しています;)の知識を授けてくれます。
とにかく「考え」て「問う」ことを忘れてはいけないということです。
お金のために働くと多くの人はそう言うかもしれませんが(それが悪いといっているわけではありません)聞いた上であなたはどう考えますか?ということだと思います。
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働いて5年経ち、小さなスランプ…というか、働くのが嫌になったときに読んだ。けっこういいことが書いてあると思う。働くことについて考えたくなったら読んだらいい本だと思う。結局、自分が中途半端にしごとしていることが、仕事が嫌になった原因だったんだと気づきました。自分の人生だもの、人生は一回きり。思い切り自分のやってみたいことやればいい。そんな気持ちにしてくれる本でした。
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最近の傾向として、給料や肩書きよりも働きがいや社会貢献を重要視する人が増えている。リンダ•グラットン教授著書のワークシフトによると2025年は組織に属することなくイノベーションやグローバルビジネスに取り組む人が増えると予想される。上昇志向よりも誰かの役に立つ仕事をしたいという方向に傾く。そのような中で仕事をイヤイヤするのでなく魂のミッションと呼べるような仕事をしようというもの。
働く意味を考えさせられる内容だった
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もし明日死んでしまうとしたら、
その前にあなたはどんな仕事がしたいですか?
「やりたい仕事を探しています」
では、こたえは見つからない。
『天職』は偶然から見つかる。
まずは本気でやる。食わず嫌いはやめる。
本気でやらないと、自分に向いているかそうでないかはわからない。
これは、恋愛と一緒かもしれない。
でも、しがみつく必要はない。
「この環境は魂に悪い」と感じたら、すぐ逃げればいい。
「石の上にも3年」という古い常識に縛られてはならない。
一寸先は、ハプニング。
大切なのは、今この瞬間。何が大事か?ものさしは時間。
そして、世界のために、自分のできることをやってみよう。
自分はどんなふうに、誰を喜ばせることができるんだろうか?
しっかりとその人の笑顔を想い描こう。
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●諸富先生の本の中では、この本が一番良い。今回、人生で最悪だと思われた事も、良い面もあったと思えるほどに。
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心に響くフレーズ!!
①「合わないものを頑張って続けすぎない」
②「人生で最も取り返しのつかないもの。それは 時間」
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なぜ働くのか?理由は大きく分けて三つあるそうです。一つは、お金のため。たぶん大勢いると思う。でもそれだけじゃ、仕事は楽しくないと思う。
二つ目は、自分らしい生き方をするため。自分の芯をしっかり持っていると思うが、イコールとなる仕事はマッチするだろうか。
そして三つ目は、世の中の役に立つため。これが一番しっくりくるような気がする。
今自分がやっている仕事も役に立って喜ばれていることを実感して働けている。本当にありがたい仕事だと思う。
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働くことへ疑問視している人に向けた本、
優しく寄り添いながらも、光を導き出してくれるような本。
アドラーやニーチェ、フランクルなどの心理学者や哲学者の言葉なども使いながら、
現代の働く意味を考え、提案してくれている本。
第1章「働くのがしんどい」のは、あなたのせいじゃない
キャリア教育が子どもの心を追い詰める
キャリア教育は一人ひとりの子どもに
生きる力を身に付けさせようとする。
よさそうに聞こえるが、
「生き残る力」「サバイバルできる力」を身につけさせようとする教育
「あなたはどんな人生を送りたいのか」
「そのためにどんな仕事に就きたいのか」という問いを何度も突きつけられる。
「自己実現をしたい」
「なりたい自分になりたい」という
思いが強くなりすぎると
「なりたいものを見つけなくては」という
焦りが生まれ、
いずれ
「なりたいものがわからない。
どんな人生を生きたいのかわからない。
そんな自分じゃダメだ」
という自己否定の感情につながっていく。
就活がうまくいかないの社会のせいでもある。
新卒一括採用
年功序列
終身雇用、
正規非正規雇用の差別
こうした枠を一回全部取り払うことで、
何度もでもやり直しがきく社会になる
第2章働くことについての「誤った常識」を捨てるいる
自分が今どれくらいダメージを受けているか、
あとどれぐらい耐えられそうかを
セルフオブザーブ(自己観察)
できることが大切。
このまま仕事を続けていると、
自分の人間としての尊厳を失ってしまうかどうかがポイント
安定よりも自分自身を発揮できるか
給料の高さよりも学び、成長できるか
自分に向いている仕事を探しすぎない
(悩みの悪循環から抜け出すなくなる人の特徴は考えすぎてしまうこと)
5年後10年後など長期的に考えすぎない
原因探しをやめてできること探しをしていく
上司と部下はわかりあえない
第3章「働く意味」を問い直す
☆考える順番
人生を充実したものにするためにどうしたら良いか?
→それを問うていく中で
自分の人生を充実したものにするためには、
働いたほうがいいのか、働かないほうがいいのか?
と言う順序で考えていくべき
働くことで初めて得られるものは、
自分の人類の営みに参加していると言う共同感覚
幸福を求めれば求めるほど遠ざかる
幸福はあくまで結果。
幸福を目的として追求していくとかえって遠のいていく
あなたの仕事には必ず価値がある
この仕事��人にどんな影響を
与え得るのかと言う点から考えると
つまらなそうに思えていた仕事が
まるで違った意味を持つものに見えてくる。
仕事の価値は、仕事の大きさや社会的な地位よって決まるものではない。
ましてや金銭的報酬で決まるまでもない。
自分の人生に与えられた使命をどれだけ果たすことができるかによって決まる。
自分の人生の奴隷にならない
(ニーチェ)
1日の3分の2以上の時間
つまり1日中11時間20分から12時間を自分のために持てない人間は、
精神的な奴隷以外の何物でもない
24時間一睡眠6〜7時間=17〜18時間
その3分の2は
11時間20分〜12時間を自分のためだけに使う
労働、通勤、家事など
生きるための時間に使うのは
5時間40分以内に抑える
自分の人生の奴隷にしないためにできること
①労働時間を可能な限り短くすること
②仕事そのもの魂が喜ぶ仕事、
ただそれだけをしているだけで
心が喜ぶ仕事にしていく
第4章自分らしく働くために必要なこと
最初から「天職」に出会えるとは
思わないほうがいい
「天職」と出会うヒント
朝から晩まで本気で仕事をしていない人
朝から晩まで仕事のことで頭がいっぱいいっぱいになってない人
そんな人に自分が天職だと思える仕事に就いている人は誰もいない
まずは本気でやってみる。
食わず嫌いをやめる
魂のミッションの見つけ方
①想像超えたところからやってきた
チャンスにイエスと言う
②つらく悲しい出来事に導かれて、
天職に出会えることもある
③あなたがどうしてもゆずれないもの
④子どもの頃無我夢中になっていたもの思い出す
⑤妙に気になるものの誘いに従っていく
⑥嘘の名刺を作ってみる
⑦明日死ぬとしたらどんな仕事をしたいか?
⑧喜んでもらえることをやってみる
⑨世界のためにできることをやってみる
「価値」と言うのは、人の心をどれだけ動かせるかどうかで決まる
そう考えると、仕事選びをする上で、「その仕事を通して誰にどんな喜びを与えたいのか」「その仕事を通して誰をどんなふうに幸福にしたいのか」という視点が重要です。
仕事を通して何者かになる
「この仕事を通して自分は何を得ることができるのか」
と考えるのではなく、
「この仕事を通して、自分はこの世界に対して何を与えることができるのか」と考える
一人の時間を大切にする
あまりに多くの情報や多様な価値観に流されず、
自分を保って生きていくためには、
自分自身と向き合う時間を意識的に持つことが必要