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主人公が台本の主人公(想像)との掛け合いで謎を解いていくライトミステリ。読後感もよいのでオススメ。台本自体もミステリ仕立てなので書くのは大変そうだけど面白かったです。台本が変われば推理の相棒も変わるということだろうからシリーズ化希望です!いつか主人公が主人公の役をもらえるその日まで。
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ハヤカワなのでSFかと思いながら読んでみたら、ちょっとゆるめのミステリーでした。想像の中にキャラを作り出す主人公の特性は、ややもすると単なる不思議ちゃんになってしまいますが、想像の中のキャラも自分自身であることを認識していたり、冷静に受け止めてるあたりはうまいなと思いました。
断片的に展開されていく作中話が、本編とあまりリンクしないのは、ちょっと肩透かしかな。
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まさかJAで深沢さんの本が読めるとは!!嬉しくてつい読んじゃいました。主人公、二重人格ぎみ??w脳内会話が多い。 でもなじみのある方の文章は読みやすく、あまりページも無いこともあってわりと早く読み終えられた。シリーズ化しそうだなぁ。 FQがとっても読みたくなった!
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読んでから気付いた深沢美潮氏の新作だった。
とても読みやすい。
ミステリーのカテゴリだけど、苦手な人でも簡単に読めるかも。
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新倉帆乃歌は女優の卵。彼女の特技は、役の人物を想像して具現化させること。
どこの念能力者?って感じの主人公です。
その帆乃歌ちゃんが、とある事件に巻き込まれて、というお話。
その役が登場する映画やお芝居と、リンクしたかのような事件に巻き込まれるのかね、と思って期待していたら、そうではなく。
ちょっと拍子抜け。ただ、今回具現化した衣佐子の登場する話は、サスペンス色強いお話。それが平行世界であるかのような事件だとすると、この人の作風ではないとは思います。
タイトルとも全然違うし。
この特技活かして、女優へと成長していくんでしょうかね。
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ラノベとは違うのだろうがすごく軽い文章でわりとサラッと読めてしまう。あまり中身が無い。一人っ子のイメージが悪くなりそうな作品である。主人公は大人なのにこんなので社会で通用するのだろうかといった感じで読んでいる時、なんとも言い難い気持ちになった。
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早川で期待するほどSFではなく、かといってミステリともサスペンスとも定義し難い。
もう一息なにか欲しかったかなぁ。
まあ、読み易いので、早川初心者とかにはいいかも。
ネコも可愛いです。
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キャラは特徴がなく印象に残らないし、ストーリーの中身は薄いし、台本が所々に挟まる意味が理解できないし、お粗末。
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“[あなた、オーディションのこと忘れてないわよね?]
クールな口調で聞いたのは衣佐子である。
彼女は籐の椅子に座り、なめらかな髪を指で梳った。
「想像上のもうひとり」は、こんなふうに突然現れる。別人格とか多重人格とか、そういうのとは違って、「第三者の目線」とでもいうのか。
たとえば、帆乃歌が友達と大騒ぎしてはしゃいでいる時も。ふと気づくと、もうひとりの自分がこっちを静かに見ている視線に気づくとか……。
そういう感じだ。”[P.36]
台本の内容は特別本編とリンクしないのか。
役の人物と会話をしながら推理を進める探偵役ってのは面白いなぁ。
もし続編が出たら、衣佐子の立ち位置には違う誰かが生まれるわけで。
登場人物限られてるのに、色鉛筆さんが"長い前髪"で勇巳が"長めの黒髪"なのはすごく気になる。
https://twitter.com/niikurahonoka
“ちらっと見てみると、今日もglider cafeは営業中だった。よかったよかった。
お店に入ると、色鉛筆さんが「あ!」という顔で帆乃歌を見て、微笑んだ。
ぺこっと頭を下げ、空いているテーブルに着く。
このお店は空いていればどのテーブルに着いてもいい。そんなシステムも、もうわかっている。ちょっとした常連気分だ。
「いらっしゃい」
「こんにちは。カフェラテください!」
「はい」
相変わらず長い前髪に隠れて目は見えないけれど、何とも優しげな空気が漂っている。
白とベージュのミニバンに戻ってカフェラテを作り始めた彼を見送った後、帆乃歌はノートパソコンを取り出した。”[P.207]
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評価は低いけど、他の作品を読んで見てもいい。
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やっちまったーーーー女優をめざす新倉帆乃歌は大事な時に今日もお寝坊さん。ついに意を決し、静岡から上京して中目黒に移り、オーディションを受ける。『過去からきた人形』の台本を読む帆乃歌の隣で演技の助言をするのは、長い髪の美女・衣佐子ーーこの映画のヒロインだ。帆乃歌には、役の人物を想像して具現化する特技があったのだ! そんな彼女が友人の俳優のたまごから「殺人犯にされるかも」と緊急連絡を受け……
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あらすじにある「実体化」とは要はイマジナリーフレンドのごときもので、ヒロインとの軽妙なやり取りが楽しい一方で、とくに本筋の事件に大きく関わるというものではなかった。劇中劇の脚本も同様。
なので読んでいて楽しかったが、驚きのようなものはあまりなく、少し肩透かしを食らった気分だ。