紙の本
身が引き締まる一冊です
2015/10/10 14:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんぺい - この投稿者のレビュー一覧を見る
一度読んでみると、ぼーっとして過ごしているのがもったいないと感じ、とても身が引き締まる一冊です。やる気を振るい起こすのにとてもよい本だと思います。
紙の本
すべて実践できれば・・・
2015/08/22 10:01
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sika - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずばり本質を捉えた内容であり、あまり実践できていない私にはいろいろと考えさせられました。この内容をなんとなく理解している人はたくさんおられると思いますが、実践できている人はほとんどいないのではと思いました。理解を深めるために何回も読みたい本です。
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著者は青森県出身。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。既成概念に捉われない、哲学と宗教に関する解説書の明快さには定評がある。
著書に「超訳 ニーチェの言葉」「頭がよくなる思考術」等多数。
著者自身、若くて悩んでいたとき、こういう書物を手にしたかった。そうすれば、これだけの多くの本を読み、呻吟し、試行錯誤と失敗を繰り返さなくてすんだろう。だから、本書を著者はあの過去の日の著者自身に捧げる。
読後には、冷たい清潔な水で洗われた感覚を覚えるとともに、自分のこれまでの考え方や価値観が遠のき、新調した眼鏡をかけたかのように、ものがくっきりと見えてくるように感じるだろう。
そんな本書の構成は以下の4章から成る。
①人生を破壊する方法
②方法論を求めるな
③小事と大事を区別せよ
④安心など死ぬまでできない
読む人にとっては押しつけがましささえ覚えてしまいそうな一冊。しかし、私にとってはとっつきにくいが言ってることはすごく正しくついていきたくなる先生との出会いのような一冊。
読みやすく軽快な文章で書かれているものの、どこか概念的なことも多くとっつきにくいような昔から良書とされてきたような古典的な香りがぷんぷん漂う。
すべての物事に対していい加減な答えではなく、短い言葉の中にもずっしりと胸に響くような答えが押し込まれており、短い一節一節に読み応えを感じる。
冒頭にあるように時間を忘れて静かな空間でじっくり読みたい本書。寝る前の静かな寝室で読むとその世界観に吸い込まれていくようであった。
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何かヒントを求めて手に取った。
そういう意味で、とても得るものがあった。
本屋を巡ることの有用性を再確認できたし、今後読んでみたい本が見つかったし、不安に対する考え方が変わった。
今日のなるほど
読んでいる本の中にいつも一冊以上の古典を混ぜておく
更に聖書を加える
才能とは何事かを「為す」こと
自分の可能性を狭くしない
人は何にでもなれる
縛りさえしなければ、人は最高の可塑性を持った万能粘土
経験は人を創る
行為とその経験によって、人は認識と価値判断を変えていく
何事も真剣に関わってはじめて意味が見つかる
時間は自分の中にある
自分が物事にどう関わっているかで時間は変わる
「言葉」から発想力が生まれる
悩んでいるなら、書店という名の病院に行け
この世にはさまざまな考え方と価値観が溢れている。その氾濫ぶりを体感するだけでも、自分の行き詰まりがいかに微々たるものか、考え方がどれだけ偏っていたか、自然と諭される。
「問題に対処する」とは、要するに人に対処することだ
不安定を覚悟することが人生の免疫となる
安心など死ぬまでできない
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たまに読むとヒットする言葉が見つかる。
「自尊心ではなく矜持を持て」
「起こっていないことも事実」
「新しい言葉を獲得する」
がヒット。
特に3番目は毎日自分に課すことで彩り豊かになりそう。
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なんとなく手に取った本。
タイトルと中身に違和感はあったけども、
改めて自分の考え方を知るきっかけになった。
誰かの声に囚われず、
自分だけの時間を持って、没頭する。
僕たちはたった一人"自分"という人生しか生きることができない。
大きく見せず、等身大で生きようと思えた。
☆KEY WORD
・"何も考えない"という休止符を持つ。
・才能とは、何事かを"為す"こと。
・全面的に関わったものだけが自分の経験として蓄積される
・何かになり続けるのが人間
・起きなかったことをも事実にする、それが選択を大切にすること。
・問題に対処するとは、人に対処すること。
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先に読んだ『頭がよくなる思考術』にずいぶんと多く、ハッとすることが書かれていたので、書店で並べて置かれていたこの続編も、読んでみることにしました。
タイトルに”逆説の”とあるように、「頭がよくなる」にはマイナスとなることを取り上げています。
・人生を破壊する(快楽を求める)
・方法論を求める
・大事を忘れ小事にこだわる
・安心を求める
特に印象に残ったのは、「自分自身でやり通したことだけが、経験となる」という事が、繰り返し書かれていた点。
目の前の出来事にただ反応するだけでなく、経験を重ねて、考えて行動しなければいけないなと、改めて反省しました。
その他にも、「ファッションは礼儀だ」「贅沢は尊敬の表れ」などなど、「なるほど」と膝を打つ言葉が随所にあり、前作に劣らず参考になる内容でした。
人生に行き詰まりを感じた時に、本棚にこの本があるとホッとする・・・ そんな一冊だなあと、感じました。
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ページ数は140ページで、ページ数は少ない。
書かれてあることは、読んでいるときは、なんとなく
理解できるけど、現実にそのような行動ができるか
といわれると躊躇する。
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なんだか最近こういう本を手にとる傾向があります。
そして、読んでなんとなくわかった気になってみたり。
印象的だったのは、
ある一つの選択はその一つ以外を棄てるということ。
その選んだ事柄をたいせつにし、何があっても悔やんだりしないこと。
という節。
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そこにある事実をどう見るのか。
コップに半分まで入った水を、もう半分と捉えるかまだ半分と捉える考え方と同意。
どちらにしても、半分という事実は目の前にあって変わらない。
要は物事は多面的に捉えないと本質は見えてこない。いや、事実は存在して本質をどう見抜くかかな。
今回は捉えるというニュアンスよりも多面的に思考すると言った方がしっくりくる。
結構難しい単語もあって調べながら読む僕にとってはなかなか薄い本の割には時間が掛かった。
この時間というのは人間の外側にあって淡々と流れているものではなく自分の中にあって、何かを知覚したり認識したりする時に使う道具の一個だと哲学者カントは述べている。
要は自分が物事にどう関わるかで時間は変わるということだ。
そう考えると時間の概念から解放されるよね。
前作も含め何度か読み直さないとな。
あかん、頭がボンって言うた。
寝よ。
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各項目、簡潔で読みやすいが、文体に威圧感を感じなくもない。生きていて迷いが生じた時に読めば、参考になる部分が見つかるかもしれない。
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貧しい人生とは主体的でない人生だ。
著者は伝記を読むことを勧めている。
活力を新しくするために休止符を打つ。
読書のアドバイス。
古典を読むこと。慣れてきたら聖書を加える。
時に自分の利害や興味から最も遠い分野の本、嫌ってきた分野の本を読む。
更に外国語の入門書も著者は勧めている。
ファッションは礼儀。相手への気遣いであり、相手を尊重すること。
人のすることにケチをつけない。
最後までやり通すことだけが経験になる。
才能とは何事かを為すことである。生まれつき備わっているものではない。
才能がないなら、自分に才能を植えつければよい。
徹底してなせば、それが自分の才能になる。
自分の可能性を自分で狭くしない。人は可塑性を持った万能粘土である。
経験は人を創る。
人が後悔するのは認識が変わったから。認識が変わらなければ、後悔は生まれない。ショーペンハウワーの言葉。
つまり、何かを行う前後で認識が別になる。行為と経験により、人は認識と価値判断を変えていく。
何事も真剣に関わってはじめて意味が見つかる。
とことん考えれば正答が導き出せることばかりではない。
持つことと、成ることはまるで違うこと。
人は成ることが出来るが、持つことはできない。
何かに成り続けることが、その人をその人らしくしている。
子どもは持つことではなく、何かに成ることに目を輝かせ語るのだ。
何かを持つことは可能性を拡げることではあるが、可能性を確実にすることではない。
何かを持つと、私達はそれが自分のものだと思い込む。
だから持つ人は特別な人間だと誤解する。
固定観念から新しいものは生まれない。
実際やろうとしていることが、時に自分の頭の中にある観念をなぞるだけのことがある。
非常識な人間がことを成す。
方法論を知りたがる時点で、固定観念に縛られている。自由な考え方の対極にある。
方法論を求めない。自分の外側に何か特別なものを探すことをやめない限り、何も始まらない。
年をとっていても、その精神が生き生きとしてさえいれば、いくらでも新しいものが生める。
自分が活躍できない、あるいは多くの人は見る目がないと思うならば、自分の頑固さが人をはねつけていると疑ってみる。
疑念ではなく、疑問を持つ。
疑問を口にするとは、対象の姿を明確に把握すること。
言葉の数を増やす。そうすることで物事を理解しやすくなるし、問題を解決する能力が高くなる。そのためには本を読み、孤独の中で考えることをする。
自分をよく見せたい。などという見栄は捨てる。持つべきは矜恃。
人に意見を述べたり、説得する場合に、良い、悪い。という言葉は使わない方がよい。
相手を傷つけることになる。
行き詰まり。打開するには考えることをスッパリやめるのも手。考えず、ただ目を使い見る。眺める。
頭を変えてしまうためには、体を使うのが手っ取り早い。
時間を豊かをする方法に音をコントロールすることを挙げている。自分の心を動かす音か���できるだけ遠い場所に身を置く。
偏見を自覚する。
潔さ。自分の選んだ事柄を大切にし、悔やまないこと。
選ばなかった選択肢を選べば状況が一変していたと考えることは現状に責任を持ちたくない。という狡猾な言い換えとも言える。
言葉を手に入れることで、発想力が生まれる。
世間の言葉から遠ざかる。世間の言葉だけでは、現状を脱して新しい時代に向かうことなどできるはずもない。
賢くなると自分も他人も同じという考えに至る。ほとんど同じだからこそ他人が理解できる。ということを忘れてはいけない。
小事と大事を区別せよ。
大事を大事として人生の中心にしっかりと据え、心をこめて関わっていく。
問題に対処するとは、要するに人に対処すること。
問題を凌駕することで、問題を問題と感じなくなる。
不安定を覚悟するこもが人生の免疫となる。
安心など死ぬまでできない。本来何事も盤石である事はありえない。うねることで存在する波と同じように、私たちも動くことでのみ世に存在する。
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良書、また読み返そう!
・最後までやり通すことだけが経験になる
・才能とは何事かを為すこと
・プロフェッショナルとは、自分で必要を見出す。…最後に皆に向かって「ありがとう」という
・真剣にかかわって初めて意味が見つかる
・自分の頑固さが多くの人を撥ねつけていると疑う
・無音の環境もしくは自然の音の中がもっとも自分の時間が豊かになる
・小事と大事を区別する
・問題に対処するとは人に要するに人に対処することだ
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勉強や本を読んでいる人というのは、わざわざそういう時間を作らない。何故なら、呼吸をするが如く、するしないの選択を無視して既に行動しているからである。
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思考術と言うより、哲学的な要素が強く感じた。
生きていく上で必要な気持ちの持ち方
ストレスの多い現代に、欠かせないスキルだと思うし、読んで気持ちが楽になった