紙の本
同人誌でやれ
2015/12/15 14:04
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投稿者:MIF - この投稿者のレビュー一覧を見る
簡単に言えば「縛りゲー」。
普通に書いた短編作品を、特定の文字を使わないよう言い回しを変えて書き直すという言葉遊び。
ロールプレイングゲームとかアクションゲームで通常のプレイスタイルでは難易度が低くて簡単にクリアできてしまうから自分で制限を加えて難易度を高くする(例えば回復アイテムの使用制限とか弱武器ONLYとか)「縛りゲー」というプレイスタイルに似ているな。
ノベルとしての内容云々よりも、語彙力の豊富さを自慢したいだけに見える。
縛る(制限する)ことによってストーリーまで変化するわけじゃないので、この本の構成としては前提条件を書かずにそれぞれ1編ずつを載せて、どの文字を使用せずに書いたものかを読者側に拾わせたほうが面白かったと思う。
ま、こんなの一般書籍として出版すべきじゃないと思うけどな。
同人誌でやれや。
紙の本
同じ話を何回も
2018/12/31 15:54
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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
決められた文字を使わずに同じテーマの短編を複数書いてみようという試み。
たぶん書くほうは苦労しただろうし書き上げたときは達成感を感じたんだろうけど、金払って読むほうとすれば同じ話を何回も読まされて退屈に感じた。
こういうのは雑誌やWEBでやるべきであって本にすべきじゃなかったんじゃないかな。
正直、残念な出来。
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使える文字に制限がある『リポグラム』を用いて執筆された短編集。
最初のうちは面白いが、最後の方になると流石に無理が出て来るようで、造語がやたらと増えるのと、流石に飽きて来るのが難点かw
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3つの話が、規制を受けて4パターンづつ書かれている作品。友達を殺した妹を殺し、母によって殺されるループなお話。借金まみれから脱出するために札束崩し挑戦する話。全て倫理ポイントで監視されている世界で畳一畳の自由を手に入れる話。
ひとつひとつの話は相変わらず面白いのですが、同じ話を5回読むのは正直しんどかった。
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ルールが段々厳しくなっていく中で、
人ってこんなに文章書けるもんなのか…と唖然とした。。。
文字に制限がある分、不自然な文もたくさんあるけど、
改めて西尾維新の日本語力の高さに脱帽。
ただ、試みとしては面白いけど、
基本は同じ話の繰り返しなので、やっぱり飽きる。
1日2話が限度かなぁ。。。
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試み自体も、それぞれの短編も非常に面白いとは思うのだけど、さすがに5回ずつ読むのはキツかったってのはある。
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妹は人殺し!&ギャンブル「札束崩し」&倫理社会。
普通に書いた三編を、さらにそれぞれ四通り、五十音の中から「禁止ワード」を設定して書き直す!…なんかちょっと幽遊白書を思い出すなあ。
感想としては、すごいなあ、と思いました。
ただ、面白いか、と言われると…それぞれ三編はまあまあ面白かったけど、さすがに五回ずつ読むのはしんどいものが…。展開がちょっとずつ変わる!とかだと良かったかも。
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こうさんを使わない漫画なんて大したことなかったのね。流石にくどすぎるけど、口調や言葉のチョイスでキャラクタが変容するのは面白かった。レベル3は無理がある。
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”りぽぐら!”西尾維新著 講談社ノベルス(2014/01/08発売)
・・・実験小説。
三話×五編の構成。
一話目。
1.最初に短編小説を制限なく執筆。
2.五十音46字から任意の6字を選択。
3.残った40字を、くじ引きで10字ずつ、4グループに分ける。
4.その10字を使用しないで1.の短編小説をグループ毎4パターン執筆する。
5.濁音、半濁音、拗音、促音は、基本の音と同じ扱い。音引きはその際の母音とする。
6.2.の6字は、どのパターンでも使用可。
二話目は2.の6字をくじ引きで選び、三話目はくじで選んだ6字をどのパターンでも使用不可というルールでした。
(ちなみにあとがきは23字制限が二つと制限なしの三本でした。(各一ページ))
制限付きの中にはちょっとどうかという言い回しもありましたが、表現の違いが楽しめました。
が、主な話自体は変わらないので同じ話を五回読む形になるのがなんともなぁ、っと(笑)
・・・各話のざくっとしたあらすじ。扉絵はそれぞれ違うイラストレーター&漫画家でした。順に記載。
一話目・・・どうやら妹が人を殺したらしい。
扉絵・・・伊藤淳治、ミノ☆タロー、PEACH-PIT、pomodorosa、たえ
二話目・・・借金にまみれた男が挑むことになったのは”札束崩し”というゲームだった。
扉絵・・・重野なおき、真島ヒロ、雲田はるこ、松本一佐、丹地陽子
三話目・・・管理社会の抜け穴に存在する者を見つけた主人公。
扉絵・・・久米田康治、中村明日美子、吉田ヨシヅキ、田中相、倉花千夏
・・・めだかボックスの18巻に”一度使った文字は使えないしりとり”が出てきましたが、発表は本作と近い時期。どちらのアイデアが先に浮かんだのかなぁーっと。
あと、本作は雑誌”メフィスト”に掲載されてましたが、本作の前に連載されていた作品は忘れ去られてるようです。(笑)
(最新号ではまったく別の作品が新連載になってました。)
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妹のやつはがんばって5本全部読んだけど…
やってることはすごいけど、読むのはしんどい
3つずつくらいでよかったのではないかしら
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最初に短編小説を書く→五十音から任意の6文字を選択→残った40字を10字づつの4グループにわける→この10字を使用禁止とし、最初に書いた短編小説を再構築(禁止用語は4グループあるので4種類) そんなルールの本です。リポグラムというらしいですよ。特定の語または文字を使用禁止にして書いた作品を。
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【妹は人殺し!】
妹が人を殺した事を知った「僕」がしたのは、警察に通報、ではなく……。
【ギャンブル『札束崩し』】
莫大な借金を抱えた「僕」は、返済するためにあるギャンブルをすることになる。そのギャンブルに仕掛けられた罠とは……。
【倫理社会】
自由と引換に平和が約束された近未来で暮らす「ぼく」。ある日、ビルの谷間で寝転んでいる男を見つけて声をかけると、男は信じられない言葉を口にして……。
特定の文字の使用を禁じられた状態で、物語はどのように綴られるのか。
西尾維新が「リポグラム」に挑戦した実験小説。
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「りぽぐら」⇒「リポグラム」とは、特定の語または特定の文字を使わないという制約のもとに、創作または改作する、という手法のこと。作品ごとにルールの一部を変更しているが、共通しているルールは以下の通り。
①まず、制限なしに短編を執筆する。
②五十音46字から、くじ引きで10字を選択する。
③その10字を使用しないで、①の短編を書き直す!
文字を制限されることで、表現が非常に回りくどいものになったり、台詞が前時代的になったり、男が女になったりするが、それでも物語は完成する。過去から現在に至るまでに数多くの語彙が生み出されているから、組み合わせ次第で表現はいくらでも変えられるのだ。例えば、
「テストの答案」>「三十点のテスト」>「赤点の答案」>「試験の悲しい結果」>「答案用紙」
この作品はぜひ創作系や文藝系の活動団体に入っている人や学生に読んでほしい。で、実際にゲームとして「リポグラム」を用いてみてはいかがだろうか。単語でなくても、外来語を禁じるとか。
逆に、西尾維新のファンであっても、言葉遊びに興味がない人、物語重視の人には、この作品はオススメできない。
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文書書く人間には「なるほど」と、参考になるかはさておき感心し得る本。私は面白かったけど、万人受けはしなさそうに思う。
「愚妹、妹を殺しし話」が好き。そのセリフそう変えてくるか! って思わず笑った。
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特定の文字を使わないでこれだけ文章を書けるのは凄いですね。
ただ同じ話を何回も読むのは結構飽きる(苦笑
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出来上がったミステリ短編を一定のルール(使用する文字制限)で縛り、4つの物語を作る実験的な小説。
面白い試みではあるが、ストーリーは同じなので飽きる。3つの短編そのものは面白いが、縛り小説は2つ位の方が良かった。