投稿元:
レビューを見る
『小説のストラテジー』に続く小説論の第2弾。『ストラテジー』と同じく、明治大学で行われた講義を元にしている。
『ストラテジー』では小説作品の作例を元に話が進んだが、今回は映画、絵画の作例が多く取り上げられ、小説の作例は少ない。何故、このようなアプローチになったかという理由は終章で述べられている。
『ストラテジー』はけっこう分厚かった記憶があるのだが、『タクティクス』は随分と薄くなったのが残念。特に数少ない小説の作例として取り上げられた伊藤計劃とジョナサン・リテルについてはもう少し読みたかった……。
投稿元:
レビューを見る
佐藤亜紀「小説のタクティクス」読んだ http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480823755/ … おもしろかった。小説だけでなく表現の、とも言えるほどに前半は映画と絵画が例に挙がる。映画における格闘の表現変遷と、ナボコフ「ベンドシニスター」の解説がおもしろい、そんな風に読んでいなかった(つづく
小説という体裁でなくてはならない物が最近本当に少なくて(つまりマンガやドラマや映画でもいいじゃん的な)今度こそ、と思うけど大抵賭けに負ける。ある作家が、映画に負けないものをと明言していたのには脱力した。全然判ってないよ、そういう人は映画のノベライズをやってたらいいんだよ(おわり
投稿元:
レビューを見る
スイングしなけりゃ...で佐藤さんのことを知り手にしてみた。このような思考で小説をとらえているのかと感心然り。