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青い衝動〈義母と美母と担任の先生〉(フランス書院文庫)

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紙の本

義母&実母を淫靡にこってり堕とす

2014/11/14 22:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

これまでの但馬作品と比べて何かが大きく変わるとことはなく、ファンなら安心できる普段通りの淫靡な相姦凌辱劇と言えよう。主に義母との前半、実母との後半という構成でありながら冒頭は実母との面会から始まるなど、主人公を囲むドラマも相応に入り組ませているのは作者ならではといったところか。元より実母への想いを残しているために義母との距離を測りかねていながら、だからこそ憧憬のような想いを義母には向けている主人公なのである。

そんな主人公が義母の無防備な寝姿を目にして豹変する。

父と再婚してからの3年間で溜まった想いが暴発する。ここからの主人公は独り善がりな凌辱者である。実母と義母の狭間で翻弄されていたと主張し、実際に報われなかった部分もあって不憫に感じることもないではないのだが、それも元は主人公の勝手な願望と言うこともできる。性への暴走が客観的な合理性を失わせ、独善的な思考に支配されていく凌辱的主人公のキャラは確立されている。

入院中の父(夫)を見舞いに行った病院のトイレや思い出の公園といった、室内だけに留まらないシチュエーションの良さで責めに責め立てられ、拒絶と抵抗を繰り返しながらもその圧倒的な存在感を知らされては次第に屈してしまう義母や実母の官能シーンは本作のメインだけに頁も割いてしっかり描かれている。凌辱へのアプローチやそれぞれの反応が似通っているようにも写るが、新たな一歩を踏み出していた実母へは、離婚した女性として1つの真っ当な道を歩んでいたリアリティが却って主人公の独占欲に火を点ける契機となるような展開の上手さも感じた。

ただ、それだけに第3のヒロインたる担任教師の扱いがアンバランスで勿体ない。

全7章立ての第七章でようやく登場したものの訳も分からぬまま巻き込まれるように速攻陥落した直後にエピローグではいかにも取って付けた印象の蛇足感が拭えず、ここまでして登場させる必要があったのか?との疑問すら沸いた。

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