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大久保嘉人選手の半生をつづった本。
特に昨年亡くなった父親との関係を中心に書かれている。
以前は大久保選手の事を素晴らしい能力の選手だが反面気性が荒くカードを貰う事が多いので、チームにとってプラスとなるかマイナスとなるかが読めないと言うイメージがあった。
しかし、ワールドカップ後に松井選手と一緒にTV出演をした際に凄くニコニコしていて印象が変わった。
そして13年からフロンターレに移籍して得点王を取った過程をイチフロンターレファンとして見ているなかで以前の印象はだいぶ薄れたと思う。
この本に書いている父親の姿は、仕事で仲間と喧嘩をして仕事を辞めてしまうため、大久保家の家計が苦しく、実家からお米や野菜をもらったりして生活した事や、アルコール中毒、DV、包丁を振り回し精神病棟に入院するなど、悪い面も書かれている。
この本で大久保選手はそういう面ではなく、息子を思う優しい一面や小さいころにバッティングセンターに連れて行った話、中学から親元を離れるかどうか悩んだ際にその背中を押してくれた話、プロになっても天狗になるなと戒め息子を諭す姿などだけ書くこともできたはずだ。当然あえてそういう一面を書く事に躊躇や葛藤もあったと思う。
しかしあえてそれを含めた父親の姿を書く決断をしたことに感心すると共に大久保選手はすべてを受け入れて父親として認めている強い関係を感じだ。
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涙なしには読めません。強くて人間味のある『嘉人』になった理由がわかりました。
前日になってしまったけど、ブラジルW杯のメンバー発表の前に読めて良かった。よりいっそう大好きになりました。
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少し前に読み終えていたけれど、あえてこのタイミングで。
川崎フロンターレのFW大久保嘉人が、父と二人三脚でたどってきたサッカー人生を振り返る。
激しい言葉でぶつかり合うこともあるけれど、この父子は本当に強い絆で結ばれている。父の厳しい言葉を息子は感謝に替え、父亡きあともその言葉たちをずっとプレーの原動力にし続けている。
6月のFIFAワールドカップ、ブラジルの空から、遺書にしたためた言葉を父は何度も繰り返すだろう。「ガンバレ 大久保嘉人」と。「日本代表になれ 空の上から見とうぞ」の最期の言葉を胸に秘め、ぎりぎりの努力を続け、ついに最後の最後でそれを実現させてみせた息子に向かって。
この本は、僕の息子がお小遣いで購入したものを借りて読ませてもらった。
大久保父子とはお互いの性格も育て方も違うけれど、自分の投げかけているいろいろな言葉を、息子が1つでも心に留めていてくれたらうれしい。
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サッカーばかりしていた割りに、文章や字(一部手書きの部分有り)は下手ではない。選手自著にしては読みやすいものだった。
W杯メンバーにも選ばれ、今後の活躍に期待できるような情熱が感じられる。
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大久保嘉人の父親への愛が溢れ出ている本。
父親との思い出語りで綴る彼の半生。
改めてヨシトが好きになった。
フロンターレに移籍が決まった時点で、再び全力で彼を応援出来る日が来るとは思ってなかっただけに、ブラジルW杯のメンバーに選ばれてホンマ嬉しく思う。
♪オオクボ ヨシト 俺たちの誇りさ
ヨシト 俺たちと行こうぜ
ヨシト 共に戦い抜こう♪
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お父さんとの関係性や
サッカー人生をまとめた一冊。
選手としてだけでなく父を亡くすことについて
とても考えさせられる。
強気なイメージのある大久保が
弱さもさらけ出していてとても魅力的、躍動的だ。
14年ワールドカップメンバー発表直前にもかかわらず
そのピッチに立つ事にここまで宣言というか
誓いをたてる勇気にも感服。
間もなくワールドカップを迎えるに向けて知っておきたい物語。
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大久保の家族との話。こんなに葛藤してたんやなと思う。高校から見てて思い入れのある選手やし、代表に選ばれてほんとによかった。
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自分がサッカーをやっているせいか、
サッカー選手の自叙伝は、スッと入ってくる。
‥ただ、それを抜きにしても尊敬できる一冊。
『情熱を貫く』
そのタイトルの通り、貫き通した現在までと、
そこに関わる家族・仲間の力。
一見、野性味あふれるそのスタイル(風貌?)から、
愚直さや傲慢さを想像していたが、
本当の’’力’’は、人からもらうエネルギーであったり、人(父)の為へのバイタリティから生まれていた。
僕なんかが評論してはならないが、
語りたくなる、そして尊敬してやまない一冊。
暇ならドクショ♪
ほんなら~(^^)v
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俺が大好きなサッカー選手のひとり。この本を読んでもっと好きになった。やはり活躍して輝いている人は過去にたくさんの壁にぶつかり、そしてそれを乗り越えるための努力をしてきている。これからも応援します。
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不覚にも本屋の椅子で泣いてしまった。去年、代表がコパアメリカ行ってる時に、大沼トルナーレで写真撮ってもらって良かった
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ワールドカップ出場選手が決まって、大久保って久しぶりに見た!!と思い、テレビ見てたらいろいろ取り上げられててこの本を知った。
この人にとってお父さんがどんなに大きい存在なのかがよくわかって、泣けた。一緒に暮らした時間が短いからこそ関係がうまくいくということもあると思うけど、本当に大好きなお父さんだったんだなーということが伝わってきた。
・・・ただ、基本的にサッカーに全然興味ないから、移籍どうのこうのとか戦術どうこうとかはざっくり読んだ(笑)
そして、こんなに親との結びつきが強い旦那だと大変なこともあるやろうな~と思った。私にはムリだわー。
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年代が近いこともあって高校サッカーの頃から何となく知っていた大久保。神戸に移り住み、ヴィッセルの試合を見に行くようになってからより興味を持つようになった。
日本代表までに上り詰める選手の努力とその背後にある苦労。自分のがんばってなさに改めて反省をさせられてしまう内容。良書。
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初っ端から涙目
プロとしての一面を垣間見れて、ヤンチャなイメージが変わった。素晴らしく立派なJリーガーだわ。
北京五輪のオーバーエイジで声かけられてたがヴィッセルの拒否により出られなかったこと、W杯後のオーバートレーニング症候群などこれまで表に出てなかった部分を知り驚いた。
最後に載っていたお父さんに宛てた直筆の手紙を見る限りは大久保にこの文章力はないと感じるが、とても読みやすく綺麗にまとまっています。