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ファッション業界を描いた テレビドラマのような内容。一流のデザイナーを目指す夏帆。お笑い芸人の恋人、お金持ちのパトロン、セレブリティな仲間……最後、どうなるんだろうと思っていたら…なんか、消化不良(+_+)
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女性誌「MORE」に2011年から2013年に連載。
弱小ブランドで働く駆け出しのファッションデザイナーの夏帆、恋も仕事もどこか中途半端だった彼女の恋と仕事の話。
ちょっと可愛くて、ちょっと才能がある女の子、ファッション業界、モデル、お笑い芸人、今も尚バブリーな男たち。
林真理子さん、この手の話は上手いなあ。ちょっとしたエビソードの入れ方とか本当に上手いと思う。
特にバブリーな男との話は秀逸。
雑誌の連載だからか無駄に長く、まとまりのない感もあり。
ラストの唐突さ、安易さで面白さが半減してしまった。
(図書館)
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好き嫌いはあると思うけれども、個人的には最近読んだ中でもかなり好きな部類の小説!フィクションだからこその順調すぎる展開とか、多くの方が指摘しているようにラストは釈然としないところもあるものの、それを差し引いてもとても楽しめました。
特に印象的だったのは、初めてパリコレを生で見た主人公が、「こんなに美しい世界、こんなに美しい服があるなんて、今まで想像したこともなかった…」と、新しい世界を知って茫然とする場面。そしてその時、彼女は「胸の奥に激しい痛み」を感じたのだが、それは「久しく訪れなかった嫉妬」だった。
人は、口惜しいと思うときに成長する。
本書の中に込められたこのメッセージの通り、その後の主人公の決意、行動、努力、、、素晴らしいです。
「自分を試すことはいけないことだろうか。自分がどこまで背伸びできるか確かめてみたい」、そんな思いのもと、自分のやりたいことやなりたいものにただひたむきに進んでいく。時に手段や目的を選ばす、周囲の人との衝突もあったりするが、それでも「仕事の成功」「一流になること」を目指して自分の道を突き進む主人公の姿がとても清々しい。
この小説は雑誌『MORE』で連載されていたそうですが、雑誌を読んでいる25歳前後の、仕事も恋愛も欲張って頑張りたい!という女性にぴったりで、「私ももっと頑張れるかも…?」と背中を押してくれるような内容でした。
(余談)
様々なメディアで、『野心のすすめ』の小説版と紹介されていたので、読了後すぐに『野心の~』を読みたくなり手にとりました。『野心の~』は『フェイバリット・ワン』のメッセージと重なる部分も多く、2冊1セットで読むと著者の伝えたいことがより一層理解できた気がしました。
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林真理子は、こうやって自慢話以外の話を書いてるのが一番だなぁ。・・・と感心しながら読んでたんですが、谷底に落とされた気分です。こんな裏切られ方は今までありませんでした・・・
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結婚を承諾して、静岡に引っ越す約束をしたのに(お笑い芸人の彼と)やっぱりキラキラした東京の華やかなクリエイターたちに囲まれた生活を捨てきれず、ドタキャン(しかも電話で)するのはルール違反だ思う。
ビンタされて、もうこの人とはやっていけないと思ったのに、カメラマンの意中の中谷さんと歩いてるところを、ナイフを持って待ち伏せしていたお笑い芸人の彼に、刺されて、(彼女をかばった中谷氏が刺された)
自分の為に罪を犯した人を救わなければと、思う気持ちに矛盾を感じる。
唐突に幕が下ろされた感じ。
ストーカーまがいのことをされて、殺人未遂?までした彼ともう一度やりなおせるのだろうか。
夏帆に振り回されて、こんな前科まで付いた智行が気の毒に思えたよ。
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主人公は、どこにでもいる普通の女の子。
お洒落が好きで、素直で、恋愛を楽しむ彼女は、まさに本書が連載されていた雑誌MOREの読者層そのものではないでしょうか。
小説版「野心のすすめ」とも言われている本書は、そんな彼女が「特別」を目指してひたむきに駆け抜ける物語でした。
では「特別」とは何か、というと、辞書によると「他との間にはっきりした区別のあること」となりますが、唯一無二である、代わりのきかない、そんなキラキラしたものを特別と呼ぶんじゃないでしょうか。
無難なところで収まるのではなく、どこまでもそのキラキラを手に入れようと駆け抜ける主人公は眩しく、まさに野心とはこういうものなんだと感じさせられました。
それぞれの登場人物のキラリと光る台詞も印象的でした。カメラマン中谷さんは中でも素敵。
「キラキラした人の下にはさ、何十倍もの満たされなくって、自分の夢とは別の道を歩いていった人がいるんだよ。僕はさ、そういう人をたくさん見てきたからさ。ちゃんとそっちに向ける視線も持っていようと思うよ」
なんて、言えるキラキラした人。
人が「特別」に惹かれるのは、本能かもしれない。
がむしゃらに頑張るのも、コツコツと積み上げていくのもいいけれど、「大人のルール」は守らないとね。
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いつもの林さんらしさが出ていないような。主人公が23歳と若いから?最後の展開もなんだかなーって感じ。少々ガッカリ。
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素直で野心家で熱意があって前向きで
奔放で考えなしの小悪魔。
今回も林さんがなりたかったのであろうオンナノコの恋と仕事。
フワフワきらびやかに、でもザラツいた感じ
彼女の描く女性像はどーも好きになれないのに
つい手に取ってしまうんだよね。
【図書館・初読・5/12読了】
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女心というか、女の子の憧れみたいなイメージが強いかもしれない。
おしゃれは楽しいという根本はとてもうなずけて楽しめました。
恋愛面でもドライな感じも入り混じっていたけれど、ラストはちょっぴり驚きもあり。
できたら、浜松で暮らしてほしかったかな。
でも、面白く林真理子世界にはまれました。
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洋服を作っていくところは夢が叶うようで良かったのだけど、夏帆を始めとして、あまりの皆さんの自分勝手さに読後感は最悪。
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林真理子さんの本は初めて読んだ。この作品は、ジャケ買い。あまり本を読まない友達も林真理子は読むといっていたので、少し期待していた。
この作品は、主人公が洋服のデザイナー。出てくる友人は美女のスタイリストとゲイのデザイナー。お笑いに入れあげ、彼氏とその元カノの間の子供を育てたり、パトロンをつけたり。
パトロンのくだりはうらやましい限りだったが、この人が書く女はあまり好きではない。すぐにでも売ってしまいたいほどの作品だが、装丁がいいだけに売れない。しかし、飾りとしておいとくのも恥ずかしい作品。林さんの本はもう読まないかな。
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洋服が大好きだった主人公が、デザイナーになって。流行りを追いかけるファストファッションのデザイナーで満足してたはずなのに、チャンスと出会いが少しずつ自分を変えていく。恋人は売れない芸人。恋人との幸せもある。いろいろあって子どもに触れる喜びも知る。ファッションできらめく人たちと出会いその世界にも憧れる。でも、自分が本当に求めているものがよくわからない。がむしゃらに何かを求める主人公が見ていて痛々しくなってくる。そういう小説。
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普通の女の子だった夏帆が、ファッションの世界でチャンスをものにしてデザイナーとして押し上げられ、パトロンを持ち華やかな世界に足を踏み込む。お笑い芸人の夢をあきらめ転職する彼と静岡に引っ越す約束をしたのだが……。
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自分とは全く別世界の話だったので面白かった。最先端できらきら輝いてる人たちが羨ましいと、少しだけ思った。
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主人公がキラキラした世界に飛び込んで行って、ありきたりだなとは感じながらもこっちまでワクワクする。
時々語られる女心は、きっと同性からは嫌われるだろうなと思いながらもたくさん共感した。
…それだけに、ラストの読後感の悪さがもったいない。。