ホントはコワイ更年期障害３５の対策 若くても安心できない みんなのレビュー

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投稿者：蜜香　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

私は30代の時に、ホルモンバランスが乱れ「プレ更年期」に直面したことがある。現在は、40代になり、たびたびの頭痛や動悸が多くなり、改めて自分は“更年期世代”なのだなあ、と痛感。女性ホルモンの減少で、さまざまな身体の不調が起こることに対して、正しいケアや対処法をしっかり学ぶ必要性を感じ、つらい症状を緩和すべく本書を手に取った。

　本書は、【第1章　こんな症状、実は更年期が原因だった？】、【第2章　更年期にあらわれる身体の不調】、【第3章　更年期を過ぎたら気をつけたい病気】、【第4章　更年期に気になる美容面の変化】、【第5章　更年期に気になるメンタルの変化】、【第6章　更年期と上手につきあっていく～メンテナンス編～】、【第7章　更年期と上手につきあっていく～メンタルヘルス編～】、【第8章　更年期と上手につきあい始めた結果は……？】、【第9章　病気としての更年期障害】と、更年期に起こりやすい症状とその原因を説明し、自分でできるケアやメンテナンス、更年期を前向きに乗り切るための心がまえを紹介。「更年期障害」が起こるメカニズムを、わかりやすく解説しているから、更年期の症状や原因を知り、対処法を実践することが症状を和らげることに繋がるなど役立つ情報が満載である。
　「更年期」は、老化現象の1つとして、女性なら誰にでも訪れるもので、女性ホルモン、卵巣、子宮などの機能は段々と衰えていく…。本書に、月経時の痛みの程度が人それぞれ違うように、更年期の症状も起こり方や程度には個人差があるという。生活に支障が出るなど症状が重かったりツラかったりする場合には、「更年期障害」として治療の対象になるようだ。だからこそ、早期発見・早期治療がベストであり、おかしいなと感じたら、早めに受診したい。だが、どの程度の症状で受診すべきか悩むところだ。私の場合、特に頭痛が心配なのだが、【第2章】の《身体の不調06　たびたびの頭痛に悩まさていない？》をチェックしてみると、心身の不安定が原因にありそうだ。頭痛の場合、病気として考えられる場合の病名をみると、「脳梗塞や脳腫瘍」などがあり、＜コワイ…>と感じたが、更年期に多いのは、「片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛」だという。対策として、《頭痛を起こす要因を避ける》、《身体のコリをほぐしてリフレッシュ》、《休みの日でも睡眠リズムを保つ》、《気分転換で心と身体の換気をする》、《身体を締めつける服装はNG》と頭痛になる原因と、対処法を知ることができたのは、予防していくうえで頭痛対策の準備ができたのは大きな安心になった。

　私は、しわ、しみ、白髪など外見の“老化現象”に対抗するべく、アンチエイジングに力を入れてきたが、これからは、「ウェルエイジング」（上手に年を取っていくという意味）を目指していきたい。更年期障害も他の病気と同じく、大きな病気に発展し重くなる前に、本書の《35の対策》をガイドに、メンテンス、ケアを実践し、《年齢をありのままに受け入れる》ことを恐れずに、ポジティブに更年期を乗り越えていきたい。